2017年10月31日火曜日

指定暴力団「神戸山口組」が兵庫県淡路市にある本部事務所を閉鎖

指定暴力団 神戸山口組 本部事務所を閉鎖か

2017/10/30 11:54



指定暴力団の神戸山口組が兵庫県淡路市にある本部事務所を閉鎖したとみられることが分かりました。

神戸山口組はおととし8月に山口組と分裂して以降、直系団体「侠友会」の事務所に本部を置き、月に一度、幹部らが定例会を開いています。捜査関係者によりますと、神戸山口組側がこの事務所を今月25日付で閉鎖したとする通達を関係者に送ったということです。

事務所を巡っては、兵庫県の「暴力団追放センター」が使用禁止を求める仮処分を神戸地裁に申し立てていました。警察は組の定例会が別の場所で開かれる可能性があるとみて事実確認を急いでいます。

参照元 : テレ朝ニュース














神戸山口組本部使用 地裁、近く判断へ

2017/10/30(月) 13:15配信



指定暴力団神戸山口組が兵庫県淡路市志筑に構える本拠地事務所を巡り、暴力団追放兵庫県民センターが組員らの使用禁止を求めた仮処分申請について、神戸地裁が月内にも判断を下す方針を関係者らに伝えたことが分かった。2013年施行の改正暴力団対策法で定められた「代理訴訟制度」に基づく措置で、指定暴力団の本拠地に認められれば全国初。

関係者らによると、神戸山口組の分裂騒動を受け、同センターが今月2日、「平穏に暮らす権利が侵害されている」などとする周辺住民らの委託を受けて神戸地裁に仮処分を申請。使用禁止を巡る訴訟で組側の意向を認めるケースはほとんどなく、訴えが認められる公算が大きいとみられる。

地裁の判断に先立ち、同組が25日付で事務所を閉鎖したとする通知を暴力団関係者に出したという情報もあり、兵庫県警は新たな移転場所などの動向を警戒する。

神戸山口組は15年8月に指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂した後、淡路市の直系団体「●友会」の本部事務所を本拠地とし、組長らが集まる毎月1回の定例会を開くなどしてきたが、訴えが認められれば使用に加えて組員らの常駐もできなくなる。

全国の暴追センターによる暴力団事務所使用禁止の仮処分申請は14年以降、広島、埼玉、福岡、神奈川、富山、福井県、京都府で計9件。うち係争中の富山県を除き、広島と埼玉の和解2件を含む7件で仮処分が認められている。

【神戸山口組の分裂騒動】2015年8月27日、指定暴力団山口組から直系13団体が離脱し「神戸山口組」を結成した。同組は直系組織「●友会」の事務所を「連絡所」として内部文書に記載し、国家公安委員会は16年2月に同組本拠地と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を「指定暴力団」とした。同年末の構成員は、山口組の約5200人に対し、神戸山口組は約2600人。17年4月にはさらに神戸山口組の一部組長らが離脱して「任●団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明。警察庁は「神戸山口組の内紛」とみている。

(注)●は「侠」の右が「夾」

参照元 : 神戸新聞NEXT



2017年10月28日土曜日

元暴力団組員「思っていた世界と全然違った」生活が苦しくなった組員から組織を離脱したいという相談増加

元組員語る「憧れた世界」と現実 暴力団離脱の相談増加

2017/10/28(土) 8:21配信



福井県暴力追放センターが設立から25年を迎えた。20日には県内二つの暴力団事務所の使用を禁止する福井地裁の仮処分決定を勝ち取るなど、県警、弁護士などと連携しながら、さまざまな形で暴力団の排除に取り組んでいる。2011年の県暴力団排除条例施行を機に、生活が苦しくなった組員から組織を離脱したいという相談が増えてきており、「究極の暴排」とされる元組員の社会復帰の支援にも力を入れている。ただ、本人に働く意欲がない、受け入れる企業が少ないなど課題は多い。

「思っていた世界と全然違った」。県内の40代元組員は、苦しかった暴力団での生活をこう振り返る。

高級車に乗り、派手な洋服に身を包む、映画で描かれるような生活に憧れていた。しかし、待っていたのは肉体労働のアルバイトの日々。日当の半分近くを組に吸い上げられ、収入は月に10万円がやっと。その中から、組への上納金としてさらに月数万円を搾り取られた。家賃を支払うと手元にはほとんど残らず、親や知人からの借金に頼った。

辞めたかったが組織には言えず、警察に逮捕されたとき知り合った弁護士に組を抜ける意思を伝えた。弁護士が、センターや暴力団対策に詳しい別の弁護士に相談。警察も協力し、組長から離脱承認書を取り付けた。

元組員を受け入れている県内の会社で正社員として働くようになった。肉体労働で体力的には厳しいが、貯金に回せるだけの収入はある。「もうお金に困るのは嫌。普通の生活が一番」というのが率直な思いだ。

センターによると、暴力団からの離脱に関する相談は2012年から増え始めた。前年に暴力団への利益供与を禁じる県暴力団排除条例が施行。金融機関に口座を作れなくしたり、アパートを借りられなくしたり、携帯電話を契約できないようにしたりと、社会から暴力団を排除する取り組みが進んだ。センターの藤井寛之専務理事は「条例によって組員がいよいよ生活できなくなった」とみる。

相談の増加を受け、センターは組織からの離脱と社会復帰の推進に力を入れ始めた。脱退を希望する組員や関係者に必要な手続きを助言し、警察や弁護士に橋渡しする。離脱後、本人に就労意欲があればハローワークに同行。就職後は、県警OBの相談員が定期的に連絡を取り、組からの接触がないか確認している。

しかし、実際に組織を抜けて職に就いた先の元組員のような例はまれ。薬物の影響で体が弱っていたりして本人に働く意欲がないケースが多いという。 センターができる取り組みは、離脱を考えている組員らに相談してもらうための広報活動の強化や、就労意欲のある元組員を受け入れる企業の開拓だ。センターに協力を申し出ている企業は土木・解体業や廃棄物収集・中間処理業など3社しかなく、組員の選択の幅を広げたい考え。

組員が抜けるほど暴力団は弱体化する。藤井専務理事は「辞めた組員を組織に戻させないための社会復帰支援は、究極の暴排。暴力団を社会から排除する活動の支援と辞めた元組員の社会復帰の支援を、さらに推し進めたい」と力を込める。

参照元 : 福井新聞







指定暴力団、浪川会の本部事務所で発砲事件 元道仁会系組員を“発射”容疑で再逮捕も視野

浪川会本部での発砲事件 銃弾が事務所の外まで 元道仁会系組員を“発射”で再逮捕も視野 福岡県

2017/10/26(木) 18:45配信



今月19日、大牟田市の指定暴力団、浪川会の本部事務所で訪れてきた男が拳銃を発砲した事件。

発射された銃弾が事務所の外まで飛び、一般市民に被害が及ぶ恐れがあったことが、捜査関係者への取材で分かりました。

【記者リポート】
「(26日)午後2時すぎです。浪川会の事務所前に警察がカメラを設置して、事件が起きた時間帯の歩行者や車の通行量を調べています」

26日の捜査は、発砲事件が起きた同じ曜日の同じ時間帯に合わせて行われました。

警察によりますと今月19日、元道仁会系組員の榎芳秋容疑者(63)が「刑務所が同じだった知人に会いに来た」と浪川会の本部事務所を訪れ、応対した組員ともみ合いになり、持っていた拳銃で銃弾2発を発射しました。

この2発のうち1発が事務所の外まで飛んでいたことが、捜査関係者への取材で分かりました。

犯行の動機は榎容疑者の個人的な理由だったとみられ、浪川会側は被害者ではあるものの、警察は浪川会の事務所の存在自体が事件やトラブルを招き、市民が巻き込まれることを懸念しています。

【大牟田市民】
「いやー嫌ですね、そういう人(暴力団員)はもういなくなったほうがいいですね」
「(暴力団事務所は)なくなってほしいなとは思いますよ、そりゃもちろん。市民の運動が盛り上がれば一番いいですけど」

警察は、拳銃を所持した疑いで逮捕された榎容疑者を、拳銃発射の疑いで再逮捕することも視野に捜査。

一方で、地元住民などと連携して事務所の撤去を求める声を高めていく方針です。

参照元 : テレビ西日本























浪川会



浪川会(なみかわかい)は福岡県大牟田市上官町2-4-2村上ビル2Fに総本部を置き、東京都台東区三筋2-10-13に東京事務所を置く指定暴力団。旧浪川睦会。構成員は約240人。

組織図
会 長 - 浪川政浩
相談役 - 深水克秀(深水組組長)
相談役 - 永虎九州男(永虎組組長)
会長代行 - 永石秀三(永石組組長)
会長補佐 - 井場 徹(井場組組長)
会長補佐 - 藤村英市(藤村組組長)
副会長 - 柴野正治(浪川総業組長)
副会長 - 上村隆幸(上村組組長)
副会長 - 中村文治(忠真会会長)
副会長 - 高尾清(高尾組組長)
幹部総代 - 成清満行(成清組組長)
幹部総代 - 山寿治(二代目川口組組長)
理事長 - 高柳弘之(高柳組組長)
総本部長 - 梅木一馬(五代目村上一家総長)
本部長 - 神宮光彦(神宮組組長)
理事長補佐 - 富田(富田興業会長)
理事長補佐 - 中畑論信(一粋会会長)
副理事長 - 築島幸雄(仁政組組長)
副理事長 - 宮本勝(浪勝総業組長)
本部統括長 - 野中誠(三代目村上会会長)
組織委員長 - 森郁宣(二代目田中総業組長)
渉外委員長 - 三井明博(二代目城後組組長)
風紀委員長 - 真田竜剛(真田総業組長)
慶弔委員長 - 金田信翁(金竜会会長)
事務局長 - 矢口旭(矢口組組長)
監査役 - 嬉野勝郎(嬉野組組長)

参照元 : wiki/浪川会

暴力団組員を装って商品に因縁をつけ現金を脅し取ろうとした疑いで無職の男(65)を逮捕

暴力団組員を装い商品に因縁、恐喝未遂の疑いで無職の男逮捕

2017/10/27(金) 0:40配信



東京・千代田区のデパートで、暴力団組員を装って商品に因縁をつけ現金を脅し取ろうとしたとして、無職の男が警視庁に逮捕されました。

恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の坂本 勉容疑者(65)です。

坂本容疑者は今月21日、千代田区の「大丸東京店」にある果物店で、男性店員(47)に対し暴力団組員を装い「買ったブドウが腐っていた」などと因縁をつけ、現金を脅し取ろうとした疑いがもたれています。

調べに対し坂本容疑者は「住吉会だと言って脅したのは間違いないが、金品は要求していない」と供述しているということです。

参照元 : TBSニュース






住宅ローンの融資金をだまし取った疑い 任侠山口組の幹部ら2人逮捕

ローン詐欺疑い、共犯者の任侠山口組幹部ら2人逮捕 約2300万円

2017/10/27(金) 17:48配信

暴力団組員が住宅ローンの融資金をだまし取った事件で、大阪府警捜査4課は27日、詐欺容疑で、指定暴力団神戸山口組から離脱した新組織「任侠山口組」の幹部、拝藤政也容疑者(47)=住所不定=ら2人を逮捕した。

府警によると、拝藤容疑者は11日に詐欺容疑で逮捕された金成行容疑者(49)=韓国籍、住所不定=とともに、任侠山口組の金禎紀(通称・織田絆(よし)誠(のり))代表の側近という。

逮捕容疑は平成23年1~5月、大阪市西成区の建物を暴力団の活動拠点にする意図を隠し、金融機関に住宅ローンとして約2300万円を融資させ、詐取したとしている。府警は認否を明らかにしていない。

参照元 : 産経新聞

任侠山口組



任侠山口組(にんきょうやまぐちぐみ)は2017年4月30日に、神戸山口組の一部直系組員らが分裂して結成したとされる日本の暴力団である。結成当初は、「任俠団体山口組」としていたが、同年8月9日に現名称へ改名した。

概要
元々は、指定暴力団山口組を源流としていたが、2015年に抗争分裂が起き、一部メンバーが神戸山口組を結成。しかし、2017年4月30日、この神戸山口組のメンバーの一部が再分裂して「任俠団体山口組」を結成。これにより山口組を源流とする暴力団は3派に分割することになった。

2017年4月30日の決意表明と称した結成式で、組織については名目上の「組長」は置かないで、神戸山口組系列の中核団体「山健組」の織田絆誠元副組長(当時50)を代表、また、「真鍋組」の池田幸治組長(当時50)を本部長とする組織を発表した。

暴力団対策法上、指定暴力団とする場合には「暴力団の威力を用いて資金を獲得」「構成員の一定以上に暴力団特有の犯罪歴」「組長などをトップとした階層的な暴力団特有の組織形態」の3要件が必要と規定されており、組長を置かない任侠団体山口組は暴対法逃れの組織形態になっているとの指摘があるが、警察当局は、分裂でなく内部対立状態であり、今後も神戸山口組の一部として暴対法上の規制対象になると認識している。

なお、5月7日には六代目山口組系淡海一家から分裂した「京滋連合」の結成式に任俠団体山口組の池田幸治本部長らが出席しており、同団体も任侠団体山口組に合流したとみられる。

8月9日に、「任侠山口組」へ改名した。 改名の主な理由として、報道機関が旧組織名である「任俠山口組」を報じる際、旧字体である「俠」がインターネットニュースなどで正確に表記されず、「任●山口組」と誤表記される事例が相次いだことが挙げられる。あたかも隠語のような「任●山口組」では、あまりにも体裁が悪いとして、内外より不満の声が高まったため改名に至った。

抗争
2017年9月12日、神戸市長田区の路上で、代表・織田絆誠らの乗った車列が、武装した集団から銃撃された。織田は現場近くに住んでおり、自宅を出発した直後に待ち構えていた男らに襲撃された。織田の乗車する車両は後進(バック)走行でその場から立ち去り、織田は一命をとりとめたが、織田のボディーガードである組員1名が射殺された[4]。現場からは銃撃した複数の男らが逃走していたが、9月16日、兵庫県警長田署捜査本部は、殺人容疑で神戸山口組直系である山健組傘下の組員を全国に指名手配した。

参照元 : wiki/任侠山口組

フィリピン人妻を自分の情婦にするため、夫を脅迫したとして、神戸山口組傘下「侠友会」幹部ら3人逮捕

「すぐ別れろ」フィリピン人妻の夫を脅した武闘派ヤクザ

2017/10/27 09:26



「ワシは武闘派ヤクザのトップにおった。これまで簡単に人を殺してきた。嫁ハンから話は聞いてる。すぐに別れろ。ワシがすべて面倒を見るから、オマエは手を引け。オマエの返事次第では、消去する」

32歳のフィリピン人妻を自分の情婦にするため、夫を脅迫したとして、神戸山口組傘下「侠友会」幹部の近藤恵容疑者(70)ら男3人が23日、暴力行為等処罰法違反(集団的脅迫)の疑いで警視庁に逮捕された。近藤容疑者は2月28日深夜、フィリピン人妻が働いていた東京・池袋のショーパブを訪れ、店の経営者の夫(55)を脅したとされている。

「近藤容疑者は何度か店に通ううちにフィリピン人妻と仲良くなり、人妻から『カネに困っている』と相談され、生活費を工面するようになった。そのうち人妻は、池袋駅西口にある近藤容疑者のマンションに出入りするようになったそうです。今年5月、妻を“寝取られた”夫から『近藤容疑者らに脅迫され、妻が近藤容疑者のマンションに入り浸ってしまった』と、警察に相談があり、捜査を進めていた」(捜査関係者)

今月18日には神戸山口組の本部がある兵庫・淡路島の侠友会本部をガサ入れしたが、「何も出てこなかった」(前出の捜査関係者)という。

近藤容疑者はどれほどの“武闘派”なのか。

「100人近い死傷者が出た山一抗争(84~89年)で服役し、出所後は、中野会の舎弟に。中野会は97年、5代目山口組ナンバー2の宅見勝若頭射殺事件を起こしている。中野会の解散後は中西組から国粋会に移り、国粋会の引退後に侠友会の舎弟になった。神戸山口組は15年、侠友会の本部を間借りするような形で結成され、近藤容疑者は現在、侠友会のナンバー4といわれています」(暴力団事情通)

近藤容疑者は7年前にも、不動産会社の社員から100万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で大阪府警に逮捕されている。

「08年、大阪市西淀川区の自宅兼事務所を友人に売却する際、知人が銀行ローンを組めるよう、不動産会社に頼んだところ、断られ、これに激高。『オイ、コラ、ワシを怒らせたら、西淀川で仕事できひんようになるで』と脅し、カネを巻き上げた」(捜査事情通)

なるほど武闘派だ。

ちなみに、フィリピン人妻が勤めていた池袋のショーパブは、「ヤクザが頻繁に出入りするようになって一般の客が寄りつかず、閉店してしまった。フィリピン人妻もすでに帰国している」(関係者)という。70歳の武闘派大物ヤクザが情婦にしようとしたぐらいだから、よっぽどいいオンナだったのだろう。

参照元 : 日刊ゲンダイDIGITAL

侠友会(神戸山口組)



侠友会(きょうゆうかい)は兵庫県淡路市志筑88-1に本部を置く暴力団で、神戸山口組の二次団体。

◆侠友会組織図
会 長 - 寺岡修(神戸山口組若頭)

◆執行部
副会長 - 武村修治
若 頭 - 藪内秀宝(修心會会長)
舎弟頭 - 近藤大恵
本部長 - 北憲児
若頭補佐 - 矢野政雄(矢野組組長)
若頭補佐 - 前本義人(前本組組長)
若頭補佐 - 河内聖斗

◆舎弟
相談役 - 中村紀正(四代目妹尾組組長)
相談役 - 鶴谷佳一
舎 弟 - 大角稔

◆幹部
有田幸雄
増井久志

◆若中
会長付 - 笹部剛秀(剛真会会長)
長尾正(長尾組組長)
須田一招(須田企画責任者)
村岡主税(七代目諏訪一家総長)

侠友会組織図・平成14年
侠友会組織図・平成27年

参照元 : wiki/侠友会(神戸山口組)




2017年10月25日水曜日

拳銃8丁を違法に所持した容疑で任侠山口組系の組員と知人の無職男を逮捕

拳銃8丁所持容疑、組員逮捕=知人に預け保管―大阪府警

2017/10/25(水) 17:47配信

拳銃8丁を違法に所持したなどとして、大阪府警捜査4課は25日、銃刀法違反(加重所持)などの容疑で、同府岸和田市荒木町の暴力団組員田中延昌容疑者(59)を逮捕した。

同容疑者は指定暴力団神戸山口組を離脱した勢力でつくる任侠山口組系の組員。同課は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は今年5月、知人が住む同府泉大津市内のマンションで、拳銃8丁と実弾約140発などを保管していた疑い。

同課によると、同月にこのマンションを捜索し、拳銃8丁と大量の実弾などを押収。知人の無職男(56)を銃刀法違反容疑で逮捕=起訴猶予=し、取り調べたところ「3年前に(田中容疑者から)預かった」と供述した。同容疑者は「近く取りに行く」などと男に連絡し、保管を依頼していたという。

室内からは火薬や雷管なども見つかり、同課は室内で銃弾を作っていた疑いもあるとみて、入手経路などを調べる。

参照元 : 時事通信

飲食店員らを脅したとされる事件で、指定暴力団神戸山口組の新拠点を捜索

神戸山口組の新拠点を捜索 集団的脅迫の疑いで

2017/10/25(水) 15:45配信



指定暴力団神戸山口組の幹部らが阪神尼崎駅周辺の歓楽街「神田新道」で飲食店員らを脅したとされる事件で、兵庫県警尼崎南署などは25日午後、神戸市中央区二宮町3にある同組の新拠点などを捜索した。

計15人態勢で、新拠点のほか同組の中核組織「山健組」(同市中央区花隈町)も捜索した。

事件は、神戸山口組幹部で直系組織「古川組」の元組長、古川恵一容疑者(57)ら2人が6月、複数の男たちと一緒に歩き、男性飲食店員を「俺は神戸山口組の者だ」「白黒はっきりさせてやる」などと脅した暴力行為法違反(集団的脅迫)の疑いが持たれている。

古川組は4月以降、神戸山口組の分裂騒動に伴い、一部組員が暴力団「任侠(にんきょう)山口組」に移るなどして勢力が二分。繁華街でのあいさつ(みかじめ)料などの徴収を巡り神戸山口組側と任侠山口組側のトラブルが懸念される中、今年5月に発足した「歓楽街特別暴力団対策隊」(特暴隊)が神田新道で実施した調査で古川容疑者らの事件が発覚したという。

参照元 : 神戸新聞NEXT

2017年10月24日火曜日

傷害罪で逮捕された大阪の「半グレ」リーダー格の男が初公判で起訴内容を認める

「半グレ」リーダー格の男 初公判で起訴内容認める

2017/10/23(月) 23:53配信



大阪・ミナミの路上で男性を殴ってけがをさせたいわゆる「半グレ集団」のリーダー格の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと大阪市中央区の無職相良正幸被告(33)は去年7月、友人の男と共謀の上、大阪市中央区東心斎橋の路上で、男性(当時45)の頭部などを殴って、全治2週間のけがをさせたとして傷害罪に問われています。

相良被告は、すでに解散したアマチュアの格闘技団体「強者」の元格闘家で、現在はほかの元格闘家らと構成された「半グレ集団」のリーダー格とされています。

23日の初公判で相良被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。一方、検察側は「被告は路上を歩いていた際、正面から来た乗用車とトラブルになり、降りてきた被害者に暴行を加えた」と指摘しました。

参照元 : 毎日放送





<関連記事>
●神戸山口組系山健組傘下の「兼一会」が大阪の「半グレ集団」使い飲食店からみかじめ料を徴収か?K-1選手・拳月2回目の逮捕

2017年10月23日月曜日

飲食店員にみかじめ料を要求した容疑で指定暴力団神戸山口組の直系団体「古川組」最高幹部ら2人逮捕

神戸山口組最高幹部ら逮捕 みかじめ料要求疑い

2017/10/23(月) 15:37配信



兵庫県尼崎市内の歓楽街で飲食店員にあいさつ(みかじめ)料を求めたとして、尼崎南署が暴力行為法違反(集団的脅迫)容疑で、指定暴力団神戸山口組の直系団体「古川組」最高幹部古川恵一容疑者(57)ら2人を逮捕したことが23日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、古川容疑者は今年5月ごろ、別の男と共謀し、阪神尼崎駅周辺の歓楽街「神田新道」で男性飲食店員を「誰に金払っとるんや」などと脅した疑いが持たれている。

古川組では4月以降、神戸山口組の分裂騒動に伴い、一部組員が暴力団「任侠(にんきょう)山口組」に移るなどして勢力が二分した。古川容疑者は騒動前まで組長を務めていたという。

最近になって神田新道を古川容疑者らが回っているとの情報があり、同署はあいさつ料などの資金源を任侠山口組に奪われないよう警戒を強めていたとみて、調べている。

参照元 : 神戸新聞NEXT

古川組(神戸山口組)



三代目古川組(ふるかわぐみ)は兵庫県尼崎市南武庫之荘5-23-11に本部を置く暴力団で、神戸山口組の二次団体。

◆古川組系譜
初 代 - 古川雅章
二代目 - 古川恵一
三代目 - 仲村石松

◆三代目古川組組織図
総 裁 - 古川恵一(神戸山口組幹部)
組 長 - 仲村石松(神戸山口組若中)

◆相談役
平野権太(権太会会長)

◆舎弟
玉城義弘
石原利幸
那城恵

◆若中
町山寛
森元秀行
善平清友
保科正之
増田宏光
石嶺剛
永田彰憲
浜川秀次
神里雄貴

初代古川組
二代目古川組(平成18年)
二代目古川組(平成27年)

参照元 : wiki/古川組(神戸山口組)

2017年10月20日金曜日

【佐倉市暴行事件】右翼団体「潔心塾」構成員ら3人の裁判員裁判初公判「中心となって暴行した」

「中心となって暴行した」 初公判で主犯格の男 佐倉・傷害致死

2017/10/19(木) 10:12配信

千葉県佐倉市内で昨年7月、四街道市大日の無職、栗田容さん=当時(53)=が複数人から暴行を受け死亡した事件で、傷害致死の罪に問われた右翼団体「潔心塾」構成員で運転手、大月裕如被告(47)ら3人の裁判員裁判初公判が18日、千葉地裁(松本圭史裁判長)で開かれ、大月被告は「私が中心になり、暴行を加えて死亡させた事実に間違いありません」と、起訴内容を認めた。

大月被告の後輩で解体工、岩村俊被告(33)は「暴行は認めるが共謀は認めない」と、共同正犯は成立せず傷害罪にとどまると主張。同団体創設者で顧問の建材業、帯金勝彦被告(54)=同罪で起訴=の下で運転手をしていた森谷誠被告(39)は「共謀というものが分からないので否定も肯定もできない」と述べたが、松本裁判長から説明を受けた上で現場での共謀を認めた。

検察側の冒頭陳述によると、暴力団組員だった栗田さんは居酒屋で仲間3人と酒を飲んでいるうちに、大月被告が「他人に迷惑を掛けている」との話になり、大月被告に電話をかけてやめるよう話したがまとまらなかった。栗田さんら4人は大月被告の自宅に向かい、大月被告は友人・知人に次々と電話をかけて自宅に呼び寄せており、つかみ合いになり話はまとまらず、大月被告は仲間に頼み帯金被告を呼んだ。検察側は「3人は暗黙のうちに互いに意思を通じ暴力を振るった」と述べた。

大月被告の弁護側は「栗田さんの行為がなければ事件は起きなかった。栗田さん側に落ち度があった」。岩村被告の弁護側は「頭や顔に暴行を加えたが腹部には加えていない」として、他の共犯者との共謀を否定した上で傷害罪にとどまると主張。森谷被告の弁護側は「顔を数回殴ったにすぎず、致命傷となる暴行は加えていない」などと述べた。

起訴状などによると、3人は帯金被告らと共謀し7月24日午前0時ごろから同30分ごろまでの間、佐倉市上志津の駐車場などで、栗田さんの顔や胸、腹などを多数回にわたり殴る蹴るなどの暴行を加え、同2時ごろ、同市内の病院で栗田さんを多発外傷による出血性ショックで死亡させたなどとしている。

同事件で地裁は先月11日、トラック運転手の男(48)に懲役4年の実刑判決を言い渡している。

参照元 : 千葉日報


複数人に殴られ? 四街道の男性死亡 佐倉署、傷害致死で捜査

2016年7月25日 10:34

24日午前1時25分ごろ、佐倉市内の病院から「男性が心肺停止の状態で搬送されてきた。知人によると、誰かとけんかしたようだ」と佐倉署に通報があった。男性は顔を含む上半身に数カ所殴られた痕があり、死亡が確認された。同署は傷害致死事件として調べている。

同署によると、死亡したのは四街道市大日、職業調査中、栗田容さん(53)。同日午前1時ごろ、知人の40代男性が車で病院に搬送した。関係者の話から、佐倉市内で複数人に殴られたという。

参照元 : 千葉日報

【大阪ミナミ金塊襲撃事件】岐阜市にある指定暴力団山口組弘道会系の事務所を家宅捜索

大阪・ミナミの「金塊」襲撃、岐阜の山口組弘道会系事務所捜索

2017/10/19(木) 10:12配信

大阪・ミナミの貴金属買い取り店近くで今年4月、金塊を換金した直後に現金7千万円が奪われそうになった事件で、大阪府警捜査1課などは18日、関係先として岐阜市にある指定暴力団山口組弘道会系の暴力団事務所を強盗致傷容疑で家宅捜索した。

捜索は約40人態勢で実施した。岐阜市内中心部にある事務所にはこの日午前11時ごろ、段ボールなどを手にした捜査員が入った。

大阪府警はこれまでに、事件の指示役とみられる弘道会系組員の佐々木康洋容疑者(43)ら襲撃側の7人を逮捕しており、暴力団の組織的関与について捜査を進めている。

参照元 : 産経新聞

男性を脅して小指を自ら切断させた疑い「これまでの失態に対してけじめをつけろ」指定暴力団神戸山口組系組幹部ら2人逮捕

「けじめつけろ」小指を切断させた疑いで神戸山口組系の2人を逮捕 神奈川県警

2017/10/19(木) 11:15配信

男性を脅して小指を自ら切断させたとして、神奈川県警高津署は強要と傷害の疑いで、いずれも指定暴力団神戸山口組系組幹部で、大阪市生野区生野東の職業不詳、金敏昭容疑者(63)=韓国籍=と神戸市中央区琴ノ緒町の同不詳、高橋正弥容疑者(53)を逮捕した。ともに容疑を否認している。

逮捕容疑は、8月9日午後6時45分ごろ、川崎市宮前区野川の駐車場で、共謀して「これまでの失態に対してけじめをつけろ」などと無職の男性(57)=同市高津区=を脅し、左手の小指を包丁で切断させたとしている。

同署によると、事件の翌日、男性が同署に被害届を提出したことから犯行が発覚。金容疑者らと男性は車の購入などをめぐってトラブルになっていたといい、同署が事件の詳しい経緯を調べている。

神戸山口組は平成27年8月、指定暴力団六代目山口組から離脱。昨年4月に暴力団対策法に基づく指定暴力団に指定された。今年4月には神戸山口組から離脱した一部の傘下団体が、任侠(にんきょう)団体山口組を名乗って対立。8月には任侠(にんきょう)山口組に呼称を変更し、緊張関係が続いている。

参照元 : 産経新聞


16歳の少年を無理やり住み込みで働かせていた暴力団幹部(43)と妻ら3人逮捕

少年を住み込みで働かせる 夫婦逮捕

2017/10/19(木) 13:35配信



16歳の少年を無理やり住み込みで働かせていた夫婦が、警視庁に逮捕された。 暴力団幹部の栗原義知容疑者(43)と妻の由美容疑者(40)ら3人は、2016年6月から11月ごろまで、16歳の少年を自宅に住み込ませ、露店で無理やり働かせるなどした疑いが持たれている。

栗原容疑者は、少年が逃げ出さないように、通帳などを取り上げていたほか、妻に「チャカ(拳銃)を持ってこい」などと言って脅していたということで、少年は毎日2時間ほどしか寝る時間がなかったという。

参照元 : FNNニュース







元関東連合幹部、柴田大輔氏に「半グレ」とはいったい何者なのかインタビュー

「半グレ」と呼ばれる新たな暴力集団

2017/10/19(木) 11:35配信



取り締まり強化や法整備によって暴力団の組織力が低下するなか、街のアウトローの世界で新たな勢力として台頭したのが「半グレ」と呼ばれる集団だ。2000年前後のITバブルの波に乗って資金力を得た彼らは、既存の暴力団組織のルールにとらわれず、新たな暴力装置として街に進出していった。ヤクザの隙間を埋めるようにして力をつけていった彼らは、いったい何者なのか。

暴力団でも暴走族でもない存在、それが「半グレ」と呼ばれる集団だ。暴走族OBなどで構成される愚連隊(街の不良集団)の通称で、その代表格とされるのが、東京の六本木や西麻布などの繁華街をテリトリーとする「関東連合」である。

もともと世田谷区や杉並区などを拠点とする複数の暴走族の集合体で、暴走族としては2003年に警視庁に解散届を出したが、その後も元メンバーたちが振り込め詐欺や、暴力団まがいの行為を繰り返し、様々な事件に関与してきた。

時に暴力団と対立し、時に暴力団の力をうまく使いながら、「暴力装置の顔」と「カタギの顔」を使い分けて一般社会に紛れ込む彼らの生態は、いったいどういうものなのか。「元関東連合幹部・工藤明男」のペンネームで書いた『いびつな絆 関東連合の真実』(宝島社)など、関東連合に関するノンフィクション3部作の著者で元リーダーの1人、柴田大輔氏に聞いた。

--改めて「半グレ」とはいったい何者なのですか?

これまで、成人の不良は暴力団に所属する、という流れが当たり前でした。その流れに反して、暴力団に属さずに不良を続けている集団、海外で言えば、「ギャング化」した不良グループです。言葉としては、ジャーナリストの溝口敦さんの造語で、暴力団にも属さないが正業もしない、暴力や違法なシノギ(収入を得る手段)を生業にする、もしくは正業と兼ねてする者たちを、「グレーゾーン」や「半分グレている」という言葉にかけて表現したものだと思います。ただ、半グレという言葉自体が示す範囲は曖昧で、実態はグループによって地域差もあれば、程度の差もあります。

--なぜ、これまでのように暴力団に入らなくなったのですか。

暴力団対策法の強化などでヤクザの勢力が衰退していく中で、世代的な価値観も変わりました。都会に生まれ育ち、当たり前のように渋谷や六本木に進出していった僕らにとって、ヤクザ的な生き方がカッコよく見えなかったのです。つまり、不良の象徴である暴力団に入ることに魅力が感じられなくなった、カッコよく思えなくなった、そんな組織に所属して理不尽に縛られるよりも、もっと利口に単純な暴力だけでやっていけると考える世代になったのだと思います。実際に、街では暴力団相手でもケンカに勝てばやっていけましたから。

エスタブリッシュメントとのつながり
関東連合がこれまでの不良グループと決定的に違ったのは、その資金力とネットワークである。1990年代後半のITバブル前夜の時代に六本木や西麻布に進出した関東連合は、芸能界やITベンチャーの経営者、さらには大企業の経営者や資産家たち――つまり、この国のエスタブリッシュメントたちとのつながりを持った。一昔前の暴力団の大親分ならいざ知らず、街の不良グループの延長である彼らがそこまで力を持つことは、これまでだったら考えられないことだった。

--大物たちとのつながりは、どうやってできたのですか。

本来、交わるはずのなかったエスタブリッシュメントと街の半グレを邂逅させた最大の理由は、実はITでした。2000年前後のITバブルで多くのIT起業家が生まれ、夜の街に繰り出してきたのです。

関東連合のメンバーたちも、当初は大手芸能プロダクション社長の運転手やボディーガードなどをしていましたが、そのころには自分たちでビジネスを始めるようになっていました。ヤミ金融、AVプロダクション、そしてIT事業です。メンバーはそれぞれ独自に事業を展開し、発展させていった。僕自身も当時、急成長していたウェブ広告事業を正業として起業し、大きな利益を生みました。

潤沢な資金を得るようになった僕らは、当時、やはり莫大な資金力で六本木や西麻布の街を闊歩(かっぽ)していたITベンチャーの経営者たちと知り合うことになります。当時、イケイケで怖いもの知らずの彼らは、僕らと重なる部分も多かった。そして、こうした関係性のなかで、いわゆるエスタブリッシュメントな企業の経営者や資産家たちとのつながりを持つようになっていったのです。

夜の街で遊ぶ企業経営者や芸能人にとって、本職のヤクザではなく“武闘派”として街で有名な不良を連れて歩くことは一つのステータスで、そこで関東連合は重宝されたのです。

エスカレートする暴力
しかし、暴力はエスカレートしていく。関東連合の名は、10年1月の元横綱・朝青龍による暴行事件や、同年11月に起きた歌舞伎俳優の市川海老蔵が重傷を負った事件の当事者として全国的に知られるようになった。

そして、彼らの無軌道で無差別な凶暴さの極みとなったのが、12年9月に起きた六本木のクラブ「フラワー」で起きた襲撃事件だった。飲食店経営の男性が、目出し帽をかぶり金属バットなどで武装した関東連合から集団暴行を受けて殺害されたのだ。しかも、実は対立グループとの抗争に絡んだ「人違い」だった。この事件で18人が逮捕されたが、首謀者で関東連合元リーダーの見立真一容疑者は海外に逃亡し、現在も国際指名手配中だ。

--凶悪な事件を次々と起こしましたが、暴力団とは何が違うんですか。

関東連合は、もともと強固な組織体があるわけじゃなくて、暴走族OBの横並びの関係を見立(真一容疑者)くんという強烈なカリスマが独裁的に統治するという形でした。僕らの関係性は、ヤクザのような絶対的な疑似家族、すなわち「盃」による親子、兄弟関係が組織のベースとなっている暴力団とは異なり、仲間意識という同調意識がベースとなっています。

僕らにとってヤクザは、基本的に自分たちとは関係ない存在であり、関係があっても、あくまでも自分たちが利用するためのツールとして考えていました。ヤクザはヤクザで、暴対法や暴力団排除条例の整備によって自分たちの活動や交際が制限される中で、勢いのある若い半グレを一般社会へリーチする手段として重宝し、僕らもそれを逆手に取って彼らを利用しながら距離感を保っていました。

暴力団化するグループ
--しかし、関東連合は変質していきました。

関東連合が暴力団化していったのは、2008年に起きた事件がきっかけです。関東連合と親しかった人物が、新宿で敵対勢力にボコボコに殴られて殺されたのです。この事件の遺恨が、12年の六本木のフラワー事件につながっています。

この新宿の事件では、敵対勢力に暴力団関係者がいたことから、関東連合も暴力団のつながりを使うことになり、ヤクザに取り込まれていきました。それまで街で対等に渡り合ってきたヤクザと主従関係ができてしまったのです。

それでも、関東連合の絶対的なリーダーだった見立くんがいたときは、付き合う暴力団組織を分散させて、ある意味のバランスを取っていましたが、フラワー事件で見立くんが海外逃亡してからは集団の求心力が失われ、いまはほとんどのメンバーが住吉会系の暴力団に一本化された状態です。フロント企業のように上納金を払って組み込まれているメンバーもいれば、組員として組織に入ったメンバーもいます。その意味で、フラワー事件によって、関東連合がヤクザの世界に吸収されていく方向性が決定づけられたといえます。

崩れた「ブランド」
フラワー事件は、警視庁が13年に「準暴力団」の規定を新設するきっかけとなった。都内では関東連合のほか、中国残留孤児の2世、3世を中心として結成した暴走族「怒羅権」OBらからなる「チャイニーズドラゴン」、八王子地区の暴走族OBを中心とした「打越スペクターOBグループ」、大田区の暴走族OBを中心とした「大田連合OBグループ」などが認定されている。実際に摘発された事件だけでも、振り込め詐欺やアダルトサイトの架空請求から、みかじめ料(用心棒代)名目の恐喝事件、暴行の末の死体遺棄事件、さらには拳銃による殺人事件など、本職のヤクザも顔負けの凶悪犯罪が並ぶ。

--関東連合は現在、どのような状況なのでしょうか。

街のギャングスタ―として名をとどろかせた「関東連合」のブランドは、事実上、もう崩れたといっていいでしょう。

朝青龍事件や海老蔵事件が起きて、実態はヤクザと変わらないじゃないかと不信が広がり、社会のオモテ面の人たちは引いてしまった。そして、その後、フラワー事件で警察から「準暴力団」の認定がされ、もはやグレーな存在ではないことが確定されたのです。潤沢な資金と広い人脈によって、暴力団と対等に渡り合う形で、経済的にも社会的にも独立して存在していた関東連合は、フラワー事件によって自滅したといえます。

--それでも半グレは今後も街の暴力装置として存在し続けるのでしょうか。

いまも街で「関東連合」を名乗る不良はいますが、正式には属していなかった後輩たちだったり、ほとんど関係ない周辺者だったりします。ただ、チャイニーズドラゴンなどはまだ強固な勢力を保っていますし、関西でも複数のグループが力をつけています。

さらに、半グレという存在がクローズアップされ、知名度を得た結果、そこまで目立ったワルではなかった“中途半端な不良”が流行りのファッションで街に出て、サークルのノリで半グレ集団となっていく風潮ができています。自立する組織力も「看板」もない彼らは、規制強化によって地下に潜るマフィア化が進むヤクザに、いずれ取り込まれていくという構図になっていくのではないでしょうか。

取材・文:パワーニュース編集部

参照元 : nippon.com




2017年10月18日水曜日

建設現場の鉄板を盗んだとして、神戸山口組傘下組織幹部ら3人逮捕

神戸山口組系幹部ら、建設現場の鉄板窃盗容疑で逮捕

2017/10/17(火) 20:12配信



愛知県警は17日、建設現場の鉄板を盗んだとして、指定暴力団神戸山口組系の組幹部ら3人を窃盗容疑で逮捕し、発表した。東海地方では現場の鉄板が盗まれる被害が相次ぎ、昨年1月以降は3県で100件以上(2億円以上相当)発生している。県警が関連を調べる。

千種署によると、ともに神戸山口組傘下組織幹部の同県大治町の成田茂一容疑者(57)と三重県木曽岬町の内田諭容疑者(52)ら3人は共謀して2月26、27日、同県四日市市の建設現場から鉄板23枚(230万円相当)を盗んだ疑いがある。成田容疑者は黙秘し、ほかの2人は否認しているという。

成田容疑者は4月に岐阜県土岐市の建設現場から鉄板21枚を盗んだとして、窃盗罪などで起訴されている。

■シノギできず…鉄板が資金源に

暴力団幹部はなぜ、盗みの容疑で逮捕されたのか。名古屋市の繁華街は山口組弘道会の縄張り。対立する神戸山口組系にとって、「しのぎ」などの資金獲得は難しい。県警幹部は「暴力団にとって本来、窃盗で稼ぐのは恥ずかしいこと。台所の苦しい神戸系組織は、金のためなら『何でもあり』の状態になっている」と指摘する。

参照元 : 朝日新聞






2017年10月17日火曜日

神戸山口組の最高幹部である寺岡修若頭逮捕で、神戸山口組が神戸から追い出される?

最高幹部逮捕の神戸山口組 神戸から追い出される!?

2017.10.17 16:00



3つの山口組抗争が激化する中、六代目山口組から分裂した神戸山口組の最高幹部である寺岡修若頭が10月10日、兵庫県警に逮捕された。

「容疑は寺岡若頭の出身母体・侠友会が組事務所として使用していた神戸市内のビルにおいて、虚偽の登記を行なったことによるもの。同ビルは神戸山口組の執行部会が開かれるなど、淡路島にある本部事務所に次ぐ“第二本部”として使用されていた。寺岡若頭は20日間の勾留で出てくる予定です」(全国紙記者)

問題は、それを機にこの“第二本部”を手放さなければならない可能性が高まるということだ。

実は同じタイミングで、神戸山口組は警察だけでなく市民からも追い込まれていた。逮捕に先駆けた10月2日、公益財団法人「暴力団追放兵庫県民センター」が地域住民の代理訴訟として、淡路島にある神戸山口組本部事務所の使用禁止を求める仮処分訴訟を起こしていたのだ。山口組分裂抗争を取材するライターの鈴木智彦氏が分析する。

「9月に神戸山口組傘下の組員が神戸から再分裂した任侠山口組の織田絆誠代表を襲撃し、ボディーガードを射殺したことで、神戸山口組が報復にあう危険性が高まり、地域住民の不安が高まっている。代理訴訟の前例からして、和解へ持ちこめたとしても、事務所の撤去は避けられません。遅かれ早かれ神戸山口組は淡路島にある本部を手放さざるを得なくなる。さらに今回の逮捕でもう一つの施設まで使えなくなるとなれば、次の本部選びが難航することになります」

神戸山口組が、肝心の神戸から追い出されようとしているのだ。事務所がなくなれば暴力団にとっては死活問題のはず。ところが前出・鈴木氏によれば、「むしろ抗争を煽ることになるかもしれない」というのだ。

「事務所が使用禁止になることで、警察に組員の動きを掴まれることなく潜伏しやすくなる。神戸山口組としては、失敗した織田代表の襲撃をもう一度決行しようとするはず。本部を奪われたタイミングがきっかけとなる可能性は高い」

警察としては、締め上げたはずが、抗争のリスクを高めてしまうことに。深まる混乱のなか、各団体がかろうじて保ってきたバランスが崩れ、分裂抗争は新局面を迎えようとしている。

※週刊ポスト2017年10月28日号

参照元 : NEWSポストセブン


寺岡修(てらおか おさむ)、1949年03月22日生まれ。



三代目山口組二代目細田組若頭補佐、初代西脇組舎弟、侠友会会長、六代目山口組若頭補佐、六代目山口組中国・四国ブロック長、六代目山口組大阪北ブロック長、六代目山口組舎弟を歴任。

六代目山口組を絶縁され、現在は侠友会会長であり、上部団体の神戸山口組の若頭を務めている。

三代目山口組二代目細田組系の組員となり渡世開始。二代目細田組では若頭補佐まで登り詰めた。侠友会を結成し会長に就任する。

1982年10月、淡路島を舞台に三代目山口組と五代目大嶋組との間で『淡路島抗争』が勃発。寺岡は抗争に参戦し武闘派ぶりを見せ付けた。

1983年07月、二代目細田組組長・細田利明が引退し組を解散すると、三代目山口組の直参であった西脇組組長・西脇和美と舎弟盃を交わし西脇組に移籍した。

1992年02月、西脇組から内部昇格し五代目山口組の直参となった。五代目山口組体制では総本部当番長、組長秘書に登用された。

2005年08月、六代目山口組が発足すると若頭補佐に抜擢され執行部入り。中国・四国ブロック長を務めた後、2006年05月からは大阪北ブロック長を務めていた。

また、六代目山口組体制下で山口組の不動産管理会社『山輝』の代表取締役に就任。

2010年06月、兵庫県知事の許可を得ずに2008年07月~2010年04月の間、総本部(神戸市灘区)の土地の一部を新規の直参に売却したり、引退した直参から買い戻したりした宅地建物取引業法違反容疑で指名手配され、その後出頭し逮捕された。

2012年11月、若頭補佐を退任し六代目山口組舎弟に直った。以後、山口組分裂まで舎弟であった。

2015年08月27日、六代目山口組を絶縁となり、寺岡修と侠友会は山口組を離脱した。

どんな人物なのか
淡路島抗争では武闘派ぶりを発揮したという情報があるが、具体的にどんなことをしたのかは分からなかった。この抗争をきっかけに寺岡は勢力を拡大し、淡路島に勢力を張っていた大嶋組が解散してからは洲本市を本拠に揺るぎない地盤を構築したという。

理論整然と筋を通すタイプのヤクザで他団体からの評判も良いようだ。事始めや納会、盃事の儀式などで司会進行役を務めることが多く、優れた統率力で実務能力に長けているとされている。

六代目山口組で若頭補佐から舎弟に直ったのは以前から体調を崩して定例会を欠席することもあり、責任感の強い寺岡は執行部の重責を担うのは困難と自分で判断した為のようだ。

兄弟分
2007年03月、当時六代目山口組若頭補佐だった寺岡は広島県の三代目侠道会会長・池澤望と五分の兄弟盃を交わしている。

姫路のヤクザである深山宏光という人物と若い頃に兄弟分だったようだが、詳細は分からない。


飲食店からみかじめ料200万円を脅し取った容疑で指定暴力団神戸山口組直系「山健組」傘下組織の元組員逮捕

みかじめ料事件 神戸山口組元組員を逮捕 5人目

2017/10/16(月) 18:37配信



神戸・三宮地区の繁華街で指定暴力団神戸山口組の組員らがあいさつ(みかじめ)料を集めていたとされる事件で、兵庫県警暴力団対策課などは16日、恐喝容疑で、元暴力団組員の無職の男(50)=神戸市北区有野台1=を逮捕した。一連の事件の逮捕者は5人目。

逮捕容疑は、2013年5月~今年2月ごろ、三宮地区の飲食店経営者からあいさつ料名目で、46回にわたって現金計約200万円を脅し取った疑い。同課などの調べに「現金は受け取ったが、脅していない」と容疑を否認しているという。

同課によると、男は毎月下旬に店近くで現金で受け取っていたという。

参照元 : 神戸新聞NEXT


「また集金に来る」飲食店からみかじめ料200万円、恐喝容疑で元組員逮捕

2017/10/16(月) 22:04配信

神戸・三宮の歓楽街で暴力団組員らがみかじめ料を恐喝していた事件で、兵庫県警暴力団対策課などは16日、恐喝の疑いで神戸市北区有野台、無職、加嶋宗弓容疑者(50)を新たに逮捕した。「現金は受け取ったが脅したことはない」と容疑を否認している。

逮捕容疑は平成25年2月~今年2月、飲食店経営の男性に「また集金に来る」などと現金を要求。計約200万円のみかじめ料を脅し取ったとしている。県警によると、加嶋容疑者は当時、指定暴力団神戸山口組直系「山健組」傘下組織の組員だったという。

県警は今月3日、三宮の飲食店経営者3人からみかじめ料計32万円を脅し取ったとして、山健組系幹部ら4人を別の恐喝容疑で逮捕していた。

参照元 : 産経新聞

【任侠山口組襲撃事件】別の場所に放置されていた拳銃が襲撃に使用されたものと一致

任侠山口組代表襲撃事件 神戸で発見された銃と襲撃された銃が一致

2017/10/17(火) 0:54配信



先月、神戸市長田区で任侠山口組の代表が襲撃されボディガードの男性が殺害された事件で、別の場所に放置されていた拳銃が襲撃に使用されたものと一致したことがわかりました。

先月、神戸市長田区で任侠山口組の織田こと金禎紀代表の乗った車が襲われ、ボディーガードとみられる楠本勇浩さん(当時44)が銃で撃たれて死亡しました。

警察は、現場から逃走した神戸山口組の三次団体組員とみられる黒木こと菱川龍己容疑者(41)を殺人の疑いで指名手配しています。

事件後、神戸市北区で拳銃2丁が入った鞄が見つかっていて、うち1丁が襲撃に使用された拳銃だったことが新たにわかりました。

楠本さんの体内に残っていた銃弾が拳銃のものと一致したということで、警察は、残る1丁についても調べています。

参照元 : 関西テレビ












任侠山口・織田代表が「激白本」の出版情報 襲撃事件から1カ月、内容次第では新たな火種に

2017/10/16(月) 16:56配信

指定暴力団神戸山口組から分裂した任侠山口組の織田絆誠代表(50)が襲撃され、警護役組員(44)が射殺された事件は12日で発生から1カ月が経過した。兵庫県警が殺人容疑で指名手配している神戸山口組系組織のヒットマン、菱川龍己容疑者(41)は依然と行方をくらませたままだ。骨肉の抗争は今後どう推移していくのか。

菱川容疑者が逃走を続ける背景には組織犯罪への厳罰化がある。捜査関係者も「暴力団同士による抗争事件であっても拳銃を使って殺傷した場合、無期刑も覚悟しなければならない時代。できる限り逃走することを選択しているのではないか。身柄をかくまったり、資金を提供したりするなどの支援者がいる可能性もある」とみる。

厳罰化の傾向は9月の広島高裁岡山支部の判断でもみられた。岡山市で昨年5月、神戸山口組系池田組幹部を射殺したとして、殺人罪などに問われた山口組系弘道会傘下組織の組員について1審・岡山地裁の無期懲役の判決を支持。判決理由でも「対立組織のやり方が気に入らないという暴力団特有の反社会的な動機で容認できない。市民が巻き添えになる危険性もあった」と指摘し、暴力団の行動論理を完全に否定しているのだ。

一方、襲撃された任侠側は事件後の9月28日に兵庫県尼崎市の組事務所で開いた定例会で、事件の詳細をまとめた文書を配布し、織田代表を警護して射殺された組員の行動をたたえ、組織の引き締めを図っているという。

だが、暴力団関係者は「ただちに報復態勢に入る可能性は低い」とみる。任侠側への警察当局の監視が強化されているからだ。

神戸側についても今月2日、兵庫県淡路市の本部事務所について暴力団追放兵庫県民センターが使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立てられたほか、10日には最高幹部が逮捕されるなど、警察当局の攻勢を受けており、動くに動けない状況だ。

ただ、任侠の織田代表がジャーナリストのインタビューに応じた書籍が近く出版されるという情報もある。任侠は二度にわたる異例の記者会見で神戸の井上邦雄組長(69)や運営方法を激しく攻撃し、挑発してきただけに内容しだいでは新たな火種となる可能性もはらんでいる。

参照元 : 夕刊フジ

拳銃2丁と実弾64発を所持していた容疑で韓国籍の男女2人逮捕 兄は元暴力団員

拳銃2丁と実弾64発所持容疑 韓国籍の男女逮捕、警視庁

2017/10/16(月) 13:44配信



拳銃2丁と実弾64発を所持していたとして、警視庁組織犯罪対策5課は銃刀法違反(加重所持)の疑いで、ともに韓国籍で無職の梁光重(リョウ・コウジュウ)容疑者(65)=横浜市中区本牧原=と、申康子(シン・カンジャ)容疑者(73)=同市西区境之谷=を逮捕した。2人は「間違いない」と容疑を認めている。

逮捕容疑は、平成28年11月12日、横浜市南区のマンション一室のクローゼットに、回転弾倉式拳銃2丁と実弾64発が入ったアタッシェケースを保管していたとしている。

組対5課によると、拳銃と実弾は約20年前に死亡した梁容疑者の兄の遺品。兄は元暴力団組員で、梁容疑者が遺品整理をした際に発見。知人の申容疑者に保管を依頼し、申容疑者が自身が所有するマンションで保管していた。

27年10月にマンションは差し押さえられ、競売にかけられたが、拳銃と実弾が入ったアタッシェケースは撤去されなかった。新たに入居した住人が発見し、都内の管理会社が1月に警視庁へ届け出ていたという。

参照元 : 産経新聞