2017年4月30日日曜日

山口組の組織運営に長年携わった岸本才三(故人)元岸本組組長は異色の経歴の持ち主だった

山口組元幹部 岸本才三元組長が死去

2014/1/17 23:57



指定暴力団山口組(総本部・神戸市)の元幹部で、数十年にわたって組織運営に携わった岸本才三・元岸本組組長(85)が17日午後、死去した。警察当局への取材で分かった。詳しい死因は不明だが、病死とみられる。

捜査関係者によると、岸本元組長は神戸市出身で、山口組の田岡一雄・3代目組長の時代に「直参」と呼ばれる直系組長となった。元海軍航空隊員、元神戸市職員という異色の経歴でも知られ、同市中央区に本拠を置く岸本組を率いた。

1997年に神戸市中央区のホテルで山口組ナンバー2の宅見勝・宅見組組長ら2人が射殺された事件では、宅見組長と一緒にいたところを襲撃グループが発砲。別の幹部とともに難を逃れた。

6代目体制では最高顧問を務め、2007年10月に引退。最近は体調を崩し、入院していたという。

参照元 : 神戸新聞




岸本才三



岸本 才三(きしもと さいぞう、昭和3年(1928年)5月15日[1] - 平成26年(2014年)1月17日[2])は、日本の元海軍航空隊員、元公務員、元ヤクザ。指定暴力団・六代目山口組最高顧問、岸本組組長。兵庫県神戸市出身。

来歴
兵庫県神戸市に農家の息子として生まれる。海軍航空隊を志願するも出撃前に終戦を迎え、復員後に神戸市交通局に入庁し昭和36年(1961年)まで籍を置いている。

三代目山口組(組長は田岡一雄)入りしたのは昭和30年(1955年)頃で、中山組・中山一美組長(後に山口組若頭補佐)の舎弟となっている。その後昭和48年(1973年)12月に田岡一雄から盃をもらい、山口組直参となり、翌年には組長秘書になった。

昭和57年(1982年)2月4日、大阪市生野区の今里胃腸病院で、山口組若頭山本健一は、肝硬変に腎不全を併発して死去した。これを切っ掛けに山口組四代目跡目問題が浮上した。岸本才三は、山口組四代目に竹中組・竹中正久組長を推すグループに属した。

昭和59年(1984年)6月5日午後3時、山口組直系組長会で、竹中正久は、山口組四代目組長就任の挨拶をした。同年6月23日、岸本才三は筆頭若頭補佐兼本部長に就任した。

昭和59年(1984年)8月5日、山一抗争が勃発した。

昭和63年(1988年)6月ごろ、山口組五代目跡目問題が浮上した。 平成元年4月下旬、岸本才三は神戸市花隈の山健組事務所で、渡辺芳則、近松組・近松博好組長らと竹中武を山口組に留め置くことを確認し、竹中武の連れ戻しを協議した。しかし、竹中武の連れ戻しに反対だった宅見勝の根回しによって竹中武の連れ戻しを断念した。渡辺芳則も宅見勝の考えに同調し、竹中武の連れ戻しは白紙になった。

同年5月27日、渡辺芳則は、山口組最高顧問を新設し、岸本才三は舎弟となり、山口組総本部長となった。

同年6月4日、岸本才三、西脇和美、神戸市の佐藤組・佐藤邦彦組長が、竹中武を訪ね、「竹中正久の位牌と仏壇を受け取ってもらいたい」と頼んだ。竹中武は竹中正久の位牌と仏壇を受け取った。

中野会会長襲撃事件の後始末をめぐる不満から平成9年(1997年)8月28日に起きた宅見若頭射殺事件では、野上哲男副本部長とともに宅見若頭と新神戸オリエンタルホテルに同行・同席していたが、辛くも難を逃れている。司忍六代目の下では、総本部長を退任し最高顧問に就任。平成19年(2007年)10月5日の山口組定例会で、引退が発表された。

2014年1月17日午後、死去した。享年85歳。詳しい死因は不明だが、病死とみられる。

参照元 : wiki/岸本才三






神戸山口組が分裂!緊急集会に最大の山健組幹部に加え、数人の直系組長が欠席

神戸山口組・直系組長離脱、「任侠団体山口組」を結成

2017年4月30日 20時52分



指定暴力団・神戸山口組から「直参」と呼ばれる直系組長が複数離脱していた問題で、神戸山口組の元幹部を代表とする新たな組織「任侠団体山口組」が結成されたことが明らかになりました。

(Q.今、何を思っていますか?)

「・・・」

兵庫県尼崎市にある神戸山口組の直系団体だった「古川組」の事務所で、神戸山口組から離脱した複数の直系組長らが集会を開き、新組織「任侠団体山口組」を結成したと明らかにしました。

新組織の代表には「神戸山口組」の織田こと金絆誠元幹部が就き、本部長には神戸山口組の直系団体だった「真鍋組」の池田幸治組長が就任したということで、待遇面や組織運営での反発が離脱の原因とみられています。

警察は今後、3つの「山口組」で抗争が起きる恐れもあるとみて警戒を強めています。

参照元 : TBSニュース
















神戸山口組分裂か、県警が警戒 緊急集会に複数幹部姿見せず

2017/4/29 13:59



指定暴力団神戸山口組(本拠地・兵庫県淡路市志筑)が29日午後に神戸市中央区の関連施設で開いた緊急集会に、「直参」と呼ばれる複数の直系組長が姿を見せなかったことが、関係者らへの取材で分かった。離反の動きが取り沙汰される組長らが欠席したとみられる。別組織を結成するという情報もあり、兵庫県警が事実確認を急ぐとともに警戒を強めている。

神戸山口組は2015年8月に指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂。双方は対立抗争状態にあり、別組織が立ち上がれば三つどもえの抗争に発展する恐れがある。

関係者らによると、神戸山口組では今年に入り、幹部人事を巡って離反情報がたびたび浮上。29日の会合もこうした動きを阻止する狙いがあったとされるが、神戸山口組内で最大の山健組幹部に加え、数人の直系組長が欠席したとみられる。

参照元 : 神戸新聞NEXT


「神戸山口組」分裂のおそれ

2017/4/30(日) 1:23配信



2015年、指定暴力団「山口組」から分裂して抗争を続けている「神戸山口組」が、分裂するおそれが強まっていることがわかった。

捜査関係者によると、29日午後、神戸山口組の関連施設で開かれた緊急集会に「直参」と呼ばれる直系組長のおよそ半数が姿を見せなかったことがわかった。

また、神戸山口組の中核組織「山健組」の織田こと金 絆誠副組長が、組を脱退したとみられ、それに追随する山健組の30を超える傘下組織と連絡が取れなくなったという。

警察は、神戸山口組から複数の直系組織が脱退して、山口組でも神戸山口組でもない別の組を結成し、新たな抗争が起きるおそれがあるとみて、警戒を強めている。

参照元 : FNNニュース












神戸山口組が分裂か 新組織結成の動き、警察が注視

2017/4/29(土) 19:26配信



国内最大の指定暴力団山口組(本部・神戸市灘区)を離脱した組が結成した神戸山口組(本部・兵庫県淡路市)が29日に神戸市中央区の関連施設で開いた臨時集会に、複数の直系組長らが欠席したことが捜査関係者への取材でわかった。警察当局は神戸山口組内の最大組織の山健組(同区)が分裂し、複数の直系団体も離脱して、計約30団体で近く新組織を結成するとみている。

兵庫県警や大阪府警は同日、情報収集を進め、警戒を強めるよう各署に指示した。捜査関係者らによると、欠席したのは神戸山口組の真鍋組(兵庫県尼崎市)、古川組(同)など。真鍋組などの組長は最も重い「絶縁」の処分になったという。

捜査関係者らによると、「関西山口組」などの名前が検討されているとの情報があるという。神戸山口組は昨年末の時点で組員が約2600人、準構成員が約2900人。捜査幹部はこのうち3分の1ほどが離脱し、新組織に加わる可能性があるとみて注視している。一方、ある捜査幹部は「組織内の内紛かもしれず、新団体を名乗ってもすぐに分裂と判断できない」と話す。

複数の捜査幹部によると、新組織は神戸山口組直系組長で山健組副組長だった組幹部(50)=絶縁=が中心になり、離脱した神戸山口組とは一定の関係を保ちながら山口組と対立するとみられるという。岡山市では昨年5月31日、神戸山口組直系団体の幹部が射殺され、その後に山口組系組員が殺人容疑などで逮捕された。

神戸山口組は昨年4月、指定暴力団となり、抗争を繰り返すと規制のより厳しい「特定抗争指定暴力団」に指定される可能性がある。複数の神戸山口組系組員は「報復しやすい組織を作る狙いもある。山健組の会費が高いことへの不満も出ていた」と話す。

参照元 : 朝日新聞





ショッピングモールでリンゴなどを万引きした容疑で指定暴力団・神戸山口組系組長を逮捕

<食品万引き容疑>暴力団組長を逮捕 愛知県警

2017/4/25(火) 13:13配信

ショッピングモールでリンゴなどを万引きしたとして、愛知県警東署は25日、名古屋市北区田幡2、指定暴力団神戸山口組系組長、郡司真人容疑者(55)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。東署によると「金は持っていたし、やってない」と容疑を否認しているという。

逮捕容疑は23日午後7時半ごろ、東区のショッピングモールの食料品売り場で、リンゴやスイカなど食料品と日用品の計64点(計2万5357円分)を万引きしたとしている。

郡司容疑者は組員の男2人と店を訪れ、買い物かご2個に大量の品物を入れ、精算せずに店を出て、駐車場に止めていた車に詰め込もうとしたところを警備員の女性(48)に呼び止められた。

参照元 : 毎日新聞






暴力団「工藤会」傘下組織組長の男(65)ら4人を恐喝、監禁、傷害容疑で逮捕

暴力団事務所に監禁し男性から750万円喝取 福岡県警が容疑で組長ら4人逮捕

2017/4/25(火) 10:45配信

福岡県警は24日、北九州市小倉北区寿山町、暴力団工藤会傘下組織組長の男(65)ら暴力団関係者4人を恐喝、監禁、傷害容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、平成26年10月15日、4人のうちの1人が、男性=当時60歳代=を同区内にある暴力団事務所に連れ込み、監禁。「お前、許さんぞ」などと怒鳴り、灰皿を投げつけて負傷させ、同月19日ごろ、同区内のスーパーマーケット駐車場で、男性から現金750万円を脅し取った疑い。

参照元 : 西日本新聞


工藤會



工藤會(工藤会、くどうかい)は、日本の暴力団。指定暴力団。2012年より改正暴対法に基づく「特定危険指定暴力団」。福岡県の北九州市に本部を置き、2016年末時点の構成員は約420名。主たる活動地域(2014年時点)は福岡県、大分県、山口県、および長崎県の4県、ならびに首都圏。

北九州地区最大かつ九州地方最大規模の暴力団組織で、北部九州地方に根差した他の数多の暴力団組織と同様、極めて好戦的な傾向を有することが指摘されており、強烈な反警察志向、容易に激昂する、手段としての闘争ではなく闘争行動それ自体に価値を見出す、などの傾向を有することで知られる“九州ヤクザ”の好例であるとの評がある。

暴力団追放運動の関係者宅や一般企業に銃撃を加え、平然と手榴弾を投げ込むなど、いわゆる「カタギ」の市民をも攻撃対象とすることが特に知られており、関係事案の公判において、工藤会への恐怖から証言者5名のうち4名が証言を拒否するなどの異常事態が確認されている。福岡県庁はこうしたことから「極めて凶悪な組織」と形容(2010年)。警察庁も「極めて悪質な団体」と形容(2011年)。アメリカ合衆国財務省は「“世界最大の犯罪組織”にあたる“ヤクザ”の中でも最も凶暴な団体」と指摘する(2014年)。

「今、最も先鋭的な武闘派組織として知られる団体」(2012年・伊藤博敏)。反山口組の旗手としても知られ、九州地方の独立組織でつくる「四社会」という親睦団体を道仁会、太州会、および熊本会とともに結成している。



来歴
前身は戦前の小倉に結成された「工藤組」という博徒組織で、その初代が工藤玄治であった。

1946年(昭和21年)、福間町の福間競馬場のスタンドの中央で、下関合田一家の合田幸一総長や工藤玄治から成る集団と、朝鮮連盟の者らとの喧嘩が起こった。するとたまたま居合わせた大長組の大長健一組長以下組員ら5名が合田・工藤らへの援軍に入り、朝鮮連盟の者たちを叩きのめした。その後、一行は博多に入った。

1950年、若松市の暴力団・梶原組の組員が、工藤組草野組・草野高明組長の弟を刺殺。梶原組と草野組は和解することなく対立を続けた。1963年には三代目山口組若頭の地道行雄が北九州市内の安藤組と長畠組、そして梶原組を傘下に収める。その後梶原国弘は北九州市での力道山のプロレス興行の実施を地道を通して三代目山口組田岡組長に依頼し、これを田岡が即座に了承。ところがこれを知った草野高明が、梶原への対抗から、市内での北原謙二の公演の開催を決定。これを直接のきっかけとして、工藤組組員らが山口組系組員らを河原で虐殺する、いわゆる紫川事件が発生した。

紫川事件から服役するに至った草野高明が出所後に工藤組を離脱したうえで「草野一家」を結成。そこから抗争状態に突入した工藤会と草野一家は、双方の幹部に死者を出しながら福岡県下全域で激しい銃撃戦を展開した。特に傘下田中組の組長が草野一家「極政会」によって殺害された1980年を境に抗争は激化の一途を辿った。そうして激しい抗争を続けたものの、1987年をもってついに草野一家と合併。それまでの“工藤会”から“工藤連合草野一家”へ名を変え、草野一家の総長であった草野高明が当代の総長に就任、やがて若頭であった溝下秀男が1990年に三代目を襲名。1992年(平成4年)に暴力団対策法に基づく指定暴力団となった。

1999年をもって“工藤會”と名を変え、翌2000年に野村悟が四代目を継承。やがて最大傘下組織・田中組の組長であった田上文雄が2011年に五代目を襲名、前会長の野村は総裁に退いた。

情勢
本部の所在地は福岡県北九州市小倉北区神岳1-1-12。小倉競輪場ほど近くの商住地域に位置している。その主な資金獲得活動には、みかじめ料の要求、違法薬物の密売、公共工事などへの不当介入、さらには一般の商取引および経済取引部門への介入、などが含まれるものと見られている。勢力範囲については、2014年時点で公式には福岡県、長崎県、および山口県の3県とされていたものの、同年、首都圏にあたる千葉県内の事務所が新たに特定されている。さらに東京都内の事務所の存在も表面化した。

福岡県警の報告によると、準構成員を含めた人員総数は2011年暮れの時点で1,020名。2015年暮れの時点で810名。米国財務省の報告によれば、2014年なかばの時点でおよそ950名。2009年2月の実話誌『実話時代』での報告によれば、2008年12月実施の2009年度「事始めの儀」の時点で、全構成員中、320名余りが刑務所に収容中であった。福岡県警の報告によれば、2015年時点で、組員のおよそ4割にあたる200人ほどが拘留または服役中の状態にある。また、宮崎学によれば警察の工藤會壊滅作戦により、活動範囲が狭まり、末端の組員は生活基盤が崩壊、「難民」化し、自殺を選ぶ者もでているという。

他団体関係
道仁会、太州会、熊本會とは「四社会」を通して“攻守同盟”とも言われる盟友関係にある。住吉会とは親戚団体の関係にある。山口組関係者の言によると、司六代目体制に入った山口組が組織ぐるみの縁を築いていない組織は、道仁会と住吉会、そして工藤会のみである。かつては山口県の合田一家や兵庫県の忠成会、広島県の共政会、岡山県の浅野組などとともに、反山口組を掲げる親睦団体「関西二十日会」を結成していた。2001年の警察白書は、その前年に発生した暴力団抗争事件の目立った事例として、工藤会の山口組との抗争事件を採り上げ、福岡県と山口県を舞台に頻発したその抗争事件の過程で起きた、工藤会による山口組傘下組織組長の射殺を報告している。

2008年に三代目会長の溝下秀男が死去した折には、斯界すなわち暴力団界の代紋頭や最高幹部などの大物陣が日本全国各地から葬儀に参列、いわゆる指定暴力団組織に着目すれば、全22団体中、九州誠道会のみを除いた全団体の頭目ないしはその名代が駆けつけた。2011年に執り行われた「五代目工藤會」発足の儀の折には、道仁会、太州会、および熊本會という「四社会」の加盟各団体の首領らに加え、住吉会の首領にあたる福田晴瞭、計4名が“特別見届け人”として列席している。

暴追関係
暴力団対策法実施後の1994年、当局から受けていた再発防止命令を無視してみかじめ料の要求を行ったとして傘下組織の組員が検挙された。これは全国初の同法違反に基づく検挙例であった。2006年には福岡県警の製作による反暴力団関係のビデオ(『許されざる者』)に関し、これの学校での上映を検討していた市教委に対して上映の中止を要望する旨の申し入れを行ったことが注目を集めた。

最高顧問の林武男名義で送付されたその請願書は、当該ビデオの上映を人権侵害に当たる行為であるとし、それによって起こりうる組員の子息らへのいじめの誘発への懸念の旨などを記していた。これに対して市教委は返答が可能な段階には未だ至っていないとし、県警側は指摘されたような内容のものにはあたらないとの反論を示した。

北九州市小倉南区に新たな事務所を設立した2010年には、その立地が小学生児童らの通学路に隣していたことが問題となった。これを受けて北九州市は近辺への監視カメラの配置を決定。それからほどなくして福岡県では暴力団排除条例が実施の運びに至り、警察庁長官の安藤隆春が現地を視察。工藤会を壊滅に追い込むよう捜査員らに訓示している。

のち福岡県警察元警部が、市内で銃撃を受けるという事件が発生した2012年には、この事件への工藤会の関与の疑いを背景としての、東京・警視庁からの市内への機動隊員(150名)の派遣が決定。さらに「工藤会対策」の一環としての捜査員の長期派遣が決定。人員は銃器や薬物の捜査を担う専従捜査員10名で、他道府県への専従捜査員の派遣は同庁にとって異例のことであった。

改正暴力団対策法に基づく「特定危険指定暴力団」への指定(2012年)を経て、2014年にはアメリカ合衆国財務省の金融制裁対象となる。日本の暴力団において、山口組、住吉会、および稲川会に続く4例目の指定であった。9月には漁協の元組合長射殺事件(1998年)に関与した疑いで野村悟総裁と田上文雄会長が逮捕されている。10月には野村悟と田上文雄が組織的殺人未遂の容疑で再逮捕され、同時に理事長の菊地敬吾が同容疑にて逮捕、拘束を受け、これにて組織のトップ3が不在の状態となるに至った。さらに2015年にはこれら3名の逮捕後実質トップを担っていた理事長代行の木村博も逮捕されるに至っている。

防犯標榜活動
工藤会はいわゆる中国人犯罪の排除を提唱し、1990年代の後半頃からというもの、組員数十人を動員したうえで北九州市内の繁華街における中国人経営の風俗店や酒場の存在を調査させ、発見しだいそれらを街から追放するという活動を行ってきた。市内小倉の繁華街にあっては、中国人経営のスナックが放火されるなどの事件が相次ぎ、中国人の経営によるその種の店舗が街から姿を消した状態となっている。警察当局の「工藤會対策」が激化する2006年頃までは、夜間の繁華街において、複数の組員を動員してのいわゆる「夜回り」を行っていた。警察当局はこれを示威(等)を目的とする行動と見ていた。

重武装化
かねてより重武装化の兆候が確認されており、2010年代に入って以降も、組織の関与が疑われる武器類の摘発が相次いできた。2011年には、組織の武器庫の一つであったものと見られる福岡市内のマンションの一室で、アメリカ合衆国製の回転式拳銃やサイレンサー付きの半自動拳銃、イスラエル国防軍製ウージー短機関銃やM4カービン自動小銃などの殺傷能力の高い銃火器群が大量に押収された。これついては、件の容疑者が裁判において、密売目的の所持であったと証言しており、工藤會の組織的関与が認められるには至っていない。

さらにその翌2012年には、組織の関係人物の管理下にあった北九州市内の倉庫にて、多数の自動式拳銃などとともに装弾済みのロケットランチャーが押収されるなどしている。のちの鑑定によれば、この品はロシア連邦軍製の対戦車兵器用ロケットランチャー「RPG-26」で、その摘発の舞台となった倉庫も同様に、組織の武器庫であったものと目された。

市民対象暴力
工藤会はいわゆる「カタギ」の一般市民をも容易に攻撃対象に加えるという点で特に知られてきた。著名な事例としては、歴史的なものでは、中華人民共和国在福岡総領事館を散弾銃で攻撃(1988年)、福岡県警元暴力団担当警部宅にガソリンを撒布し放火(1988年)、パチンコ店や区役所出張所などを17件前後にわたって連続的に銃撃(1994年)、などが挙げられ、2000年代以降のものでは、暴力団事務所撤去の運動に取り組んでいた商店に車両で突撃、暴力追放を公約に掲げて当選した中間市長の後援市議を襲撃、警察官舎敷地内の乗用車に爆弾を設置、九州電力の会長宅に爆発物を投擲、西部ガスの関連会社と同社役員の親族宅を銃撃、暴力団追放運動主導者の経営するクラブに手榴弾を投擲、次期総理大臣であった安倍晋三の下関市の自宅と後援会事務所に火炎瓶を投擲、トヨタ自動車の九州小倉工場に爆発物を投擲、工藤会追放運動を推進していた自治連役員宅を銃撃、みかじめ料の要求を断ったパチンコ店を火炎瓶や放火などをもって執拗に攻撃、元工藤会担当県警警部を路上で銃撃、などが幅広い報道の対象となった。

なかでも「手榴弾を用いたクラブ襲撃事件」は、福岡県警が大規模な取り締まり強化態勢を布いていたさなかの出来事であり、この件を受けて県警幹部は、これを「市民に対する“テロ行為”」と断言、「工藤会は越えてはならない一線を越えた」との声明を発した[58]。西部ガスの件を全国ニュースとして報道したNHKは、工藤会関係者を名乗る男からの脅迫電話を受け取っている。

看護師刺傷事件
2013年1月、野村総裁は自身が受けた局部の増大手術や脱毛手術の術後の状態に不満を持ち、その報復として元幹部の男に指示し手術を担当した女性看護師を刺傷させた。女性は頭を3か所切られるなど重傷を負った。2017年2月に初公判が開かれた。

五代目工藤會

出典:『実話時代 2011年9月号』

総裁 野村悟
会長 田上文雄
最高顧問 林武男

執行部
会長代行 本田組組長・本田三秀
理事長 五代目田中組組長・菊池啓吾
総本部長 石田組組長・石田正雄
幹事長 二代目津川組組長・木村博 (殺人罪,2016.10.31福岡地裁判決無期懲役)

組織委員長
風紀委員長 長谷川組組長・長谷川泰三
懲罰委員長
渉外委員長 篭縞組組長・篭縞武志
総務委員長 山中(政)組組長・山中政吉
事務局長 田中(十)組組長・田中十四春
理事長補佐 瓜田組組長・瓜田大
理事長補佐 木原組組長・木原浩
理事長補佐 緒方哲組組長・緒方哲徳
顧問 添島組組長・添島弘之

常任相談役
中島組組長・中島直人
玉井組組長・玉井金芳
緒方組組長・緒方紀年
三代目土谷組・奥平政義
松本組組長・松本光将
林(政)組組長・林政美
二代目矢坂組組長・山本和義
西田組組長・西田明吉
総裁秘書 木政組組長・木村政勝

総裁付
白石組組長・白石孝
大原組組長・大原康昭
伊崎組組長・伊崎年春
丸本組組長・丸本哲雄
二代目木下組組長・船田茂樹
久保組組長・久保恵
事務室長・上高組組長・上髙謙一

直若
三代目極政組組長・今田雄二
山本組組長・山本峰貢
山下組組長・山下義徳
五代目林組組長・林孝章
反田組組長・反田信政
吉原組組長・吉原聖吉
井塚組組長・井塚則夫
池田組組長・池田一男
高野組組長・高野基司 (非現住建造物等放火未遂罪,2007.3.9福岡地裁小倉支部判決懲役20年)
中村組組長・中村数年 (殺人罪,2006.5.12福岡地裁小倉支部判決無期懲役)
二代目村上組組長・森隆志
三明組組長・三明和夫
四代目田口組組長・大原弘
武本組組長・武本友裕
新屋組組長・新屋実
川谷組組長・川谷隆雄
福山組組長・福山幸一
古本組組長・古本健二
大場組組長・大場雅己
小川組組長・小川幸司
青柳組組長・青柳正暁
下川組組長・下川直也
小松組組長・小松明弘
孫田組組長・孫田隆俊
影浦組組長・影浦壱治
馬場組組長・馬場資房
玉田組組長・玉田圭司

参照元 : wiki/工藤會

2017年4月29日土曜日

【京都地裁】全国初!京都市が指定暴力団六代目「会津小鉄会」の本部事務所の使用禁止を決定

会津小鉄会事務所の使用差し止め決定 京都地裁、全国で初

2017/4/27(木) 23:25配信



京都市が指定暴力団六代目会津小鉄会の本部事務所(京都市下京区)の使用禁止を求めた仮処分申請で、京都地裁は27日、市側の主張を認め、事務所の使用差し止めを決定した。自治体の申し立てで、裁判所が組事務所の使用禁止を命じるのは全国初。

市側代理人の和田敦史弁護士は「住民が表だって暴力団排除に立ち上がるのは難しい。自治体が主体となり、道が開けた意義は大きい」と話している。

地裁は、本部事務所に近接する京都市の複合施設「ひと・まち交流館京都」の利用者や職員が、抗争などに巻き込まれる危険性があると判断し、本部事務所での会合や組員の立ち入りを禁じた。

会津小鉄会は現在、山口組分裂を背景に、傘下団体の幹部2人がそれぞれ「7代目」を名乗る内紛状態にある。1月に山口組系と神戸山口組系の組員が本部事務所で衝突する騒ぎが起き、市が「施設利用者らの安全が脅かされる」として2月、事務所の使用差し止めを申し立てていた。

門川大作市長は「市民の命を脅かす事象に対しては、警察と連携して毅然(きぜん)とした姿勢で対処する」とのコメントを出した。

会津小鉄会側の代理人弁護士は「回答は差し控えたい」としている。

参照元 : 京都新聞

会津小鉄会



会津小鉄会(あいづこてつかい)は、京都府京都市下京区に本部を置く指定暴力団。構成員は2016年末の時点で約110人。

略歴

初代
1868年、上坂仙吉は、会津小鉄を結成した。
1886年、会津小鉄上坂仙吉は、病死した。
詳細は「会津小鉄 (幕末)」を参照

二代目
1886年、上坂卯之松(上坂仙吉の実子)は、会津小鉄二代目に襲名した。
1935年、会津小鉄二代目上坂卯之松は、死去した。

三代目
二代目中島会会長図越利一は、中島連合会を結成した。
1975年03月、三代目会津小鉄会会長に襲名した。

四代目
1986年07月、三代目会津小鉄会理事長高山登久太郎(姜外秀)は、四代目会津小鉄会会長に襲名した。
四代目会津小鉄会から会津小鉄四代目に改称した。
1997年02月、会津小鉄四代目高山登久太郎(姜外秀)は、引退した。

五代目
1997年02月、図越利次(図越利一の実子)は、会津小鉄五代目に襲名した。
1998年12月、会津小鉄五代目から五代目会津小鉄会に改称した。

六代目
2008年11月、五代目会津小鉄会理事長四代目中川組組長馬場美次は、六代目会津小鉄会会長に襲名した。

歴代
初代:上坂仙吉
二代目:上坂卯之松
三代目:図越利一
四代目:高山登久太郎(姜外秀)
五代目:図越利次

当代
六代目:馬場美次

構成
会長 - 馬場美次
若頭 - 金子利典(四代目いろは会会長)京都府京都市
舎弟頭 - 臼井昭夫(五代目中川組組長)京都府京都市
本部長 - 道原利光(三代目寺村組組長)京都府八幡市
組織委員長 - 岡山 満(三代目岡山仁儀会会長)京都府京都市
渉外委員長 - 原田 昇(心誠会会長)京都府京都市
若頭補佐 - 大上一郎(二代目馬場組組長)京都府京都市
若頭補佐 - 石本省二(二代目馬場組副組長石本組組長)京都府京都市
舎弟 - 北村富士雄
舎弟 - 丸山清文
舎弟 - 曽我 速(共盛会会長)京都府宇治市
舎弟 - 岡田 満
事務長 - 吉川栄大

傘下団体

心誠会
京都府京都市伏見区に事務所がある。山口組寄り。
いろは会
京都府京都市左京区に事務所がある。神戸山口組寄り。

注釈
六代目山口組若中淡海一家総長高山誠賢(姜義幸)は、高山登久太郎(姜外秀)の実子

参照元 : wiki/会津小鉄会

2017年4月24日月曜日

暴対法と暴俳条例の影響で暴力団員の数が過去最少に

暴力団員、過去最少 静岡県内、ピークから6割減

2017/4/24(月) 7:25配信



静岡県内の2016年末時点の暴力団員(構成員、準構成員)は1270人(概数)で、1969年に統計を取り始めて以降、過去最少を記録したことが県警のまとめで分かった。ピークだった70年(3100人)の約4割。県警は「暴力団排除活動が社会全体に広がり、活動しにくくなっているのが要因」とみている。一方、暴力団の資金獲得の動きが潜在化し、指定暴力団山口組の分裂抗争に伴う活動も一部で活発化していることから、引き続き警戒を強化している。

県警組織犯罪対策課によると、2016年末時点の県内の暴力団構成員は700人(前年比90人減)、組に所属しないものの外部から組織の活動に関わる準構成員は570人(30人増)。暴力団対策法(暴対法)が施行された1992年当時と比べ約4割減少した。

県内の組別勢力は、2次団体が6組織ある山口組が865人で最多。稲川会が255人で続き、山口組と抗争状態にある神戸山口組は60人だった。

暴排条例の施行などで活動が制限される中、暴力団の資金獲得活動は潜在化し、近年は振り込め詐欺や貧困ビジネスなどに広がりを見せている。

県警は振り込み詐欺関連では、16年3月、指示役として稲川会大場一家組員を逮捕した。近年では、15年8月に福島県での除染に派遣した作業員を違法な建設業務に従事させたとして労働者派遣法違反の疑いで山口組系組員を逮捕している。

担当者は「密接交際者などを利用して経済活動に参入し、組員が表立って姿を見せない傾向が強まっている」と指摘する。企業が経済取引する際には、後でトラブルになることを避けるため、契約書や取引約款に「暴力団排除条項」を盛り込むよう求めている。

県公安委員会が暴対法に基づき出した指定暴力団員や関係者の不当行為に対する中止命令は16年、52件で前年の2倍に上った。県警は、今後も中止命令や不当行為の再発防止命令を積極的に活用し、被害防止を図るとしている。

参照元 : @S[アットエス] by 静岡新聞SBS

金塊取引事件多発の背景には暴力団が絡んでいる?儲けた消費税分をヤクザと業者が折半

「取引の舞台にうってつけ」金塊取引事件が多発、なぜ福岡? 背後に暴力団の売買介在も

2017/4/24(月) 9:43配信



福岡市内で金塊取引に絡む事件が相次いでいる。20日に同市・天神で約3億8400万円が奪われた事件では、会社員男性(29)が金塊の購入資金を銀行から引き出した直後に襲われた。昨年7月にもJR博多駅近くの路上で約6億円相当の金塊が警察官を装った男らに盗まれる事件が起きている。金を巡っては価格高騰に伴い海外からの密輸が急増しており、密輸の拠点とされる東南アジアから近い福岡で売買が横行している、との指摘もある。

金1グラム当たりの平均価格は、2005年が1619円だったが、16年は4396円となり約2・7倍に跳ね上がっている。

金の価格は世界共通で、多くの国は非課税だが、日本では国内に持ち込んだ場合、税関で消費税8%の納付が必要となる。例えば1億円分の金塊を国内に持ち込もうとすると、税関に申告して消費税分の800万円を支払わなくてはいけない。このため密輸品を国内で転売し、消費税分をもうけようとする犯罪グループが後を絶たない。

財務省によると、全国の税関が2015事務年度(15年7月~16年6月)に金密輸で摘発した事件は294件で、統計を取り始めた05事務年度以降、最多だ。

「地理的に近い福岡は取引の舞台としてはうってつけ」

関係者によると、金の取引は現金払いが一般的という。通常、大量の金塊を売る場合は買い取り側に現金を用意してもらうため、事前に取引日時を知らせる必要がある。高額の取引になれば複数人が関わるケースもあり、事前に取引情報が漏れるリスクは高まる。

福岡で事件が相次ぐ背景について、金塊の密輸事情に詳しい男性は「密輸ルートとして挙げられるのが香港、シンガポール、韓国。地理的に近い福岡は取引の舞台としてはうってつけだ」と話す。

格安航空会社(LCC)やフェリーなどを利用すれば、低コストで金塊を運搬できる点を挙げ、「港湾都市として発展した東南アジアの国はおしなべて税関の審査が甘い。密輸グループはこの点を悪用している」と指摘する。

グループは買い付け役、運搬役、転売先の業者を探す仲介役に分かれているといい、この男性は「密輸品をそのまま売れば足がつくので、東京などで加工した上で貴金属店に販売する。事情を知りながら購入する店は多い」と打ち明ける。

また、こうした事件には暴力団が介在するケースも多く、「過去の事件では、もうけた消費税分を暴力団と業者が折半していた」(捜査関係者)という。

別の男性は「たとえ被害に遭っても密輸品のため被害者側が警察に通報することはない。表になっているのはあくまで氷山の一角だ」と話している。

参照元 : 西日本新聞



2017年4月20日木曜日

暴力団事務所の特徴Q&A

組事務所の特徴は 監視カメラ多く塀高い Q&A

2016/4/7 07:20



Q 組事務所はどんなところにあるの。

A 繁華街に多い。ただ、暴力団対策法で組側もかつてのように暴力団のシンボル「代紋」を掲げることができないため、一般の建物と見分けがつきにくくなっている。

Q 区別のポイントは。

A 一般論でいうと、組事務所は監視カメラが不自然に多く、窓ガラスが板などで覆われている。塀が高く、有刺鉄線が張られていることもある。

Q 目立たない場所にもあるの。

A 住宅街の民家を事務所として使ったり、マンションに別宅を設けたりする暴力団もある。3月には神戸市須磨区の住宅街にある組事務所が荒らされた。近隣の住民に聞くと、「暴力団事務所とは知らなかった」と話していた。

Q 危険から身を守るには。

A 県警は組関連施設の周辺でパトカーによる巡回を増やし、一部は24時間体制で警戒している。近くの学校や自治会には個別に情報も提供している。そうした情報をよく聞き、安易に近づかないことが何よりの対策だ。

Q ほかに注意点は。

A これまでに組関連施設周辺で起きた事件は夜間から未明の発生が多い。日没後は特に注意してほしい。

参照元 : 神戸新聞NEXT


全国指定暴力団 本部事務所 一覧

1 六代目山口組
兵庫県神戸市

2 稲川会
東京都港区六本木

3 住吉会
東京都港区赤坂

4 五代目工藤會
福岡県北九州市小倉北区

5 七代目会津小鉄会
京都府京都市下京区

6 五代目共政会
広島県広島市南区

7 七代目合田一家
山口県下関市竹崎町

8 四代目小桜一家
鹿児島県鹿児島市甲突町

9 五代目浅野組
岡山県笠岡市笠岡

10 道仁会
福岡県久留米市京町

11 二代目親和会
香川県高松市塩上町

12 双愛会
千葉県市原市潤井戸

13 三代目侠道会
広島県尾道市山波町

14 太州会
福岡県田川市弓削田

15 九代目酒梅組
大阪府大阪市西成区太子

16 極東会
東京都豊島区西池袋

17 東組
大阪府大阪市西成区山王

18 松葉会
東京都台東区西浅草

19 三代目福博会
福岡県福岡市博多区千代

20 旭琉會
沖縄県沖縄市上地

21 浪川会
福岡県大牟田市上官町

22 神戸山口組
兵庫県淡路市志筑


虚偽の建設業許可申請を行ったとして、建設業法違反容疑で、指定暴力団「会津小鉄会」系組員ら3人逮捕

虚偽申請で建設業、会津小鉄会系組員ら逮捕

2017/4/19(水) 9:02配信

虚偽の建設業許可の申請を行ったとして、京都府警は18日、建設業法違反容疑で、指定暴力団会津小鉄会系組員、山田英志容疑者(48)=宇治市六地蔵奈良町=を再逮捕し、京都市山科区椥辻西潰、建設作業員、中本貴久容疑者(38)ら3人を逮捕した。

山田容疑者は、暴力団幹部の収監を免れさせるために検察に病状の虚偽報告をしたとして虚偽診断書作成・同行使容疑で逮捕されていたが、同日、処分保留で釈放されていた。

山田容疑者の再逮捕容疑は平成28年3月下旬、勤務実体のない中本容疑者ら2人を代表取締役などとする法人の虚偽の建設業許可を府に申請し、不正に建設業許可を受けたとしている。山田容疑者は認否を留保しているという。

府警組織犯罪対策2課によると、建設会社は山田容疑者が実質的に経営していた。府警は暴力団の資金源になっていた可能性があるとみて捜査している。

参照元 : 産経新聞


山田英志容疑者は2017年2月にも暴力団組員であることを隠してローンを組んで約500万円を詐取したとして詐欺罪で逮捕されており、今回の事件で再逮捕となった。

身分偽りローン500万円 容疑で会津小鉄傘下幹部ら逮捕、2人を指名手配

2017.2.4 09:48

暴力団組員であることを隠してローンを組んで約500万円を詐取したとして、府警は3日、詐欺容疑で、指定暴力団会津小鉄会系組員、山田英志容疑者(48)=宇治市六地蔵奈良町=ら2人を逮捕したと発表した。府警は認否を明らかにしていない。

2人の逮捕容疑は昨年1月、組員であることを隠した上、収入があると装い、乗用車の購入名目で信販会社とローン契約を結び、自動車販売会社の口座に約500万円を振り込ませてだまし取ったとしている。

府警は、同容疑で同会系元組長、臼井昭夫容疑者(74)=京都市伏見区醍醐下山口町=ら2人を全国に指名手配した。当時、臼井容疑者は同会顧問を務めていたが、昨秋に引退したとみられる。

参照元 : 産経新聞

【図解】会津小鉄会のクーデターに山口組と神戸山口組の影

やはり、山口組くらいの大きな組が分裂すると、それに伴い他の組織にも大きな影響を及ぼすことになります。今回も老舗の会津小鉄会という京都を拠点とする組織がその影響を受けることになりました。これからどのような展開になっていくのでしょうか。絶縁処分となった原田昇元若頭は、六代目山口組の傘下に入るのかもしれませんね。


ヤクザの身分隠してレンタカー1台借りた疑い 神戸山口組の直参団体「西脇組」組長ら3人逮捕

神戸山口組の直参組長を逮捕 身分隠し車レンタル疑い

2017/4/19(水) 12:01配信

兵庫県警暴力団対策課と明石署などは19日、詐欺容疑で、指定暴力団神戸山口組(本拠地・淡路市)の直系団体「西脇組」組長ら3人を逮捕した。

ほかに逮捕されたのは、同市西区と明石市のいずれも無職の男2人。

3人の逮捕容疑は、共謀して2015年8月2~4日、約款で暴力団員やその関係者への貸し出しを拒絶している鹿児島県霧島市のレンタカー店で、組長の身分を隠して乗用車1台を借りた疑い。組長は黙秘し、男2人は容疑を否認しているという。

参照元 : 神戸新聞NEXT


暴対法や暴俳条例により、ヤクザにとっては住みにくい、生活していくうえで大変困難な社会になっている。

暴力団に所属しているだけでレンタカーさえも借りれない。当然、自分名義で車も所有できない、賃貸マンション、アパートも借りれない。

銀行口座も作れない、携帯電話も契約出来ない。つまり不自由な生活が嫌なら堅気になれということ。過去には回収日ではない日に、無関係のマンションのごみ置き場に空き缶や空きペットボトルを捨てたとして組員が逮捕されている。

ごみ出しルール違反?で組員逮捕

2016/6/4 23:14

回収日ではない日に、無関係のマンションのごみ置き場に空き缶や空きペットボトルを捨てたとして、兵庫県警須磨署は4日、神戸市須磨区の指定暴力団神戸山口組系組員の男(42)を廃棄物処理法違反容疑で逮捕した。

逮捕容疑は、5月18日午後9時半ごろ、「缶・びん・ペットボトル」の回収日の1週間前であるにもかかわらず、同区内のマンションごみ置き場に空きペットボトルや空き缶の入った市指定袋10袋(総重量11・7キロ)を捨てた疑い。

同署によると、容疑を認めており、「所定のごみステーションには分別に厳しい女性がいて、きちんと分別しないと出せなかった」と供述しているという。男は組事務所に住み、ごみ出しの担当だったという。

参照元 : 神戸新聞NEXT

これが一般市民なら逮捕までされなかったかもしれない。ヤクザというだけで一般市民より罪が重くなるのである。

2017年4月19日水曜日

ラオスの麻薬王がタイの裁判所に出廷!麻薬密輸容疑を否認

ラオスの「麻薬王」、タイの裁判所に出廷 密輸容疑を否認

2017/4/18(火) 20:58配信



【AFP=時事】ラオスの麻薬王とされ、タイの富豪や著名人とも密接な関係にあった男が18日、タイの首都バンコク(Bangkok)の裁判所に出廷し、両国を股に掛けた麻薬の密輸取引で主要な役割を果たしていたとする容疑を否認した。

サイサナ・キオピンパ(Xaysana Keopimpha)被告(42)は今年1月、バンコクの空港に向かう途中、タイの警察に逮捕された。タイの麻薬捜査当局は、サイサナ被告は「国際的な麻薬王」だとして麻薬密売、所持など多数の容疑で起訴した。

また当局はサイサナ被告の逮捕直前に押収した120万錠のメタンフェタミンにも、被告が関連していると主張している。サイサナ被告の弁護士によると「(同被告は)すべての罪状について否認している」という。

「黄金の三角地帯(Golden Triangle)」と呼ばれるタイ、ミャンマー、ラオス、そして中国南部の国境地帯では大量のアヘンやヘロイン、メタンフェタミンが生産され、アジアやその他地域への密輸の中心地となっている。一帯の生産量は中南米に次ぐ規模ともいわれている。【翻訳編集】 AFPBB News

参照元 : AFP=時事


タイの麻薬取締局、密売人から押収した大量の麻薬を公開

2017年02月01日 17:14



【2月1日 AFP】タイの首都バンコク(Bangkok)で1日、麻薬取締局が押収した大量の麻薬が報道陣に公開された。

今回公開されたのは、カフェインとメタンフェタミンを混ぜた、現地で「ヤバ」と呼ばれる麻薬のタブレット72万錠、同じく「アイス」と呼ばれるクリスタルメス87キロ。

タイ南部ハートヤイ(Had Yai)で先月26日、および北部ウドンタニ(Udon Thani)県で先月29日、麻薬密売人から押収された。(c)AFP

参照元 : AFP BBNEWS







2017年4月15日土曜日

元妻に「伊勢エビを買え」などと言って金を脅し取ろうとした六代目山口組系・暴力団幹部を逮捕

元妻に「伊勢エビ買え」山口組系幹部を逮捕

2017年4月13日 19:14



「伊勢エビを買え」などと言って元妻から金を脅し取ろうとしたとして、六代目山口組系の暴力団幹部の男が逮捕された。

恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、六代目山口組系の暴力団幹部で三重県鈴鹿市の河内大容疑者(38)。警視庁によると、河内容疑者は去年11月から12月にかけ、都内に住む元妻から金を脅し取ろうとした疑いがもたれている。

河内容疑者は元妻に電話で、「今年も年末のやつ買ってくれへんわな」と伊勢エビを買うよう求めたが、それを断られると、「金だけ貸してくれへんか」「お前ヤクザなめとんな」「ぶっ殺すぞ」などと脅したという。

調べに対し河内容疑者は容疑を認めているということで、警視庁は金を脅し取って上納金に充てるつもりだったとみて調べている。

参照元 : 日テレNEWS24

















朝堂院大覚氏「半グレ(不良組織)によって増え続ける近代の犯罪」

半グレ(不良組織)によって増え続ける近代の犯罪 江戸時代から抑止力として存在してきた暴力団(任侠団体)



朝堂院大覚氏

ここの所、外国人に対する問題が発生しておるけれど、まあ私が一面日本は犯罪天国だと、日本の暴力団と言われるヤクザ組織が法律によって禁じられることによって、いずれ消滅する。

消滅するのを待って外国人の犯罪、強盗殺人、盗人、そういうひったくりから含めてですね、外国の犯罪者は日本の、いわゆる犯罪天国にザーッと流れてくる。もう日本にはヤクザがないからと、ヤクザは動かないよと。

そして不良組織と連携しながら、あらゆる隠れた犯罪というのが全国に今広がっている。恐ろしい数の犯罪組織が出来ているわけです。

いままで登録もされていない名前も分からない、だからどこで何が起こっても捜査しようがないような犯罪組織というものが蔓延ってきた。

それを今まで抑止してたのが、いわゆる任侠団体。山口組、住吉会、稲川会と、その他、数多くの団体が任侠団体という看板上げて縄張りを決めて、この内の縄張りには外国人犯罪者は一歩も入れてはならんという指示出しとけば若い衆が、それを見回って、おいお前どこの国から来たんだと、犯罪者に対して追及する。

これが警察の保管機関になっておった。その警察の保管機関がいまや死んでいる。だから外国人犯罪者は天国として日本にばんばんやってくる。

以下略


2017年4月13日木曜日

【前橋市スナック4人殺害事件】元暴力団組長の矢野治死刑囚を別の殺人事件で異例逮捕

元暴力団組長の死刑囚を異例の逮捕 別の殺人事件で

2017/04/10 13:35



確定死刑囚を別の殺人事件で異例の逮捕です。

矢野治死刑囚(68)は、2003年に前橋市のスナックで4人が殺害された事件に関与したとして死刑が確定しています。矢野死刑囚はその後、斎藤衛さん(当時49)を殺害して遺棄させたという内容の文書を警視庁に送り、斎藤さんの遺体は去年11月、文書の通り、埼玉県の山中から見つかりました。

しかし、その後、矢野死刑囚が任意聴取に応じなくなったことなどから、警視庁は事件の全容解明に向けて10日午後、殺人の疑いで逮捕しました。矢野死刑囚は「今の段階では黙秘します」と供述しています。この逮捕で、死刑執行は先延ばしになるとみられています。

参照元 : テレ朝ニュース












2017年4月12日水曜日

安倍総理夫人と反社会的勢力との接点が浮上!元暴力団組長と原発20キロ圏内侵入

「昭恵さんに刺青見せてくれ言われた」元組長と原発20キロ圏内に侵入 総理夫人の振る舞い

2017/4/24(月) 8:01配信



大麻がお好きで、その常習者とも親しげに交わっていた安倍昭恵夫人(54)。言うまでもなく、大麻を所持したり吸引したりするのは反社会的な行為だが、驚いたことにこのご夫人、反社会的勢力とも、接点をお持ちなのである。

あらためて声高に叫ばなくても、

〈反社会的勢力を社会から排除していくことは、暴力団の資金源に打撃を与え、治安対策上、極めて重要な課題である〉

ということなど、誰でも知っている。ちなみに上の一文は、「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針について」からの引用で、2007年6月にこれを発表したのは、内閣総理大臣主宰の犯罪対策閣僚会議である。

だが、大麻について、反社会的勢力について、その危険性を政府がいくら説いたところで、昭恵の耳に念仏。わが国のファーストレディは「私人」という称号を賜っているからか、夫がその長を務める行政の指針など、どこ吹く風だ。

■元暴力団組長と福島へ

たとえば、昭恵夫人は福岡県朝倉市でドッグシェルターを運営する「J‐Tazʼs」という団体の名誉顧問を務めている。代表理事の細康徳(ほそやすのり)氏に面会すると、時に大きな身振り手振りで語るが、左手の小指は、第一関節から先が欠けている。元暴力団組長という細氏が述懐するのは、13年2月に昭恵夫人と一緒に、福島に出向いた際のことである。

「昭恵さんを案内したんは俺やねん。(原発の)20キロ圏内を視察したいっちゅう話やけど、政府の人間は連れてけへんがな。ワシらそのころ、20キロ圏内で迷子になった犬をレスキューしたり、20キロの中で動いとったから、ついて行かせてほしいて頼まれて、車2台使っていろいろ回ってん」

当時、福島第1原発から20キロ圏内は、例外を除いて立ち入り禁止の警戒区域に指定されており、それを定めたのは政府。昭恵夫人は“私人”としても、国民に規則の順守を促す行政の長の夫人としても、入っていいわけがなかったが、ともかく細氏の話を続ける。

「うち1台はBMWで、俺と、スタッフと、昭恵さんと、昭恵さんの友人と、昭恵さんの秘書の若い女性が同乗してて、もう1台のワゴンに、ほかのスタッフとか、昭恵さんのお付きの谷(査恵子)さんが乗ってました。途中、20キロ圏内に入るとこで、俺はこう言うたんや。“これから子供産む可能性がある人は、これ以上はやめた方がええ”って。そしたら若い方の秘書は入らんと、別の場所で待機しとったけど、谷さんは中までついて来はったね」

むろん、細氏は立ち入り許可証を持っていたが、

「圏内はあちこちに警官が立っとって、よく止められんねん。そいで同乗者リスト見せたら、安倍昭恵って載ってるやろ。せやけど彼らは聞いてへんから“総理夫人がこんなとこにいるはずない”って信じひんのよ。そういうときは昭恵さんに車から降りてもろて、“安倍昭恵です”って説明してもろたこともあったな」

なんと、警戒区域でリアル水戸黄門ごっこを繰り広げていたらしい。

「20キロ圏内でずっと生活してはる松村直登っておるやろ。あの人の家を一緒に訪ねたんや」

掲載の写真は、そのときのものだという。

「いろいろ回っとったら日が暮れてしもたから、温泉旅館にみんなで泊まったんや。その夜、俺の部屋に集まって飲んで、昭恵さんに刺青見せてくれ言われたんやけど、人様に見せるもんちゃうて、断ったんや」

■「懲役は行きました」

そう回想する細氏は、かつて本誌(「週刊新潮」)にこう語った。

「極道やってたのは(四代目会津小鉄会会長の)高山登久太郎のころです。侠客でしたからカタギに手を出すようなことはしない。懲役は行きました。銃刀法違反で捕まったのですが、もう昔のことやし」

犬と出会って足を洗ったという細氏のことを本誌が報じたのは、13年6月13日号。この元組長が推す人物を、昭恵夫人が自民党の参院比例区の公認候補に推薦し、実際、公認されてしまったからだった。

さすがに、その候補者はのちに降ろされたが、昭恵夫人はいったいどこで細氏と知り合ったのか。

「昭恵さんの友人が渋谷かどこかで迷い犬を保護して、その飼い主を探すのに協力してほしいと、うちに連絡が入ったのがきっかけやったんや。で、飼い主が見つかってん。昭恵さんからお礼の電話がかかってきたのが縁で、神奈川のシェルターに来てくれはったのよ」

その後、被災犬の保護に勤しみ、現在は、

「もう30頭くらいしか残ってへんけど、俺らが面倒見いひんかったら、こいつらどこに行けばええねん。それで毎月赤字を垂れ流しながら、細々とやってるのが現状ですわ」

その姿勢には頭が下がるにせよ、総理夫人が、かつて反社会的勢力の一端を占めた男と交流するばかりか、その力を頼って、政府が立ち入りを禁じた区域に入るなど、あっていいことだろうか。いや、失礼。大麻取締法違反者と交流する天下の私人に、常識を問うほど虚しいことはないのかもしれない。

特集「『安倍昭恵』と反社会的勢力」より

「週刊新潮」2017年4月20日号 掲載

参照元 : デイリー新潮




安倍昭恵、反社会的勢力との接点 元組長と原発20キロ圏内侵入、いわくつきビルでゲストハウス運営

2017/4/12(水) 17:00配信



大麻常習者との親しい関係が明らかになった安倍昭恵夫人(54)に、今度は反社会的勢力との複数の接点が浮上した。

総理夫人が名誉顧問を務める「J-Taz’s」は、福岡県朝倉市でドッグシェルターを運営する団体。その代表理事の細康徳氏は、全身に刺青を持つ元暴力団組長である。

2013年2月、昭恵夫人はこの細氏と共に福島第1原発20キロ圏内の視察に赴いた。その際、警官に止められると、“安倍昭恵です”と、水戸黄門のようにその身分を明かし、立ち入り禁止区域を通行していたという。

さらには、昭恵夫人が山口県下関市で経営する宿泊施設「UZUハウス」が入るビルのオーナーは、広域暴力団フロントの資金源だった人物。物件は、地元で“いわくつき”として知られていた。

オーナー氏は、

「お話しすることはなにもないので」

と強調するが、UZUハウスの家賃が反社会的勢力に流れる危険性は否定できない。

安倍総理が反社勢力の排除の先頭に立つ一方での、夫人のこうした振る舞い――。4月13日発売の「週刊新潮」では、先の2人の人物と昭恵夫人との関係について詳しく掲載する。

「週刊新潮」2017年4月20日号 掲載

参照元 : デイリー新潮


昭恵夫人、「暴力団フロントの資金源」オーナーのビルで宿泊施設を運営 家賃が反社会的勢力に流れる危険性

2017/4/25(火) 8:01配信



暴力や威力に頼って利益を上げようとする反社会的勢力を排除しようと、社会を挙げて取り組んでいる昨今。もちろん、その先頭に立つのは総理だが、総理夫人がそうした勢力と結びついていたなら、“家庭内野党”と称して済む問題でないのは言うまでもない。

山口県下関市は、言わずと知れた安倍総理の地元だが、福岡県との海峡のたもとに、古びた6階建てのビルが建っている。そこに昨年8月、UZUハウスなるゲストハウス、すなわち宿泊施設が開業した。その名でお気づきと思うが、安倍昭恵夫人(54)が東京は神田で経営する居酒屋「UZU」の“姉妹店”である。

2015年当時、神田のUZUを設計し、UZUハウスの総合プロデューサーを務めた一級建築士の沖野充和氏はこう語っていた。

「昭恵さんとは、山口県出身者と2カ月に1回、飲み会や勉強会をする長州友の会で知り合って、あるとき“飲食店をやりたいんだけど設計してくれない?”という話があって、それがUZUです。で、15年にUZUで新年会をやったとき、関門海峡が見えるバーを開きたいというお話をいただきました」

居酒屋の次はバーという発想が、奔放な酒豪である昭恵夫人らしいが、ともかく話を続けると、

「当時、僕はゲストハウスやシェアハウスの設計に携わることが多く、それで思いついたのがゲストハウスでした。そこにバーも設置すれば、海峡が見えるバーという昭恵さんの想いも形にできる。そこで、“こういうことを考えているんだけど”とLINEを送ると、すぐに“いいんじゃない”と返事がありまして、間もなく山口県出身者でパーティをした際に、昭恵さんに来てもらって話が盛り上がり、名前もUZUハウスに決まったんです」



■増資マフィアのスポンサー

6階建てで延べ床面積は1000平方メートルほど。1階と2階がカフェ兼バー、3階がイベントスペース、4階から上が宿泊施設で、景色こそいいものの、寂れた町外れに位置するため、お世辞にも賑わっているとはいえない。しかもこのビル、実はとっくの昔から寂れていたのだが、それにはいわくがあったのである。地元の事情通が言うには、

「赤間神宮の前のあの土地は、昔は海峡に面して料亭がズラリと並び、安倍晋太郎さんもよく通っていました。その後、いくつかのビルが建てられたけど、バブルが弾ける時期と前後して、何棟かが人手に渡り、あのビルも地元で有名な暴力団の組員たちに占有されてしまった。地元の人間はあのビルがややこしい物件だと知っているから、誰も手を出さなかったんだ。その後、住専の手に渡って競売にかけられ、落札されたんですが、あんな物件を落札したのはいったい誰なんだ、と話題になりました」

落札したのは、地元で不動産業などを営む皆川恵美子さん=仮名=だった。その妹に尋ねると、

「購入を勧めたのは私。たまたま地元紙を読んでたら、3000万円で競売に出されていて、姉さんに勧めたんよ。あの建物はかつて、日晃という会社が1億円で買っとったと偶然聞かされていたので、割安じゃと思って姉に勧めた」

と言う。もっとも、その後もUZUハウスができるまで、ずっと空き家だったのだが、ともあれ、どうして“姉”には、こうした物件を買う余裕があったのか。皆川さんは、東証2部上場の日本製麻という会社の大株主だが、そこにヒントがあると打ち明けるのは、彼女と同じ株銘柄を買い集めたことのある人物である。

「広域暴力団のフロントで名うての株ブローカーだった男が、麻製品やパスタを製造している日本製麻の株を、皆川さんら数人に買わせて乗っ取りを図り、失敗したんです。その男は業績が悪化した企業に資金調達、つまり増資を持ちかけて株を大量に買い、乗っ取りを図る“増資マフィア”。1988年には最上恒産の早坂太吉会長から10億円をだまし取って逮捕され、5年の実刑を食らい、09年にも稲川会の幹部と一緒に強制執行妨害で逮捕され、暴力団との関係の深さが取り沙汰されました。13年に病死したその男のスポンサーのひとりが皆川さんで、韓国との“貿易”で上げた利益を元手に、競売物件を手広く買いあさっています」

ところで、皆川さんは離婚を経験しているが、元夫について再び妹が語る。

「私の夫が姉の旦那の五条さん=仮名=に数千万円貸したまま、戻ってきとらん。姉に相談しても、あくまでも借りたのは五条さんだから、五条さんに請求してという態度で、私たちは疎遠になったんじゃ」

■微妙に変わる証言

とまれ、そのいわくつきのビルにUZUハウスは開業したのである。オーナーの皆川さんとの賃貸契約は、昭恵夫人が社長を務めるチームエーではなく、前出の沖野氏が社長のトルビという会社との間で結ばれている。ただし、もちろんだが昭恵夫人はトルビの役員に名を連ねている。

皆川さんからビルを借りるに至る経緯を、沖野氏は以前、こう語っていた。

「賃貸情報がインターネットの不動産サイトに出ていて、ロケーションがいいのですぐに電話したんですが、最初はオーナーに断られてしまった。でも諦められなくて、その後、そのオーナーと運命的な出会いができて、快く貸していただける話になったんです」

今回、沖野氏にあらためて話を聞くと、

「断ってきたのは不動産屋さんで、オーナーさんではありません。昭恵さんと皆川さんの二人が、面識があるとは伺っていますが、それ以上の関係はないんじゃないですかね」

と、微妙に話が変わっている。一方、オーナーの皆川さんは、ようやく連絡がつくと、なぜかあらかじめ身構えたように、

「あちらの方(沖野氏)に聞いてください。お話しすることはなにもないので」

と語気を強め、暴力団のフロントとの関係や日本製麻について尋ねても、質問の機先を制するように、

「知らない、そんな人。わからない。いろいろ聞いてもわからんので、向こうに聞いてください」

だが、「なにもない」のに、そんなに慌てなくてもよさそうなものだが。

■総理に止められたのに

ちなみに、皆川さんは在日本大韓民国民団下関支部の幹部。安倍家は代々、在日韓国人社会とのつながりが深いことで知られ、昭恵夫人と皆川さんを結ぶ線があっても不思議はない。いずれにせよUZUハウスの家賃が、結果的に反社会的勢力に流れるという危険性は、否定しきれないのだ。

「昭恵さんには、自分の立場に対する自覚がないから、怪しい人物とのつながりができてしまいます。反社会的勢力が政権に食い込むルートを作ることにもなりかねず、とても危ない。UZUハウスにしても、本来なら安倍事務所がオーナーについて調べることができたわけで、安倍総理の危機管理も疑われます」

そう指摘するのは政治アナリストの伊藤惇夫氏だが、UZUハウスにはほかにも危ない側面がある。政治部デスクが語る。

「UZUハウスの開業に当たって、昭恵さんはネットで資金を募るクラウドファンディングで4400万円を集め、資金不足を補いました。これについては、安倍総理から“どんな人がお金を出すかわからず、危ないのでやめるように”と止められたのに、昭恵さんは聞かなかったんです」

反社会的勢力が出資する可能性も否定できないのは、言うまでもない。書き添えれば、谷査恵子さんも出資者に名を連ねている。

しかも、昭恵夫人はクラウドファンディングと縁が深い。たとえば、安倍家の遠戚が主催する全国高校生未来会議や、聴覚障害がある子供の入所する施設など、縁の深い組織や施設がクラウドファンディングをする際、広く出資を呼びかけているのだが、

「総理夫人は私的な組織や施設に関わってはいけません。ましてや、民間の金集めに協力するなんて、絶対にダメです」(伊藤氏)

昭恵夫人に悪意がないことを疑うつもりはない。しかし、彼女の無自覚が最大の悪であることもまた、疑いようがないのである。

特集「『安倍昭恵』と反社会的勢力」より

「週刊新潮」2017年4月20日号 掲載

参照元 : デイリー新潮









強盗致傷と逮捕監禁の容疑で、指定暴力団住吉会系の暴力団員ら4人逮捕

車に乗せて現金60万円など奪った疑い 組員ら4人逮捕

2017/4/12(水) 8:59配信

長野市の路上で昨年12月、男性が暴行されて車に乗せられ、現金60万円などを奪われた事件で、長野県警は11日、強盗致傷と逮捕監禁の容疑で、指定暴力団住吉会系の暴力団員長谷川亮太容疑者(33)=さいたま市見沼区大和田町1丁目=ら4人を逮捕し、発表した。県警は容疑者の認否を明らかにしていない。

長谷川亮太容疑者のほかに逮捕されたのは、無職長谷川春治(42)=同=、職業不詳の森本庸介(36)=東京都港区南麻布3丁目=、建設業窪田泰紀(42)=長野市平林1丁目=の各容疑者。

長野中央署によると、4人は共謀し、昨年12月19日午後8~9時ごろまでの間、長野市の路上で60代の男性を暴行して車に乗せて現金60万円などを奪い、翌日午前0時ごろに同市内で解放するまでの間に、肋骨(ろっこつ)を折るなど全治4週間のけがを負わせた疑いがある。

参照元 : 朝日新聞



産業廃棄物を空き地に違法に捨てた疑い、住吉会系の暴力団組員を逮捕

産業廃棄物を違法に捨てた疑い、新たに暴力団組員を逮捕

2017/4/7(金) 6:34配信



ビルの解体工事で出た産業廃棄物を茨城県内の空き地に違法に捨てたとして運送会社の社長の男らが逮捕された事件で、警視庁は新たに暴力団組員の男を逮捕しました。

逮捕されたのは、住吉会系の暴力団組員・石島一雄容疑者(62)です。石島容疑者は、去年4月から5月にかけビルの解体工事で出たプラスチックなどおよそ90トンの産業廃棄物を、茨城県古河市内の空き地に違法に捨てた疑いが持たれています。

石島容疑者は現場で自ら重機を扱い、捨てた産業廃棄物に土をかけて隠していたということで、取り調べに対し容疑を認めているということです。

参照元 : TBSニュース