工藤会公判、組員に懲役20年求刑 検察側「凶悪さ際立つ」 元警部銃撃事件
2016/12/27(火) 17:25配信
北九州市で2012年に起きた元福岡県警警部銃撃事件などで組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会系組員和田和人被告(37)の論告求刑公判が27日、福岡地裁(松藤和博裁判長)で始まった。検察側は「意に沿わない者は一般人でも力で屈服させるという特有の論理に基づいた凶悪性の際立った犯行」として懲役20年を求刑した。
論告で検察側は、元警部事件と14年に起きた歯科医師刺傷事件について、工藤会総裁の野村悟被告(70)=同罪などで起訴=の指揮命令に基づいた「極めて組織的で計画的な犯行」と主張。野村被告との関係が悪化していた元警部への憎しみや、港湾事業に影響力を持つ歯科医師の親族から利権を巡る交際を拒否されたことが動機だったとした。
和田被告については実行役を送迎するなど「組織ぐるみで殺人事件を起こすと知りながら不可欠な役割を果たした」として、本来は有期刑の上限となる懲役30年が相当と指摘。共犯として逮捕された組員の中で先駆けて関与を認めて「事件の全容解明に大きく貢献した」として、20年の求刑にしたと説明した。
「野村被告の指揮命令の有無などは知らなかった」と強調
弁護側は公判で、組幹部の指示で実行役の送迎などを行ったと認めた上で「野村被告の指揮命令の有無などは知らなかった」と強調。元警部事件では事件内容を知らなかったとして無罪を主張し、歯科医師事件でも被害者を負傷させる程度だと思っていたとして傷害罪などに当たると反論した。
起訴状によると、和田被告は野村被告の指揮命令に基づき、12年4月19日に同市小倉南区で元警部=事件当時(61)=を拳銃で撃ち、14年5月26日には同市小倉北区で歯科医師の男性=同(29)=を刃物で刺して、それぞれ殺害しようとした。12年8月14日には、組幹部らと共謀して同区のビルに放火、エレベーターを全焼させたなどとされる。
=2016/12/27付 西日本新聞夕刊=
参照元 : 西日本新聞
刑務所から出所した時は57歳か。
元警察官を銃撃したら罪は重くなるのかな?
工藤会の凶暴性はメキシコの麻薬組織と似ている。
2016/12/27(火) 17:25配信
北九州市で2012年に起きた元福岡県警警部銃撃事件などで組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会系組員和田和人被告(37)の論告求刑公判が27日、福岡地裁(松藤和博裁判長)で始まった。検察側は「意に沿わない者は一般人でも力で屈服させるという特有の論理に基づいた凶悪性の際立った犯行」として懲役20年を求刑した。
論告で検察側は、元警部事件と14年に起きた歯科医師刺傷事件について、工藤会総裁の野村悟被告(70)=同罪などで起訴=の指揮命令に基づいた「極めて組織的で計画的な犯行」と主張。野村被告との関係が悪化していた元警部への憎しみや、港湾事業に影響力を持つ歯科医師の親族から利権を巡る交際を拒否されたことが動機だったとした。
和田被告については実行役を送迎するなど「組織ぐるみで殺人事件を起こすと知りながら不可欠な役割を果たした」として、本来は有期刑の上限となる懲役30年が相当と指摘。共犯として逮捕された組員の中で先駆けて関与を認めて「事件の全容解明に大きく貢献した」として、20年の求刑にしたと説明した。
「野村被告の指揮命令の有無などは知らなかった」と強調
弁護側は公判で、組幹部の指示で実行役の送迎などを行ったと認めた上で「野村被告の指揮命令の有無などは知らなかった」と強調。元警部事件では事件内容を知らなかったとして無罪を主張し、歯科医師事件でも被害者を負傷させる程度だと思っていたとして傷害罪などに当たると反論した。
起訴状によると、和田被告は野村被告の指揮命令に基づき、12年4月19日に同市小倉南区で元警部=事件当時(61)=を拳銃で撃ち、14年5月26日には同市小倉北区で歯科医師の男性=同(29)=を刃物で刺して、それぞれ殺害しようとした。12年8月14日には、組幹部らと共謀して同区のビルに放火、エレベーターを全焼させたなどとされる。
=2016/12/27付 西日本新聞夕刊=
参照元 : 西日本新聞
刑務所から出所した時は57歳か。
元警察官を銃撃したら罪は重くなるのかな?
工藤会の凶暴性はメキシコの麻薬組織と似ている。
0 件のコメント:
コメントを投稿