2018年12月30日日曜日

イタリア当局の捜査に密告者として協力した元マフィアの兄弟が射殺される

マフィア密告者の兄弟、クリスマスに射殺される イタリア

2018/12/27(木) 18:26配信



【AFP=時事】イタリア東海岸の港町ペーザロ(Pesaro)で25日、当局の捜査に密告者として協力した元マフィアの男性の兄弟が、2人組の男に射殺される事件があった。マフィアの報復とみられ、警察の承認保護能力が問われる騒ぎとなっている。

マルチェロ・ブルツェーゼ(Marcello Bruzzese)さん(51)はクリスマス当日、ペーザロの閑静な歴史地区にある自宅付近で覆面の男2人に銃で何発も撃たれ、死亡した。男たちはマルチェロさんを待ち伏せ、車から降りる前に襲撃し、徒歩で逃走したという。

警察や司法情報筋によると、マルチェロさんの兄弟ジローラモ・ブルツェーゼ(Girolamo Bruzzese)氏は、南部カラブリア(Calabria)州を拠点とするマフィア「ヌドランゲタ(Ndrangheta)」の元メンバーで、過去に当局の捜査に協力していた。そのためマルチェロさんは国の証人保護プログラムの下で生活しており、3年前からは政府が手配したペーザロの自宅で妻と子ども2人と暮らしていた。

日刊紙イル・ファット・クオティディアーノ(Il Fatto Quotidiano)によれば、「モッモ(Mommo)」の愛称で知られたジローラモ氏は2003年、親交のあったカラブリア州のマフィアのボス、テオドロ・クレア(Teodoro Crea)氏を銃で撃った後、警察に自首。伊当局にマフィアの情報や地元の政治家・実業家との癒着を証言し、摘発に協力した。クレア氏は負傷したもののの、その後回復している。

ブルツェーゼ兄弟の父親もマフィア幹部で、クレア氏の右腕だったが、待ち伏せに遭って殺害された。この事件ではマルチェロさんの義理の兄弟も死亡したほか、まだ若かったマルチェロさん自身も重傷を負った。

クリスマスの悲劇を受け、イタリアでは極右政党「同盟(The League)」を率いるマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)内相を非難する声が上がっている。反マフィアの元判事として名高いピエトロ・グラッソ(Pietro Grasso)上院議員は、事件が起きた当時サルビーニ内相が食事の写真をソーシャルメディアに投稿していた点に触れ、「国は証人保護プログラムに分配する資源を削減する一方だ」と批判した。

サルビーニ内相は今年、マフィアの実態を描いたべストセラー『死都ゴモラ(Gomorra)』の著者で反マフィアのイタリア人作家、ロベルト・サヴィアーノ(Roberto Saviano)氏に対し2006年の同作出版以来続けてきた武装警官による保護を解除すると脅し、物議を醸している。【翻訳編集】 AFPBB News

参照元 : AFPBB News



大阪の半グレ集団、逮捕されなかったメンバーたちはミナミかた北に拠点を移し活動

【特集】拠点を移しミナミからキタに!?半グレ集団の残党が活動か

2018/12/28(金) 14:30配信

暴力団に属さない新興の組織犯罪集団「半グレ」。大阪府警は12月、大阪・ミナミを拠点とする最大規模の半グレ集団のメンバー49人を逮捕しました。しかし、逮捕されなかったメンバーたちは今も活動を続けているようです。



「アビスグループ」メンバー49人逮捕
今年8月、大阪府警はミナミの繁華街に約200人の捜査員を投入。大阪で最大規模の半グレ集団「アビスグループ」の壊滅に向けた捜索に乗り出した。このあと、アビスグループのメンバー・岩尾奏良被告(20)やリーダーの当時19歳の男、ナンバー2の野口直人被告(20)らが傷害や暴行などの罪で逮捕・起訴された。アビスグループは約3年前に暴走族出身のリーダーが結成し男女100人以上ものメンバーを擁していたが、これまでにあわせて49人が逮捕された。

警察が取り締まりを強化している「半グレ」は、一般人と暴力団員の中間的な存在で「グレーゾーン」や「グレる」といった言葉から派生したものだとされる。



「(半グレの)一番の特色は暴力団に籍を置かないということ。暴力団対策法も暴力団排除条例も適用されない、法的な扱いとしては一般人と何ら変わらない」(ノンフィクション作家 溝口敦氏)

アビスグループはミナミなどで17のガールズバーを経営し、毎月5000万円以上を売り上げていたという。そして、高額の代金を請求し支払いを拒んだ客を暴行して重傷を負わせるなどの事件を度々起こした。「ぼったくりに遭った」という警察への相談は、今年10月までの1年間で約150件に上っている。

ミナミの街に変化は?
最盛期には10万人を超えていた暴力団組員も、今や約3万4500人と減少の一途をたどっている。暴力団対策法や暴力団排除条例という包囲網により、資金源の確保が難しくなったからだ。暴力団の衰退とともに勢力を拡大してきた半グレ。アビスグループは11月に警察に解散届を提出したが、ミナミの街に変化はあったのだろうか?道頓堀で話を聞いてみると…

「安心しますよね。変なお店で飲まなくてすめば、僕らも安心して飲めるので」(会社員の男性2人)

Q.夏ごろの戎橋の様子は?
「あー多かったですよね、客引き。今いないんかな?ほんまやな!」

Q.アビスグループが摘発されて変わった?
「変わりましたね、とりあえずは穏やかになったというか。脅迫みたいな…しばくぞ、殴るぞ、殺すぞと最初のころは言われてましたけど。警察が頑張って動いてくれたので、本当にほっとはしています」(警備員の男性) 「よくお客さんは言っていた、やっぱりミナミでは飲みたくない、ガールズバーとかそんなんは。あれ(アビス)がいなくなってキャッチ(客引き)も少なくなってきたのかなとは思うので、飲食店からしたらまだやりやすい環境になったのかな」(飲食店の店長)



梅田周辺でアビス系の残党が客引き!?
しかし警察によると、今回の摘発を受け、アビスグループの残党が新たな動きを見せているという。逮捕を逃れたメンバーたちが拠点をミナミからキタに移して活動を再開しているというのだ。キタの繁華街に詳しい男性も、彼らが梅田周辺でガールズバーの営業を始めていると話す。

「出没しだしたのが10月頭ぐらい。ミナミからこちら(キタ)に流れてきたという話は、ミナミの知り合いからも聞いています。最初(飲み放題)1時間3000円ぐらいで入って、よく聞くのが(支払いが)10万円まで。多いお客さんで20~30万円」(キタの繁華街に詳しい男性)

キタでも「ぼったくり」を繰り返しているという。彼らがよく客引きをしているという場所へ男性と一緒に行ってみると、そこでは…

「(路上にいる女性は)これ完全にキャッチですね」(キタの繁華街に詳しい男性)

Q.いわゆるアビス系の残党?
「はい、間違いないです」

男性によると、客引きをする女性はアビスグループの元メンバーだという。

「(女性が)今から声をかけにいきますよ、頻繁に声をかけますからね。数打てば当たるの世界で」(キタの繁華街に詳しい男性)



そして、午後11時を回ると…

「アビス系ですね、(路上に)結構いますね。5人ぐらいいますね、全部同じグループです」(キタの繁華街に詳しい男性)

すると、女性が2人組の男性に話しかけた。しばらく様子を見ていると…

(記者)「あっ、(女性と男性が)じゃんけんをしています」
(男性)「始まりましたね」
(記者)「女の子が勝ちました」
(男性)「こうやって負けて腕組まれたら終わりですわ、引っ張られるだけですわ」

そして、女性は男性客の眼鏡をはずし、自分の頭にのせた。

「こうやってどんどん相手の話術にはまって、このまま店に行きましょうってなってくる」

結局、男性は女性とともにガールズバーへと向かった。

「古いのが消え新しいのが出る」元半グレ幹部が語る
さらに取材を進めると、ミナミでアビスグループと対立していた半グレ集団「O7(アウトセブン)」の元幹部に話を聞くことができた。このグループも準暴力団の指定を受けたため、12月になって解散届を提出している。

Q.なぜ、半グレは暴力団に属さずに活動する?
「ヤクザをやっぱりやりたくはないですよね。今のご時世しんどいからちゃいます?暴対法厳しいし。逆に暴対法なかったらみんなヤクザやってると思うしね。お金儲けできないからでしょ、すぐ懲役いくし。そういうご時世でヤクザやりたくないって思う人間が多いんじゃないですか、今の不良でも」(半グレ集団「O7」元幹部)

では、暴力団との接点についてはどうなのだろうか?

「(暴力団との)付き合いはみんなあると思う。盛り代(みかじめ料)とか払ってませんって言っているけど、大半払っていると思う。切っても切れないっていうのが今の現状なので、暴力団も生き残っているわけだし、付き合いはあるのはあります」(半グレ集団「O7」元幹部)

アビスとO7(アウトセブン)という2つの大きなグループが解散届を出したことでミナミの街は変わるか?と聞いてみると…

「“いたちごっこ”ちゃいます?古いのが消えていって新しいのが出てくる。ヤクザやりたくなくて、でも不良したいってミナミ出てきて、それがたまたま半グレになって。僕らがフィールドアウト(退場)したところで、『あ、消えた!次は俺らの時代や』っていってまた新しい子が出てくると思うので、当分なくならないと思う、そういう人たちって」(半グレ集団「O7」元幹部)

摘発を受けてもなお、場所や名前を変えて密かに活動を続ける「半グレ」。警察との“いたちごっこ”がしばらく続きそうだ。

参照元 : MBSニュース


暴力団の下請け化する半グレ集団 警察が敷く包囲網

2018/12/30(日) 16:00配信



半グレ集団「関東連合」は2012年に発生した六本木クラブ襲撃事件をきっかけに縮小し事実上の消滅状態となり、怒羅権(ドラゴン)など複数の集団が2013年に「準暴力団」に指定された。そして2018年12月、大阪府最大の半グレグループ「アビス」は約半数のメンバーが逮捕、送検されて壊滅状態に追い込まれている。取り締まりが厳しくなるなか、変質した半グレ集団について、ライターの森鷹久氏がレポートする。

大阪・ミナミの繁華街を拠点に活動する半グレ集団「アビス」のメンバーら男女55人が検挙された事件。アビスは大阪市内を中心に複数のガールズバーなどを経営し、客を脅して法外な飲食料金を請求する「ぼったくり」をしたり、対立する半グレ集団が経営するガールズバーに金属バッドなど武器を持って襲撃するなどしていたという。

「半グレ」とは、暴力団に所属はしていないが犯罪などを繰り返す反社会的勢力の事を指す。2000年代中盤から、全国の自治体で暴力団排除条例が施行されると、まさに「暴力団の代わり」といった存在感で、各地の繁華街、裏社会にその勢力を拡大し続けた。だが、半グレ集団の暴力的な面や、目に余る反社会的行為が重ねられるに従って社会問題として捉えられるようになり、彼らが力をつけるたびに警察が取り締まりを強めて叩く、ということが繰り返されてきた。

これまで、警察は何度も半グレ集団に対する壊滅作戦を行ってきた。しかし、ひとつを叩き潰すと、また別の形ですぐに集団がつくられる、といった繰り返しになりつつある。暴力団と警察当局の関係も同様で、長年まるでモグラ叩きのようなやり合いを展開してきたわけだが、それでも半グレは、やはり暴力団とは異なる存在であった。

しかし、今回の大阪の事件を受けて、かつて関西最大の半グレ組織「強者(つわもの)」に所属していた経験のある元メンバーの・X氏は、半グレは「暴力団そのものになった」と話す。

「俺たちが(半グレ集団)やってた頃も、組(暴力団)との付き合いがなかったわけではないです。いろんな地域から集まったやんちゃな奴らの集合体って感じで、それぞれに、兄貴分的な組の人間がいたりすることはありましたが…。アビスの連中は完全に“組の人間”じゃないですか? もはや半グレではない、完全にヤクザ」(強者元メンバー・X氏)

X氏によれば、かつて半グレ集団の「シノギ」といえば、違法ドラッグや偽ブランド品の売買であったり、今回逮捕された事案と同様に、脱法的な飲食店経営などであり、一見するとヤクザがこれまでやってきたシノギと、傍から見ればあまり変わりはなかった。しかし「内部事情」は、ヤクザや最近の半グレの事情とはかなり異なっていたという。

「元々ヤクザが嫌だ、という理由で集まったメンバーが多かった。ヤクザなんかやってても規制だらけで、オマワリにもすぐに目を付けられる。だったら、組なんかに入らず自由にやれる方がいいや、って。シノギをやるにあたって、ヤクザもんと付き合うこともありましたが、一時的な礼金の支払いはあっても定期的に支払うバックとか上納金はない。支払えと言われれば、武闘派のメンバーが必ず“話し合い”をした。これは本当に話し合いなんですよ…」(X氏)

強者は半グレ集団であると同時に、地下格闘技大会の看板も背負っていた。武闘派メンバーらは、大阪でナンバーワンの人気を誇っていた地下格闘技大会「強者」をはじめ、東京、名古屋、そして福岡などで開催される地下格闘技大会に出場し、その名をとどろかせていた。この功績こそが、相手がヤクザですら決して引かないという、強い半グレ集団の証明でもあった。さらに、当時の半グレ集団には「ファッション性」があった点も見逃せない。福岡市内の半グレ組織メンバーだったY氏が説明する。

「いろいろヤンチャしてきて、これまでならヤクザになっとったでしょうね。でも当番とか下っ端の仕事もせないかんし、いっちょん(全然)儲からん。先輩のヤクザは、上に金納めるためにドカタして生活保護もらいよったです…。ヤクザは“ダサい”ってなるでしょ。半グレは、洋服もカッコよかブランドもん着て、格闘技の試合に出れば人気も出るし、インスタらFacebookで自慢できる。雑誌に出たり、イベントのゲストに呼ばれてギャラ貰って…。まあ悪さもしますけど、表ツラはかっこよかですよ」(Y氏)

要するに、本来であればヤクザになっていたという人種が、ヤクザイメージの崩壊、そして半グレ人たちがやたらとアピールしてきた「ファッション性」の訴求が功を奏してか、半グレにあこがれを抱いたり、半グレ集団に合流していったのである。しかし、メンバーが暴行や傷害容疑で相次いで検挙されると、大阪最強とされた「強者」も解散に追い込まれた。大手紙の大阪社会部に勤務していた記者が回顧する。

「強者が解散し、他の半グレ集団も活動縮小。ある意味での“暴力団回帰”が始まるのかと噂されていましたが、結局新興の半グレ集団が跋扈しただけ。ただしこの半グレ集団、少し調べてみると以前よりも暴力団との結びつきが強く、ほとんど暴力団そのもの。かつての半グレのように、カリスマ性のあるリーダーや名うてのメンバーがいるわけでもない。仕切っているのはヤメ暴力団員、(暴対法における指定暴力団の構成員)名簿には名を連ねていないが実質的には暴力団に入っているというヤブヤクザ。今回の事件は、完全に暴力団の下請けに成り下がった半グレと、その取り巻きが起こしたという事件です」(大手紙大阪社会部元記者)

これでは、半グレを解散させたことによって、暴力団のアウトソーシング化、下請け化、はたまた派遣化が進んだだけではないか。

1992年に施行された暴対法の影響で、指定暴力団は以前のような経済活動ができなくなった。繁華街の飲食店に対して要求していた「みかじめ料」「用心棒代」請求など、かつては当たり前に暴力を行使して行ってきた活動が、法で禁じられたのだ。その後、2000年代半ばから全国各地の自治体でも同様の条例が定められていったため、一般社会と関わることすら難しくなった。その結果、直接的な収入源を断たれた暴力団は、その活動を半グレなどに委託する「アウトソーシング」を始めた。

とはいえ、半グレは様々な系統の暴力団とつかず離れずの関係を築きつつ、格闘技大会や飲食店経営などで独立性を保ってきたともいえる。しかし、半グレ集団による犯罪行為が目立ち始めると、当局の圧力を受けて解散したり、活動休止に追い込まれた。後に残った半グレ集団の残党だけでは、これまで通りの半グレ活動を続けられず、半グレ集団丸ごとがヤクザの下請けとなり、暴力団ではない「半グレ集団」として、名前だけがなんとか存続しているのだ。X氏も続ける。

「半グレ集団というよりは、完全にヤクザの下(請け)になったわけだから、上(のヤクザ)の意向に沿った行動しかできない。ヤクザ同士のもめごとがあると、末端要員として駆り出されるし、キャバクラのボーイとかスカウトみたいなシノギをやって、上納金も支払わなければならず…。今の半グレは、それでも自分は“ヤクザじゃない”と思っているようですが、考えが甘い。中には、暴力団ではないことを逆手にとりつつ、自身のバックには暴力団がいるんだと匂わせて人を脅す奴だっています。義理とか人情、仲間同士の結びつきなんかどうでもいいという、単なるお調子者の若い奴が多い印象です」(X氏)

さて、条例や法律によって厳しく活動を制限されてきた暴力団と同様に、一般人以上暴力団未満という半グレの活動をこのまま放っておくわけがない、というのが当局の本音である。前出の新聞記者は、半グレが実質的に暴力団と同等かそれ以上の存在感を持って幅を利かせている現状がある以上、現行法の解釈拡大等によって、間もなく半グレも厳しく活動を制限されるはずとみている。しかし、そこには新たな問題点もある。

「暴力団の代わりだった半グレを、当局はいよいよ本気で潰そうとしています。そうすると当然、半グレに変わる集団が現れるはずです。最近は、そこに一般人が加わってしまうという傾向がある。例えばオレオレ詐欺の受け子や薬物の運び屋などは、ヤクザや半グレより一般人にやらせた方がリスクも少なく、ネット掲示板などで“日払い”や“高給”と謳って募集をすれば、人材は簡単に調達できる。暴力団から半グレ、そして一般人へと犯罪行為にかかわる当事者が変わってくると、いざ何か犯罪行為があったときに、取り締まりしづらかったり、悪の大元がわからなくなったりする恐れもあります。半グレの規制は必要かもしれませんが、是々非々なんです。」(大手紙大阪社会部元記者)

「この世に悪の栄えたためし無し」などといわれる一方で、悪人たちが絶滅したことも、有史以来一度もない。暴力団や半グレを潰しても、悪いことをする連中がいる、という事実がある以上、その代わりになる存在は必ずや生み出される。わかりやすかった「悪の仕組み」は、国家権力や正義の市民達と攻防を経てその形態を複雑化させ、地下に潜り、ついには一般市民を身代わりにし始めたということなのだ。

参照元 : NEWSポストセブン


【半グレ予想2019】関東連合、大阪アビス、環状族、暴力団…「芸能界やITに精通する関東勢」は今後生き残るが…

2019.01.04

2019年、準暴力団いわゆる半グレはどのような道を歩むのであろうか?

その前に、半グレに関して“間違った認識”が世間に伝わっていることを読者の皆さまにお伝えしたい。

“半グレ”という言葉はここ数年で作られた言葉だと知られている。ある高名な作家で、このジャンルでは大御所の人物が名付けたという話が定説で、誰も異を唱えたりしない。しかし、元々“半グレ”は裏社会では戦後から頻繁に使われていた言葉で、戦後、昼間は働いたり、大学に通っていた人間が夜になると違った一面を見せていた人々を指した“半分愚連隊”という言葉が語源だ。そして、それを初めて文章として表に出したのは作家の安部譲二氏だ。安部氏が30年近く前に書いた書籍などにその題名が残っており、決して最近作り出されて生まれた言葉ではないことがわかる。

2018年末現在で“半グレ”いわゆる準暴力団に指定されているのは10団体と言われている。

・関東では関東連合・怒羅権・打越スペクター・大田連合。 ・関西ではアビス・アウトセブンが指定とされている。 ・残りの4団体の正式な発表は警察庁が広報していない。

トカナでは過去“関東連合”・“アビス”などを中心とした半グレ原稿を掲載しているが、果たして準暴力団として、半グレは2019年、今後どのように変わっていくのだろうか大胆予想をしてみたい。

半グレの2019年予想を取材

●関東の半グレの実態:関西半グレと関東半グレの決定的な違い

「関東と関西では僕たち半グレの考え方も生き方も違いますね」と冒頭から違いを力説したのは、関東連合OBの人間だ。

「関西と違い、関東の僕たちはチームを暴力団に守ってもらおうとは考えてもいませんでした」と断言した。実際に彼らのチームが暴力団の手先となって動いている事件は数少ない。

それはなぜなのだろうか?

「僕たち関東の場合、色々な組織の幹部待遇で迎え入れられるような人間がグループのトップにいましたし、さらに外舎弟(組織に入らず兄弟分になること)などして横の関係性を築くことを心がけていました。だからでしょう、横の繋がりは今でも深いし、組織同士が揉めたら反対に仲裁に入れる立場にもいます。なぜそこまでできたかというと、僕たちには自分たちで金を握る技量があったからです。関東連合の名前で金を作ることができたのです」と語る。

実際に関西の半グレと比べると関東は資金力も生き方も全く違うのは昨今の報道でも明らかだ。

関東の半グレは“芸能プロダクション”・“IT会社”・“AVプロダクション”などを中心に様々な合法から非合法までの企業を作っている。関西の半グレが行っているミナミを練り歩く行為は、今から20年前位に渋谷を中心に暴れ回っていた時代が関東では最後であろう。客引きからのぼったくりなどの行為は、関東の半グレは今では絶対に行わない。そのような事をしなくても、儲かる店、システムを既に構築しているからだ。

当然関東と関西の土壌での資金力や経済力の差もあるであろう。

例えば、非合法なシノギで特殊詐欺なども関東の半グレは行っているが、桁は億単位のシノギもしている。2016年に起こった南アフリカのスタンダード銀行から流出した個人情報を元に偽造クレジットカードが作られて、同年5月15日の早朝2,3時間の間に全国17都府県にある約1700台のATMから一斉にキャッシングで現金が引き出された事件があった。この事件の凄さは、キチンと決められた時間に一斉にATMから現金を引き出された統率力だ。まだ主犯は海外に逃亡しているが、この主犯は“関東連合”OBだった。

驚くべきことに、この“関東連合”OBが国際犯罪組織と手を組んだ計画の実行の“手先”となったのが暴力団である。主犯は未だに逮捕されていないが、出し子役の“関東連合”元メンバーや使われた暴力団関係者などが多数逮捕・起訴されている。

関東の準暴力団、いわゆる半グレは国際的な犯罪組織と手を組んで桁の違うシノギを行っているのが現状なのだ。

また、数々の女性芸能人とも交際するなど、色々な一面を持っている……それが関東の半グレだ。

●関西の半グレの実態:関西半グレと関東半グレの決定的な違い

一方関西の半グレは、今回トカナでも報じた“アビス”55人逮捕の報道にもあるように、未だに暴力的な支配からは抜け出せていない。

電話インタビューで関西の某半グレのメンバーはトカナの取材に、「俺たちは暴力団の手先などではない。俺たちは好きなように暴れて生きるだけ」と答えていたが、実際はどうなのだろうか?

“アビス”・“アウトセブン”などの主要グループが解散した格闘技団体の流れであることは事実であることは隠せない。その解散した格闘技団体はある暴力団と極めて近い距離にあった。

捜査関係者の話では「暴排条例によって、関西の指定暴力団がこれまでのように動けなくなった直後から、半グレグループがミカジメやら店の守りやらで大阪ミナミで暴れ出したのは事実」とのことだったが、解散した格闘技団体の関係者もこの事実を認めている。

「ミカジメを払わない店があったら、暴れたり、嫌がらせをしたりしていた。それは上から言われてやっていた。また、自分たち格闘技団体のタオルとかチケットなども店に強引に売りつけていた。ヤクザの義理とか当番には入らないだけでそれ以外は完全にヤクザだった」と語っている。

大阪では彼ら「半グレ」とは別に「環状族」という生き方の違うグループが混在している(詳しくはこちら)。環状族は正業を持つ人間も多く、事件を引き起こした場合も、半グレとは質は違い、表沙汰になっていない経済事案なども含まれる。

「関西の半グレは2019年も徹底的に取り締まられるでしょうね。都構想も持ち上がって来たし、オリンピックや万博もあります。今のスタイルでは生き残れないでしょう。地下に潜ったとしても関東のように経済的な余裕もない。何をやるにしても関東の後塵を拝することになる。でも俺ら関西人としてはそのようなことには絶対になりたくない」とある関西半グレのメンバーはこう意気込みを見せるのだが……。

半グレの2019年まとめ
筆者の見立てとしては、2019年、関西の“半グレ”は徹底的に大阪では取り締まられるだろう。それは3つの山口組の下請けのような立場を抜け出せないからだ。しかし、その立場ではない環状族は生き残っていく。

反対に、関東の半グレは既に殆ど実態が無い。殆どの組織の幹部は既に大手暴力団の幹部の地位にあり、逮捕された時に組名よりも先に関東連合OBという呼称が先に報道されるように注目度は高い。実態はないが、名前だけが大きく生き残っていくというのが関東の半グレの2019年であろう。

(文=エイチ) 参照元 : TOCANA





【兵庫県警】山口組のハロウィンお菓子配りイベント住民参加阻止へ

山口組のイベント、住民参加阻止へ 兵庫県警が対策強化

2018/12/28(金) 12:40配信



指定暴力団・山口組(神戸市)によるハロウィーンのお菓子配りなどの季節行事に参加しないよう、兵庫県警は近く神戸市教育委員会と協力し、子どもや保護者へ呼びかける。県警は山口組が暴力団排除の動きに対抗し、イベントを利用して住民の懐柔を図っていると分析。暴力団の危険性を直接伝えて「歯止め」をかける。年末年始には恒例の餅つきもあり、県警は警戒を強めている。

「ハッピーハロウィーン!」。10月31日午後、神戸市灘区にある山口組総本部事務所のシャッターが上がり、カボチャのかぶり物で仮装した組関係者が、子どもたちや親子連れを次々に敷地内に招き入れた。用意された約1千個のお菓子は予定より1時間早く午後6時になくなった。県警は、昨年より訪問者が多かったとみて危機感を募らせた。

県警は当日の様子を撮影した動画を神戸市の長田淳教育長ら市教委幹部に見せ、対応を強く要請。県警と市教委が協力し、対策を講じることになった。

県警が市内の中学校で毎年開いている「防犯教室」に、暴力団についての講習を加え、山口組の催しに行かないよう指導する▽小学生の保護者が集まる場にも県警の担当者らが出向いて呼びかける――などを検討している。

参照元 : 朝日新聞


2018年12月19日水曜日

恐喝容疑で逮捕の指定暴力団山口組弘道会の若頭(56)と傘下組幹部(40)を不起訴処分

弘道会若頭ら不起訴=恐喝容疑で逮捕―名古屋地検支部

2018/12/17(月) 18:59配信

後援会費などの名目で現金と焼酎を脅し取ったとして、恐喝容疑で愛知県警に逮捕された指定暴力団山口組弘道会の若頭(56)と傘下組幹部(40)について、名古屋地検一宮支部は17日、不起訴処分とした。

同支部は「理由は明らかにしない」としている。 2人は同県一宮市の会社役員から後援会費名目で現金3万円を脅し取るなどしたとして、11月に逮捕された。

参照元 : 時事通信

特殊詐欺グループに組織的関与していた疑いで、指定暴力団住吉会系の事務所を家宅捜索

特殊詐欺 組織的関与か 暴力団事務所を家宅捜索

2018/12/18(火) 6:35配信



特殊詐欺グループに組織的に関与していた疑いで、警視庁は、指定暴力団住吉会系の事務所を家宅捜索した。

捜索を受けたのは、住吉会系三次団体「義勇会」の事務所。

組員の祐野有希央容疑者(42)らは、2018年10月、老人ホームの入居権をめぐるトラブル解決の名目で埼玉県の70代の女性から、200万円をだまし取った疑いで逮捕されていた。

参照元 : FNNニュース






住吉会系暴力団事務所を捜索、特殊詐欺の金 受け取りか

2018/12/17(月) 17:19配信



特殊詐欺グループがだまし取った金を受け取っていた可能性があるとして、警視庁は、東京・新宿区の「住吉会」系暴力団事務所を家宅捜索しました。

警視庁が家宅捜索したのは、新宿区歌舞伎町にある「住吉会」系暴力団、「義勇会」の事務所です。今月5日、「義勇会」組員の祐野有希央容疑者(42)ら3人が、架空の老人ホームの入居権をめぐりウソの電話をかけ、70代の女性から現金200万円をだまし取ったとして逮捕されています。

警視庁は、祐野容疑者らのグループが今年に入り、関東であわせて1億円以上をだまし取ったとみています。

祐野容疑者は組の関与について否定しているということですが、警視庁は、グループがだまし取った金の一部が「義勇会」に流れている可能性があるとみて調べています。

参照元 : TBSニュース









渋谷1億円強盗事件の首謀者は地下格闘技界のカリスマ的選手だった!

地下格闘技界のスター選手が「渋谷1億円強盗事件」の首謀者!

2018/12/16(日) 11:06配信



「『将軍』は地下格闘技界のスター選手でした。『侍』という団体を作って地元の半グレを集め、カリスマとして慕われていた。ファイトスタイル? 完全に喧嘩ですわ。総合格闘技の選手なのに、『寝技なんて練習したことがない』と豪語し、毎回、ぶん殴り合いばかりしてました」(田沢容疑者の知人)

今年1月、渋谷区の路上で40代の会社経営者が暴行された上、クルマに監禁され、自宅から1億円相当の現金や貴金属を強奪されるという巨額強盗事件が発生。実行犯3人に指示を出していたとされる首謀者・田沢寛之容疑者(37)が、11月中旬、事件から約10ヵ月が経ってようやく逮捕された。

「被害者はクルマで帰宅際を狙われ、鉄パイプでボコボコにされました。盗まれたのは、現金約4000万円のほか、5000万円相当の『オーデマ・ピゲ』という高級時計。実行犯の3人は夏までに逮捕・起訴されていましたが、指示役の田沢は逃亡を続けていた。被害者と田沢は面識があり、田沢はカネ持ちであることに目をつけて犯行に及んだと見られています」(全国紙警視庁担当記者)

鉄パイプで襲いかかるとは何とも恐ろしいが、「将軍」のリングネームで地下格闘技界を席巻(せっけん)した田沢容疑者からすれば、襲撃は珍しいことではなかったようだ。

「田沢が所属していた地下格闘技団体はホントにメチャクチャだった。毎回、乱闘ですよ。それもリングの上じゃなく、観客席や会場外で敵対組織同士が武器を持って大喧嘩を繰り広げるんです。怪我じゃすまないケースも多発。当然、会場は借りられなくなり、数年前に団体も消滅してしまいました」(田沢容疑者を知る元地下格闘家)

地下格闘家として活動していた頃は、月に2度という異常なハイペースで試合を繰り返していた田沢容疑者。だが、ファイトマネーでは決してありえないような羽振りの良さだったという。

「都内の豪華なタワーマンションに住んで、毎日のように六本木や歌舞伎町で仲間を集めて飲み会を開いていた。試合の前日も深夜まで酒を飲みまくり、直前にサウナで酒を抜いてから会場入りしてました。地下格闘技の安いギャラであんな生活ができるわけがなく、本業はタタキ(強盗)だと事件前から噂されていた。仲間の半グレたちも、格闘技経験はまったくない奴ばかりだったから、タタキの手下として集めていたんでしょう」(前出・田沢容疑者の知人)

警視庁は事件発生直後から、田沢容疑者を首謀者としてマーク。しかしそれでも、10ヵ月もの間捕まらなかったのは、手下たちに匿(かくま)われていたからだという。

「北関東を中心に、半グレの家や名ばかりの道場を転々としていたみたいです。ただ、どうやら最後はカネの配分で揉めていたらしい。それが原因で警察に半グレ仲間から情報が入って御用となった」(前出・警視庁担当記者)

「将軍」と呼ばれていたものの、1億円もの大金を捌(さば)ける器ではなく、手下の反乱は防げなかったようだ。

参照元 : FRIDAY




















工藤会トップらの財産差し押さえ 本部事務所閉鎖へ

工藤会が本部事務所閉鎖へ、福岡

2018/12/18(火) 2:05配信



福岡県警が頂上作戦を進めている特定危険指定暴力団工藤会が本部事務所(北九州市小倉北区)の土地・建物を売却する方向で検討していることが17日、捜査関係者らへの取材で分かった。

市民への襲撃事件でトップ野村悟被告(72)らが被害者側から損害賠償を求められており、売却金を原資に充てたい意向。象徴的な建物が閉鎖すれば弱体化が進むとみられるが、県警は組員の活動は続くとして警戒を続ける。

土地・建物の固定資産税が数年分滞納され、北九州市が買収や差し押さえなどの対応を考えている。同会側は県警などを通じて具体的な売却先を検討するとみられる。

参照元 : 共同通信


工藤会トップらの財産 福岡地裁が仮差し押さえ決定 刺された男性の8千万円賠償訴え受け

2018/12/15(土) 1:10配信



特定危険指定暴力団工藤会の最高幹部らが損害賠償を請求されている裁判で、福岡地裁が財産の仮差し押さえを決定しました。

2014年に北九州市で刃物で胸などを刺され大けがをした歯科医師の男性は、2018年2月、この事件で起訴されている工藤会のトップ、野村悟被告らにおよそ8千万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。

福岡地裁はこの訴えなどに基づいて、野村被告が所有する北九州市小倉北区にある駐車場など不動産2カ所の仮差し押さえを11月29日付けで決定しました。

歯科医師の男性は野村被告らに暴力団対策法に基づく代表者責任などを求めていて、第1回口頭弁論は2019年2月1日に開かれる予定です。

参照元 : TNCテレビ西日本

















特定危険指定暴力団「工藤会」最高幹部の息子(21)を暴行で現行犯逮捕

特定危険指定暴力団「工藤会」最高幹部の息子逮捕 飲食店で男性客を平手打ち 福岡県 

2018/12/15(土) 18:03配信



特定危険指定暴力団、工藤会の最高幹部の息子が北九州市の飲食店で男性客に暴行したとして現行犯逮捕されていたことがわかりました。

逮捕されたのは工藤会の最高幹部、野村悟被告の息子で北九州市小倉北区に住む21歳の専門学校生です。

関係者によりますと野村被告の息子は15日午前2時半ごろ、小倉北区にある飲食店で男性客を平手打ちしたとして暴行の現行犯で警察に逮捕されました。

息子は当時、飲食店で30代の工藤会系組員と食事をしていましたが、この組員と男性客がトラブルになったため息子が男性客の顔を平手打ちしたということです。

父親の野村悟被告は元漁協組合長射殺事件など4つの襲撃事件に関わったとして組織的殺人などの罪で起訴されています。

参照元 : TNCテレビ西日本











「暴力団との関係が知られた。現金を払わないと公表される」4回にわたって計2億500万円を脅し取った容疑で男を追送検

「暴力団との関係公表」2憶円超脅し取る 容疑で男を追送検

2018/12/14(金) 19:59配信

不動産会社役員から多額の現金を脅し取ったとされる事件で、京都府警組対2課と西京署は14日、恐喝などの疑いで、京都市西京区御陵大枝山町3丁目、建設業の男被告(56)=恐喝罪で公判中=を追送検した。

追送検容疑は、2016年3月~17年3月、京都市内で、知人の不動産会社役員の男性(68)に対し「暴力団との関係が知られた。現金を払わないと公表される」と言い、4回にわたって計2億500万円を脅し取るなどした疑い。

府警によると、男は「ばくちに使った」と容疑を認めているという。

参照元 : 京都新聞

大阪万博決定で一斉清掃 ミナミの半グレ集団「アビス」ぼったくりバーで55人逮捕

ぼったくりバー経営の半グレ集団『アビスグループ』、50人以上を摘発

2018年12月12日



大阪・ミナミを中心に「ぼったくりバー」を経営していた不良集団、いわゆる半グレグループのメンバー「50人以上」が摘発されていたことが分かりました。

暴行などの疑いで摘発されたのは「アビスグループ」のリーダーの男(当時19)や野口直人被告(20)など「50人以上」です。

アビスグループはいわゆる半グレ集団で、野口被告らは今年8月、大阪市中央区で対立する組織の関係者に催涙スプレーを噴射する暴行を加えたとされます。

グループが経営するバーでは去年からの約1年でぼったくりの被害相談が150件にのぼるなど料金トラブルが相次いでいました。

今年6月には、客の男性(20代)が飲食代「65万円」を請求され支払いを拒否した後、従業員に監禁されて暴行を受ける事件があり、警察はグループの経営するバー約20店舗を無許可で営業していた疑いで摘発しました。

店の売上はあわせて「月5000万円」にのぼり、警察は暴力団に金が流れているとみて調べています。

参照元 : 関西テレビ
















ミナミのトップ半グレ集団「アビス」55人逮捕の“前日”がヤバ過ぎる! 大阪の暴力団全員に送られた「衝撃LINEメール」とは!?

2018.12.14



大阪・ミナミを拠点とする準暴力団「アビス」のリーダー格の男(20)を含めた55人が、大阪府警に、傷害や凶器準備集合などの疑いで逮捕されていたことが12日、明らかになった。

捜査関係者によると、「アビス」の主犯格の男らは、8月15日未明に対立する相手グループを襲撃しようと計画し、金属バットなどの凶器を準備。大阪・ミナミの繁華街に結集して、対立するグループに催涙ガスなどを浴びせるなどの暴行を加えた疑いが持たれている。また他に、自分たちが縄張りとしている大阪・ミナミの飲食店で客を監禁し、暴行を加えて現金数万円を脅し取った疑いも持たれているという。

元々「アビス」は解散した元格闘技グループが準指定暴力団の指定を避けるため、いくつかのグループに分かられた中の一つ。その中で「アビス」と「アウトセブン」が最大勢力となっている。

この準暴力団は、指定暴力団六代目山口組極心連合会兼一会の庇護を受けて、指定暴力団が暴排条例で動けない中、ミカジメ料の徴収や、街を練り歩く地回りなどを行っていた。

それらの行為が目に余った大阪府警は取締りを強化。今年の4月までにこの「アビス」と「アウトセブン」を準暴力団に指定したという背景がある。

準暴力団に指定された後、「アビス」や「アウトセブン」も活動を抑えていた時期はあった。

庇護を受けていた兼一会の神戸山口組からの絶縁や六代目山口組復帰などの動きで大人しくなっていたはずなのだが、それが一転。兼一会のミナミでの影響力が復活し、逮捕されていた兼一会会長の保釈を受けて、再び活動が活発化したのだ。しかし、大阪府警としては今後オリンピックや万博などが控えていることから、街の浄化を急いでいるのであろう。

大阪の準暴力団関係者はこう語る。

「アビスだけでメンバーは100人以上おり、アウトセブンはその数より少ないかもしれませんが、アウトセブンには解散した元格闘技団体の幹部が入っており、影響力は強い。報道ではこの2グループが対立してアビス逮捕につながったとありますが、私が聞いたところによるとアウトセブンでは無いとのこと。大阪には半グレが腐るほどいますから、別のグループの可能性もありますね」と電話取材に応じた。

さらに、この逮捕劇の中で気になる情報も一つ入って来ている。

その内容は昨日12月11日のLINEで大阪の暴力団関係者全員に一斉通達された内容だ。それは、

「通達、本日ミナミには出るな。昨日兼一会と野内組(六代目山口組弘道会系三次組織)と派手にぶつかった」

との情報。準暴力団の対立を受けての上部組織の対立か、その真意は掴めないが、野内組も大阪・ミナミで今、派手に動いている組織であることを付け加えておく。

(文=とおるちゃん)

参照元 : TOCANA


“半グレ”ガールズバー摘発「ミナミのヒトラー」の暴力支配

2018/12/15 09:26

大阪府警南署が今年6月以降、大阪・ミナミで半グレ集団「アビスグループ」が経営に関わる「ぼったくりガールズバー」17店を相次いで摘発。リーダーの男S(当時19)やナンバー2の野口直人被告(20)ら15~32歳のメンバー55人(うち少年23人、女10人)を監禁致傷などの疑いで逮捕、書類送検した。昨年9月~今年10月までの被害者数は264人、被害総額は2191万円に上る。

6月6日深夜3時、20代後半の男性がキャッチの女に連れられ、店に入ってきた。1時間飲み放題で3000円だったが、女の飲み物代は1杯5000円。次々とタカられ、料金を水増しされ、支払いを拒否すると、携帯と財布を取り上げられた。

近くのATMで金を下ろせなかったため、従業員は客のいない系列店へ連れて行き、便器の水を飲ませた。男性が嘔吐すると、「ヘドのせいでカーペットが汚れたやないか」と因縁をつけ、クリーニング代やTAX代と称して30万円、最終的に65万円を請求。アドレス帳を表示させ、「誰に言うたら、おまえの飲み代肩代わりしてくれるんや」と脅し、知人らに電話をさせた。不審に思った友人女性が「イエス、ノーで答えて」「監禁されてるの」「暴行受けてるの」「110番して欲しいの」と尋ね、男性が「イエス」と返事したため、警察に通報。しかし、男性は系列店をたらい回しにされ、捜索した店はもぬけの殻だった。

「付近の防犯カメラを分析し、男性がムーンという店に入ったきり、出た形跡がないことを突き止めた。その日の夕方5時4分、捜査員が店に突入。リンチされ、クロゼット内で半殺しの状態で横たわっとった男性を発見し、17~19歳の従業員5人を傷害と恐喝の疑いで逮捕した。その日のうちに90人態勢の捜査本部を立ち上げた」(捜査事情通)

これを発端に「アビス壊滅作戦」が始まった。

「グループはSを頭に組織化され、野口は金庫番でその下に12人の幹部や特攻部隊がおり、さらに代表、ボーイ、キャッチ兼ホステスという構図。店舗単位ではなく、幹部以下約10人単位で客を取り、売り上げを競わせとった。競争が激化するにつれてエスカレートし、取り立てが荒っぽくなっていった」(前出の事情通)

Sは中学2年で非行グループ「大阪連合」を結成し、15年にアビスを設立、短期間で府下最大規模まで組織を拡大させた。

「他のグループとの対立抗争は20回以上。次第に力をつけ、『アビスや』って名乗るだけでミナミでデカい顔ができるようになった。目的のためには手段を選ばないことから、Sは『ミナミのヒトラー』と恐れられとった。対立グループだけやなく、アビス内部でも言うこときかんヤツ、売り上げが悪いヤツは『叩き』いうて、ひとりになったところでボコボコにいわす、集団闇討ちをやっとった。

連中はシバかれるのがイヤやから、客から搾り取る。上には逆らえんから、腹いせに下のモンをボコったり、キャッチに『オレのをなめえや。こいつうまいぞ、おまえもくわえてもらえ』とフェラを強要しとった」(前出の事情通)

幹部連中は客から毎月約5000万円を脅し取り、Sには毎月約2000万円の金が上納されていたというから、ムチャクチャなガキどもだ。

参照元 : 日刊ゲンダイ


少女のドリンク1杯5000円、請求額65万円、14時間監禁し暴行 半グレ集団 ぼったくりバーの手口

2018/12/16(日) 18:19配信



大阪・ミナミを拠点にしていた半グレ集団「アビス」(解散)のトップら計49人が逮捕された事件で、組織が経営していたガールズバーのぼったくりの詳細な手口が、大阪府警への取材で明らかになった。「飲み放題」とうたいながら、従業員の少女らのドリンク代として、数万円から数十万円を請求。支払いを拒む客には、「回収役」の男らが監禁や暴行で脅した。これまでの被害は、総額約2200万円に上る。

「飲み放題で1時間3000円です」

多くの若者や観光客らが行き交うミナミの戎橋。アビスの少女らは周辺で酔客に優しく声をかけ、ガールズバーに連れ込む。店では少女らが「1杯もらっていいですか」とねだり、気が大きくなった客らは少女らの飲み物が1杯5000円もするとは知らない。飲んだ量も水増しされる。

今年6月。酔いつぶれた20代の男性が店内で目を覚ますと、テーブルには、飲んだ記憶のないシャンパンの空き瓶が数本並んでいた。吐いて床を汚したという「クリーニング代」も含め、請求額は65万円。男性が拒むと複数の男から殴られ、スマートフォンや約6万円入りの財布を奪われた。

その後、男性は近くのコンビニに連れて行かれたが、ATM(現金自動受払機)は時間外で出金できなかった。結局、系列店を連れ回されるなどして計14時間にわたって監禁・暴行され、あばら骨を折る重傷を負った。

こうしたぼったくりの相談が昨夏から府警南署に相次ぎ、今年10月までの約1年間で、約260人が計約2200万円の被害を訴えた。中には2本で計100万円相当の高級腕時計を奪われたり、知人にまで電話させられ、肩代わりを迫られたりしたケースもあったという。

半グレとは、暴力団に属さない不良集団だが、府警はアビスを「準暴力団」と認定。府内にはアビスとは別に複数の組織があり、暴力団の資金獲得活動(シノギ)に関与しているとの指摘もある。

南署によると、アビスは少なくともガールズバー17店舗を経営し、「会長」と呼ばれる元少年(当時19歳)をトップに、幹部12人が客引きやボーイらを束ねるピラミッド型の組織。売上総額は月約5000万円に達し、元少年を通じて月30万~50万円が指定暴力団に流れていたとみられる。府警は暴力団の事務所を捜索するなどして資金の流れを調べ、半グレとの関係に着目して捜査を続けている。

参照元 : 毎日新聞


大阪万博の決定後、このタイミングで大阪の半グレが一斉逮捕。政府が一斉清掃開始しました。飛田新地も規制されるかもしれませんね。

政府は万博までに大阪を徹底的に清掃するでしょう。





2018年12月15日土曜日

殺人告白の手紙を送った住吉会系元暴力団会長・矢野治死刑囚(69)に無罪判決

殺人告白の死刑囚に無罪判決 東京地裁

2018年12月13日 15時06分



死刑囚の元暴力団会長が、男性2人の殺害を告白する手紙を警察に送って発覚した殺人事件の裁判員裁判で、東京地方裁判所は「手紙の内容は信用できない」として無罪を言い渡しました。

無罪を言い渡されたのは、住吉会系の元暴力団会長、矢野治死刑囚(69)です。平成8年と10年に当時60歳と49歳の男性2人を殺害した罪に問われていました。

矢野死刑囚は、平成15年に前橋市のスナックで4人を殺害した罪で平成26年に死刑が確定し、その後、警察に行方不明の2人の殺害を告白する手紙を送って2つの事件が発覚しましたが、裁判では一転して「手紙は出したが、内容はうそだった」などとして無罪を主張していました。

13日の判決で、東京地方裁判所の楡井英夫裁判長は、「手紙による告白が唯一の直接的な証拠だが、被告には死刑執行を引き延ばすためにうその告白をする動機が十分にあり、信用できない。殺人の実行犯と認定するには合理的な疑いが残る」と指摘し、いずれの事件についても無罪を言い渡しました。

刑法では、死刑囚に対して新たに懲役などの刑を執行できないと定めていて、裁判員たちは刑の執行がされない事件に対して判断する異例の裁判となりました。

参照元 : NHKニュース



2018年12月9日日曜日

女優・三田佳子の次男・高橋祐也被告(38)に覚醒剤を渡していた男は元関東連合の半グレ!逮捕前に髪を剃って逃走

高橋祐也に覚せい剤を売り逮捕されたのは元関東連合!――解けなかった18年前の殺人事件の呪縛

2018/12/8(土) 22:00配信



「やっと逮捕されましたか。誰よりほっとしているのは三田さんご夫婦ではないでしょうか…」(三田家の知人)

12月7日(金)午後14時半ごろ、渋谷署は覚せい剤取締り法違反(譲渡)の容疑で住所不定の会社役員、境谷誠(41)を逮捕した。先月9日に覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕された高橋祐也被告(38)に覚せい剤0.1グラムを3万円で受け渡した疑いだ。

「境谷は祐也と地元の先輩後輩の関係で、かねてから交流がありました。2年前に投資事業で数百万の借金をした境谷は、祐也(三田家)のカネを狙い、借金返済の代わりにクスリを渡していた。それから祐也にどんどん取り入り、会社や飲食店を祐也と共同経営したり、祐也が問題を起こす度にトラブルシューターとして場をおさめにいった。ご両親は祐也から境谷を遠ざけたがっていたのですが、祐也が彼の言いなりだったため、縁が切れなかった」(同前)

三田夫妻が境谷を祐也から切り離したかった理由は、18年前までさかのぼる。2000年5月に起きた「トーヨーボール殺人事件」。大田区のボーリング場「トーヨーボール」の駐車場でダンスをしていた少年が、暴走族「関東連合」に連れ去られ、リンチの末、死亡した事件だが、境谷はその際に逮捕された加害者の1人だった。

「被害者の少年が『助けてくれ』と懇願しても、凶器で顔面を殴られ、舌をハサミで切られ、ライターで頭髪を焼かれるというおぞましく凄惨な事件でした。しかも被害者が『人違い』だったのです。このとき犯行で使われた車が三田家の車だったことから、関東連合との関係が注目され、連日大きく報道されました」(社会部記者)

境谷は取り調べに対し「事実関係を含めて話すことはありません」と供述しているという。

「祐也が逮捕されるなり、境谷は自宅を飛び出し証拠を隠蔽にかかった。クスリ関係はもちろん、祐也と悪さをしたアイドルのヤバイ画像なんかもあったから……。祐也くんが更正する一番の近道は境谷と縁が切れること。これを機に2度と絡まないでほしいと、両親も切に願っています」(前出・三田家知人)

「 週刊文春デジタル 」は境谷容疑者の存在をいち早く報じてきた。高橋被告の薬物依存によって崩壊していった三田家の様子や、髙橋被告の愛人である元乃木坂46メンバーの詳細、保釈後に薬物更生施設で過ごす高橋被告の近況などについて下記の記事で報じている。

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高橋祐也 覚せい剤通報現場に同席していた愛人は「元乃木坂46メンバー」
覚せい剤起訴・三田佳子次男は保釈当日、愛人・元乃木坂46メンバーを実家に招いていた

参照元 : 文春オンライン


女優次男に覚醒剤譲渡疑いの男 髪をそって逃走か

2018/12/8(土) 11:55配信



覚醒剤を使用したとして逮捕・起訴された女優の三田佳子さんの次男・高橋祐也被告(38)に覚醒剤を渡していたとして逮捕された男は逮捕前、髪をそって風貌(ふうぼう)を変えて逃走していたことが分かりました。

関東連合の元メンバー・境谷誠容疑者(41)は今年9月、高橋被告に覚醒剤を譲り渡した疑いが持たれています。その後の捜査関係者への取材で、境谷容疑者は警視庁の捜査を逃れようと髪をそり、風貌を変えて逃走していたことが分かりました。高橋被告が「境谷さんからもらった」と逮捕後に供述したことから関与が浮上しました。取り調べに対し、境谷容疑者は「事実関係を含めて話すことはありません」と供述しています。

参照元 : テレ朝ニュース