2018年8月26日日曜日

安倍首相と特定危険指定暴力団「工藤会」の関係、火炎瓶事件を取り上げてきたジャーナリストが何者かに殺されかける ~ 大手メディアは揃って沈黙

安倍首相と暴力団「工藤会」のただならぬ関係 沈黙を続ける大手メディア

2018年8月24日 10:50

日本ボクシング連盟に帝王として君臨していた山根明氏。暴言や山根氏の地元を勝敗判定で優遇した「奈良判定」疑惑など、外部からみればどれ一つとっても退場勧告されてしかるべき案件だったが、山根氏を「ノックアウト」したのはやはり、暴力団との密接交際疑惑だった。

暴力団関係者に利益供与することが許されないだけでなく、一緒に写真を撮っただけでもアウト。いまやそれが市民や企業関係者の認識であり、改正暴力団対策法や暴排条例によって反社会的勢力の生き延びる余地は確実に狭まっている。

そうしたなか、安倍首相と暴力団をめぐる重大な疑惑が浮上。一部のジャーナリストが情報発信したが、大手メディアが揃って沈黙する状況となっている。



(写真は小山佐市氏(80歳))

■誹謗中傷ビラの黒幕は、安倍事務所
この国で最も権力を持つ人物が、暴力団のなかでも「最も凶悪」と恐れられ唯一「特定危険指定」を受けた暴力団に汚れ仕事を依頼していた疑惑があることについて、報道されることがないのはなぜなのか。疑惑の人物は、マスコミが沈黙しているのをいいことに国政の中心にのうのうと居座り続け、9月に行われる自民党総裁選では3選を目指すという。そう、安倍晋三首相こそ、「疑惑の放火未遂事件」の当事者なのだ。

この疑惑を追い続けている、ジャーナリストの寺澤有氏の著書『安倍晋三秘書が放火未遂犯とかわした疑惑の「確認書」』(インシデンツ発行)と、「アクセスジャーナル」主宰者・山岡俊介氏のレポートをもとに、事件の概要をまとめてみよう。



2000年6月17日、当時は選挙期間中で「衆議院議員候補」だった安倍首相の下関の自宅に火炎瓶が投げ込まれた放火未遂事件が発生した。同月28日には市内の後援会事務所に、8月14日にも自宅と後援会事務所にそれぞれ火炎瓶が投げ込まれている。

この放火未遂事件について2003年、6人の男が福岡県警と山口県警の合同捜査本部に逮捕された。逮捕された容疑者は、国内で唯一特定危険指定を受けている暴力団「工藤会」(本部:北九州市)系高野組の高野基組長と組員、さらに元建設会社社長の小山佐市氏(80)だった。

小山氏は2007年3月9日に福岡地裁小倉支部で懲役13年の判決を受けて宮城刑務所に服役。今年5月に宮城刑務所を満期出所した小山氏は、寺澤氏や山岡氏らに対して「安倍事務所が約束を守らなかったことへの仕返し」として、放火未遂事件を起こしたと主張しているという。さらに証拠として、当時の安倍事務所筆頭秘書だった竹田力氏(元山口県警刑事部捜査1課次長/2016年8月に死去)との間で交わした確認書や「願書」を示している。

小山氏が言う「約束」とは、1999年4月に行われた下関市長選を舞台にした「汚れ仕事」の報酬だ。現職で安倍首相と近い江島潔候補と古賀敬章氏、亀田博氏が立候補し、江島氏が勝利したものの選挙戦では古賀氏を「北朝鮮生まれ」などと誹謗中傷するビラが大量に撒かれる泥仕合となっていた。このビラ撒きの実行部隊となったのが小山氏らが主導した工藤会の組員らで、小山氏はこの選挙工作の見返りとして公共工事関連の利権を得る予定だったという。

■沈黙を続ける大手メディア
寺澤氏と山岡氏は、安倍事務所の筆頭秘書だった竹田氏への取材に成功し、確認書の存在と竹田氏がサインしたことなどの証言を得ている。情けないのは、国内のマスコミがだんまりを決め込んでいることだ。元共同通信記者の青木理氏や魚住昭氏は、当時、共同通信社がこの疑惑について取材を進めていたことを証言しており、共同通信の上層部が「官邸に気を使って」記事化を握りつぶしたと推測している。

また、7月17日の参院内閣委員会では、自由党の山本太郎参院議員がこの疑惑について安倍首相に詰め寄る場面があったが、大手メディアはこれについても黙殺。本来なら大々的キャンペーンを張るべき局面であるにもかかわらず、まさに「忖度」でお茶を濁したのだ。

先述の寺澤氏は言う。
「マスコミの取材能力はお話にならないレベルまで落ちています。小山氏を探し出して取材することもできず、記者クラブの特権空間でネタをもらうことしかできない。フリージャーナリストの後追いするのはエリート記者のプライドが許さないかもしれないが、そんな意地を張っている場合でしょうか」

寺澤氏らは、竹田秘書が小山氏と交渉するにあたって安倍首相から指示を受けていた証拠もつかんでおり、大手メディアと共同戦線を張ることができれば首相のクビを取ることも可能なはずだ。ちなみに、山岡氏は疑惑が拡散し始めた8月7日、都内の商業ビルの階段から突然転落し、右肩を骨折するなどの重傷を負ったという。

権力の監視という報道の使命を放棄したのであれば、「権力の補完機能」に堕したことになる。大手メディアにその自覚があるのか――。

参照元 : ニュースサイト ハンター


安倍事務所の誹謗中傷ビラ、工藤会による火炎瓶事件を取り上げてきたジャーナリストが何者かにより階段から突き落とされ、殺されそうになるという事件が発生!大手マスコミは揃って沈黙。



















関連記事:【闇】安倍総理の「選挙妨害依頼」の実行犯・小山佐市氏が突如”音信不通”に!事件を追っていたジャーナリストも階段から転落し大怪我!

裏社会における「道具屋」の仕事内容の実態

裏社会で月額200万円以上稼ぐ「道具屋」の仕事とは

2018.08.15 16:00



スマホの保有率が国民の7割を超え、それにつれて近年、大きな変化を見せている裏社会。その変化を知るのに注目すべき存在が「道具屋」という裏稼業だ、と語るのは、「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の『ハスリンボーイ』原作を担当する草下シンヤ氏だ。この“ハスリン”という言葉は「非合法商売」を指す。『裏のハローワーク』を始めとする裏社会をテーマとした著書を執筆してきた草下氏が、今の【裏社会リアル】をレポートする。

今年2018年上半期(1~6月)、全国の警察が把握した振り込め詐欺、オレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害額は174億9000万円、認知件数は8197件にのぼる。そのうち、身内などを装うオレオレ詐欺は22.7%増の4560件(被害額96億3000万円)と大幅に増え、警察庁は「深刻な状況」と警戒を強めている。

これほど世間での特殊詐欺の認知が高まっているにもかかわらず、いまだに騙されてしまう被害者がいる中、近年「道具屋」という呼ばれる存在がクローズアップされている。道具屋とは、裏社会の犯罪グループ向けに「トバシやレンタルの携帯」(トバシは使い捨て、レンタルは一定期間使用できる足のつかない携帯)や「架空口座」(犯罪用の架空名義の銀行口座)といった身元を隠すためのツールを不正調達する者のことだ。

道具屋の中には、詐欺グループが自前で非合法ツールを用意するために作った専属の道具屋もいるが、一匹狼として裏社会で生計を立てる者もいる。そういったフリーの道具屋は元闇金業者だったり、現在も闇金業を兼業していたり、裏風俗、暴力団組織に太いパイプを持つなどしている。

かつては、裏社会における道具屋は、それほど地位の高いポジションではなく、依頼人からの厄介な要求に翻弄される、いわば下っ端的な役割に過ぎなかった。しかし、そんな道具屋が存在感を強めている背景には「犯罪の不可視化」があるといえる。

十数年前から流行し始めた特殊詐欺はマイナーチェンジを繰り返しながら現在も、巨大な犯罪規模を誇っている。ただし、当局も詐欺事件の厳罰化を進めており、10年前であれば執行猶予がついたような案件も、初犯で実刑が下されるようになってきている。

詐欺というものは、そもそも「見えにくい犯罪」である。たとえば、「被害総額○○億円」という詐欺事件があり、実行犯を逮捕したとしても、物的証拠を示し、事件化できるものは限られている。被害総額10億円の詐欺事件があったとしても、実際に事件化できるのは数千万円に過ぎないということが多い。

そしてまさにその「物的証拠をなくす」ためには、トバシやレンタルの携帯や、架空口座などのツールが必須なのだ。一昔前の“逮捕されることでハクがつく昭和の時代”とは違って、“逮捕されれば貧乏になる現在”において、いかに自分たちの姿を隠すかということは、犯罪をおかす者にとって「最重要な部分」となっているわけだ。

たとえば、私の友人の山崎(40歳・仮名)は池袋でフリーの道具屋として活動していた。メジャーリーグで活躍中の田中投手の肌をこんがりと焼き、眼光を鋭くしたような風体の人物だ。彼に「なぜ道具屋の仕事を始めたのか」を聞いたことがある。



「大学を卒業後、探偵会社に入ったんだけど、そこがブラック企業だったんだよね。そこを短期間でバックレて、そのときイケイケだった闇金業界に入った。そこはうまくいっていたんだけど、タタキ(※強盗)に遭って全部失っちゃって……。その後で始めたのが、闇金時代に作っていた裏のネットワークを使った道具屋だったんだよね」

山崎が扱っていた禁制品は、主に「トバシの携帯」「レンタル携帯」「架空口座」「違法薬物」などである。



「道具屋はね、犯罪ネットーワークのスクランブル交差点みたいなもんだよね。ヒトとモノ、そしてヒトとヒトをつないでそれを金にする。そんなところにもこの仕事の面白さがあったかな」

道具屋というと、モノを扱っているだけのイメージが浮かぶが、実際は裏社会の何でも屋といった側面もあるようだ。強力なネットワークを持つ道具屋のもとには、さまざまなヒト、事件、ビジネス、モノ、情報などが集まってくる。そのネットワークそのものが道具屋の力であり、商売のタネになるのだろう。

その結果、山﨑は池袋で暴力団、半グレ集団から一目置かれる存在として活動し、全盛期には月に200万円以上の稼ぎを得て、頻繁にハイブランドの洋服や財布を買い替えたり、後輩を引き連れてキャバクラに通ったりするような羽振りの良い生活を送っていた、という。

このような道具屋がいるから犯罪はなくならないとも言えるし、一方で犯罪グループの必要が生み出した「今の犯罪を象徴する存在」──それが道具屋なのだ。

今年4月には、警視庁サイバー犯罪対策課と福島、群馬両県警が、仮想通貨口座を他人の情報で不正開設した私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、中国籍の会社役員が逮捕しているが、その容疑者は「犯罪グループ向けに口座などを不正調達する道具屋」とみられて、取り調べを受けているという。

世の中の流行に合わせて、シノギを見つけ出していく彼らの動向を追うことで、新たな犯罪の姿が見えてくるのは間違いない。

【PROFILE】草下シンヤ/1978年、静岡県出身。豊富な人脈を活かした裏社会取材を得意とし、『実録ドラッグレポート』『裏のハローワーク』などの著作がある。現在「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて『ハスリンボーイ』(原作担当/漫画・本田優貴氏)を連載中。第1話試し読み  Twitterアドレス

参照元 : NEWSポストセブン


「道具屋」が手掛ける裏社会への人材派遣とそのニーズ

2018.08.19 16:00



「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の『ハスリンボーイ』(“ハスリン”という言葉は「非合法商売」を指す)原作を担当する草下シンヤ氏が題材に選んだのは、「道具屋」という裏稼業。裏社会のパイプ役とも呼ばれるこの仕事をなぜ選んだかと言えば、その裏稼業を通して、さまざまな“裏のニーズ”が見えてくるからだという。その内実について、草下氏がレポートする。

今年4月、携帯電話の通話に必要なSIMカードを不正に譲り渡したとして、警視庁捜査2課は携帯電話不正利用防止法違反で、2人を逮捕した。昨年3月以降、2人が扱ったSIMカードを使った詐欺事件が全国で少なくとも十数件はあり、被害額は6000万円以上。捜査2課は、犯罪グループへの他人名義のSIMカードを供給する「道具屋」として、入手経路を調べているという。



このような事件は氷山の一角に過ぎない。しかも道具屋は、この事件のように足がつかない携帯や架空口座などの「モノ」を用意して取引相手に渡すだけではなく、さまざまな裏の業務のために「ヒト」を斡旋することもあるという。レポート第1回(8月15日配信)で紹介したフリーの道具屋である私の友人の山崎(40歳・仮名)にさらに話を聞いた。

「まず依頼があるとすれば、出し子や掛け子の斡旋なんかがあるよね」

特殊詐欺の「出し子」(振り込め詐欺で口座に振り込まれたお金を引き出す役割の者)や「掛け子」(振り込め詐欺などで電話をかけてだます役割の者)の斡旋では、紹介した人間が稼いだ金額の何パーセントかが支払われる。また、1人あたりいくらという取り決めで紹介し、報酬を得るやり方もある。知人の暴力団員などから「今度、こういうヤマがあるんだけど何人か手配してくれないか?」などと依頼されるという。

今年5月29日までに警視庁組織犯罪対策4課が、金融庁職員や警察官らを装って、埼玉県の80歳女性ら4人から現金を詐取した容疑などで17人を逮捕。そのうちの一部が調べに対して、指定暴力団山口組の2次団体幹部にだまし取った金が流れていると供述したため、2次団体事務所に詐欺などの疑いで家宅捜索が入った。17人の大半は詐欺電話の「掛け子」で、この組の幹部らが統括役だった疑いがあるとみているという。

もちろん、この事件に彼が関係しているわけではないが、その17人がどのように集められたかと言えば、山崎のような存在が暗躍していたに違いない。



「他に俺が小遣い稼ぎでやっていたのは、“偽装結婚の紹介”や“運びの斡旋”だね。誰か人いない?って聞かれれば、それに対応してあげるのが俺のやり方だったよ」

偽装結婚の紹介…。巨大繁華街を有する池袋にはさまざまな素性を持った人間が集まる。その中には日本人の国籍を欲しがる外国人も多い。借金の債務者などに持ち掛ければ、条件次第で婚姻は成立する。偽造結婚のブローカーに“新郎”を紹介し、20〜30万円の報酬を得る。

また、「運び」というのは薬物を海外から密輸する人間のことを指している。たとえば、マリファナが合法化されているアメリカのカリフォルニア州に行き、大量に仕入れる。それをコンドームに詰めて飲み込んだり、肛門に押し込んで日本に運び込むボディパッキングは昔から続く手法である。

運びではなく、「送り」という仕事もある。これは電化製品や美術品、家具などに薬物を隠し、日本に空輸するものだ。

アメリカは入国の際は異常なほど厳しいチェックを受けるが、出国の際はザルといってもいい。そのため、アメリカから運び・送りをする際は日本の税関をいかにすり抜けるかということに留意する。

たとえば全身にタトゥーが入っていたり、いかにも裏社会の臭いをプンプンさせた者などは警戒されるが、一般旅行客はスルーされる可能性が高い。運び・送りを行なう者は50〜100万円ほどの報酬を手にし、山崎には10〜20万円の紹介料が入る。

山崎の口からは次々に裏社会の人材派遣業の実体が浮かび上がる。私は他にヤバい斡旋の話はないかと聞いた。

「先に言っておくけど、これは俺が手がけた仕事じゃない。知り合いの1人が飯場仕事の斡旋やってるんだけど、相当ブラック。1人いくらで引っ張ってきて、山奥の工事現場に送り込む。まあ、そこまではよくある話だけど、そいつの身体が壊れて使い物にならなくなれば、そのまま背中を押して……。そこに保険金なんかも絡むって話だよ」

借金で首が回らなくなったり、警察から追われていたりして、表社会に居場所がなくなった人間は裏社会ではまるで“モノ”のように扱われる。くれぐれも山崎のような人間に値段をつけられるような生き方をしてはならないのである。

【PROFILE】草下シンヤ/1978年、静岡県出身。豊富な人脈を活かした裏社会取材を得意とし、『実録ドラッグレポート』『裏のハローワーク』などの著作がある。現在「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて『ハスリンボーイ』(原作担当/漫画・本田優貴氏)を連載中。第1話試し読み  Twitterアドレス

参照元 : NEWSポストセブン


2018年8月22日水曜日

強盗、傷害、恐喝未遂の疑いで暴力団幹部ら5人逮捕「ここから船で落とされるかヤクザをするか選べ。次、逃げたら殺すけんな」

「船で落とされるかヤクザをするか選べ」 容疑で5人再逮捕 福岡県警

2018年08月01日 17時15分

福岡県警は1日、同県柳川市の暴力団幹部(38)ら5人を強盗、傷害、恐喝未遂の疑いで再逮捕した。逮捕容疑は、4月29日、20歳代の男性に対し、同市内の漁港で鉄パイプなどで殴ったり、足蹴りしたりして全治2週間のけがを負わせた疑い。

その後、男性を漁港から漁船に乗せて沖へと移動させ、「ここから船で落とされるかヤクザをするか選べ。次、逃げたら殺すけんな」と脅迫し、漁港に戻った男性に「金は俺が持っとく」と告げて現金3万9000円を脅し取った疑い。

同30日には「迷惑料も合わせて全部で100万円たい。どうせ払いきらんめえけん、俺のところで働け。裏デリさせるけん、それで払え」などと脅迫した疑い。被疑者らは7月10日~同11日に逮捕監禁容疑で逮捕されている。

参照元 : 西日本新聞




2018年8月12日日曜日

恐喝未遂の疑いで暴力団組員を逮捕「ヤクザ者に歯向かうとかありえんけん、普通そりゃやられよーもん」

「ヤクザに歯向かうとかありえんけん」 恐喝未遂容疑で組員逮捕 福岡県警

2018年08月06日 16時00分

福岡県警八女署は6日までに、同県久留米市東町の暴力団組員(23)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。逮捕容疑は、7月31日、県内在住の男性契約社員(24)が同署から被疑者の携帯電話に電話をかけた際、「ヤクザ者に歯向かうとかありえんけん、普通そりゃやられよーもん」などと脅して暗に金品を要求し、現金を脅し取ろうとした疑い。

参照元 : 西日本新聞