2016年10月20日木曜日

【福岡地裁】特定危険指定暴力団「工藤会」系組幹部、中田好信被告(41)の公判 裁判員裁判の対象から除く決定

<福岡地裁>工藤会系幹部の公判 裁判員裁判対象から除外

2016年10月19日(水)23時59分配信

福岡地裁は19日、福岡県警の元警部への銃撃事件(2012年4月)などに関与したとして組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)系組幹部、中田好信被告(41)の公判を、裁判員法に基づいて裁判員裁判の対象から除く決定をしたことを明らかにした。決定は18日付。

平塚浩司裁判長は決定理由で「工藤会の組織的犯行か否かが重要な争点となり、構成員らが公判中や判決後に、裁判員に危害を加える具体的な恐れがある」と指摘した。起訴状によると、中田被告は12年4月、工藤会トップの指揮命令に基づき、元警部を銃撃し、全治1カ月の重傷を負わせたなどとされる。

参照元 : 毎日新聞

歯科医襲撃、工藤会系幹部ら4人起訴 組織的殺人未遂罪

2015年3月9日17時56分

北九州市で歯科医師の男性を刺して重傷を負わせたとして指定暴力団工藤会(本部・同市)系組幹部ら9人が逮捕された事件で、福岡地検は9日、このうち4人を組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の罪で福岡地裁に起訴し、発表した。残る5人は処分保留とし、継続捜査するという。地検は、起訴した4人の認否について「大半が大筋で認めている」と説明している。

トピックス:指定暴力団・工藤会

起訴されたのはいずれも工藤会2次団体で最大勢力の田中組の幹部や組員で、中西正雄(49)、丸本木晴(44)、中田好信(39)、和田和人(36)の4容疑者。起訴状などによると、4人は共謀し、工藤会の活動として、事前に定めた任務分担に従い、昨年5月26日午前8時半ごろ、同市小倉北区真鶴1丁目で、歯科医師の男性の胸や腹など多数カ所を刃物で刺し、殺害しようとしたとされる。

地検は「(現場まで行った)バイクの運転手役、実行役、現場指揮役など役割分担を決めて組織的に犯行に及んだ」とみている。男性周辺ではこれまでに漁協組合長だった親族2人が射殺され、男性の父親も漁協幹部を務めており、福岡県警や地検は、港湾工事などで漁業補償を得る漁協の利権や港湾工事に介入して利益を得ようとした工藤会の組織的犯行とみて上層部の関与も調べている。(朝日新聞)

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