2016年12月20日火曜日

フジテレビの男性記者、山口組系暴力団関係者に車の購入に必要な名義を貸すなどの利益供与をした疑い

フジテレビ記者、暴力団関係者に利益供与か

2016年12月19日



フジテレビの男性記者が暴力団関係者に対し、車の購入の際に名義を貸すなど利益供与をした疑いがあることが関係者への取材でわかりました。関係者によりますと、フジテレビの30代の男性記者が山口組系暴力団関係者に車の購入に必要な名義を貸すなどの利益供与をした疑いが持たれています。

男性記者は数年前まで警視庁の記者クラブで暴力団に絡む事件などを担当していて、暴力団関係者と取材を通じて知り合ったということです。警視庁はこれらの情報を把握していて、詳しい事実関係を調べています。

この件について、フジテレビは19日、コメントを発表。男性記者が取材対象者から過剰な接待を受け、名義貸しをしたと認めた上で、「不適切であり、犯罪に該当する可能性もある」として謝罪しました。一方で、「取材対象者が反社会的勢力などに属する人物かは確認できていない」として、引き続き調査するとしています。

参照元 : TBSニュース












フジテレビ記者 暴力団関係者に利益供与 接待見返りで

2016年12月19日 17時45分

フジテレビの30代の記者が、過剰な接待を受けた見返りに、知り合いの暴力団関係者からの依頼に応じて、高級車の購入について名義を貸すなど利益供与していたことが、関係者への取材でわかりました。警視庁もこうした情報を把握していて、事実関係を調べることにしています。

暴力団関係者に利益供与していたのは、フジテレビの社会部に所属する30代の男性記者です。

関係者によりますと、この記者は、知り合いの山口組系の暴力団関係者から高級車の購入について名義貸しを依頼され、それに応じたということで、購入された車は、別の山口組系の暴力団員が使用していたと見られるということです。

この記者は、数年前まで警視庁の記者クラブで暴力団が絡む事件などの取材を担当していて、今回の暴力団関係者とも取材を通じて、おととしの春ごろに知り合ったということです。

一方、フジテレビは19日夜、「記者が不適切な取材活動をしていた」と公表し、それによりますと、記者は取材対象者からおととしの春ごろからおよそ1年間にわたって、都内の高級飲食店などで20回以上過剰な接待を受けていたということです。

すでにこの記者を記者職から外し、警視庁にも報告したということです。

フジテレビは、この取材対象者について「反社会的勢力に属する人物かどうかは確認できていない」としていますが、警視庁も事実関係を調べることにしています。

フジテレビは「取材者たる記者と取材対象者との関係として不適切なものであったと言わざるをえません。記者の不適切な行動について、視聴者の皆様に心よりおわび申し上げます」とコメントしています。

暴力団排除の動きの中 疑惑が浮上

企業や市民も暴力団関係者との関わりを絶つことで、社会全体で暴力団を排除しようという動きが近年、強まっているなかで報道関係者に暴力団への利益の提供の疑いが浮上しました。

暴力団の資金源を絶ち、弱体化を進めようと、暴力団関係者との密接な関わりを禁じた「暴力団排除条例」は、5年前までにすべての都道府県で施行されました。

こうした条例では、企業や市民に対して、暴力団関連の業者に仕事を発注することや、暴力団事務所の賃貸に名義貸しをすることなど、相手が暴力団関係者と知りながら利益を提供したり、活動を助長したりする行為が禁じられています。

東京都の条例の場合、違反すると、都の公安委員会が勧告を行い、従わない場合には実名が公表されたり、悪質な違反に対しては懲役や罰金といった罰則が科せられたりするケースもあります。暴力団を排除しようという機運が社会全体で高まるなか、警察も組織をあげて取締まりを強化してきました。

参照元 : NHKニュース







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