2016年3月18日金曜日

【山口組分裂抗争】暴力団事情に詳しいジャーナリスト「今後も注意が必要なのは、関東と長野」 6月以降は“抗争回避”の流れ?

激化する「山口組」分裂の抗争 注意が必要なのは“関東”“長野”

2016年3月15日(火)4時0分配信



山口組が分裂し、神戸山口組が発会式を行ったのは昨年9月のことだが、2月中旬以降、六代目山口組と神戸山口組の抗争は明らかに激化している。関係施設へのトラック突っ込み、会長自宅への発砲、集団暴行……全国で「小競り合い」が頻発する事態となっているわけだが、

「そうした諍いについては、次の3つにカテゴライズすると分かりやすい。今後も注意が必要なのは、『関東』と『長野』。それ以外のトラブルを『その他』扱いにするのです」(暴力団事情に詳しいジャーナリスト)

2月15日の新宿・歌舞伎町での集団暴行(「歌舞伎町騒乱事件」)や、2月27日に起きた神戸側幹部・山健組の山之内健三若頭補佐(誠竜会会長)宅が銃撃された事件などが入るのが、「関東」である。そして、

「両陣営の組員引き抜き工作などを巡って、双方の事務所に車が突っ込んだり、火炎瓶が投げ込まれたりするといったトラブルは基本的に一時的なものなので『その他』に分類する。2月23日、神戸山口組の正木会の事務所が銃撃され、六代目山口組側の組員が逮捕された事件も『その他』でいいでしょう」(同)

逮捕された組員は地元の福井新聞などに、次のような内容の「犯行声明」を送りつけていた。

〈神戸山口と名乗る方々へ(中略)あなた達は全力で帰る道を模索して下さい。帰って来て下さい〉

確かに、神戸側へと出て行った組員が六代目側に〈帰って〉くれば全ては丸く収まるが、言うまでもなくその可能性は高くない。

■長野まで出張る弘道会
むしろ、カテゴリー「長野」で起きた次のような凄惨な事件が全国に飛び火するのではないかと心配されているのだ。

事件があったのは2月25日。長野県の松本インターチェンジ付近で山健組傘下の竹内組の組員2人が、六代目山口組の組員とおぼしき集団に取り囲まれ、スパナなどでめった打ちにされたのである。

「この事件の根にあるのは、昨年10月に起こった殺人事件です。飯田市を拠点とする掛野組の若頭が、神戸側へ移籍しようとする組員を射殺した。この事件がきっかけで掛野組とその上部団体である近藤組は弱体化。それに乗じて、松本を拠点とする竹内組が勢力を拡大しだしたのです」

と、暴力団関係者。

「そこで、弘道会(六代目側)が近藤組を傘下におさめて長野まで出張っていき、竹内組と対峙するようになった。で、両陣営の間でトラブルが相次ぎ、今回のスパナの事件に至ったわけです」

事件現場となった松本インターチェンジの近くにある小学校に子供を通わせている父兄の1人が話す。

「事件があった日、学校からメールが来て、翌日は保護者同伴で登校するように、と書かれていました。松本市内も物々しい雰囲気で、子供はおびえています」

■“特定抗争指定暴力団”
果たして、今後はどんな展開が予想されるのか。

「節目となるのは、この6月。それまでは現在の実質的な抗争状態が続くか、今よりさらに激化する可能性もあります」

と、先の暴力団事情に詳しいジャーナリストは言う。

「6月に警察当局は神戸山口組を指定暴力団にする予定です。その後、警察は六代目側と神戸側の双方を“特定抗争指定暴力団”に指定しようとする。これが実現すると両者とも全く身動きが取れなくなる。それを避けるため、普通に考えれば6月以降は“抗争回避”の流れになるはず」

が、日に日にヒートアップするケンカを収束させるのは簡単ではあるまい。

「特集 臨界点は目前という『六代目山口組』と『神戸山口組』」より

「週刊新潮」2016年3月10日号 掲載

参照元 : デイリー新潮


これだけ警察が警戒している中、なぜトラック突撃や火炎瓶、放火、発砲などという派手な襲撃が出来るのか不思議・・・警察は何してるの?組事務所を交代で監視しとけば、すぐ逮捕出来るのに。



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