2017年10月4日水曜日

飲食店から「みかじめ料」総額2億円脅し取った疑いで神戸山口組系の組員ら2人逮捕

「みかじめ料」総額2億円脅し取る 神戸山口組系組員4人を逮捕

2017/10/3(火) 19:15配信

 

暴力団が飲食店などに対し「うちの縄張りで営業するなら挨拶代を払え」などと要求するいわゆる「みかじめ料」。神戸の三宮で、みかじめ料を脅し取った疑いで神戸山口組系の組員4人が逮捕されました。みかじめ料を要求されていたのは約150店、総額は2億円に上るということです。

「午前7時25分です。兵庫県警の捜査員が神戸山口組系健國会の事務所を家宅捜索しました」(飯坂侑士記者リポート)

脅迫の疑いで逮捕された神戸山口組系の組員・石田尚之容疑者(55)ら2人は、今年3月から8月にかけて、神戸市中央区で飲食店の男性経営者から6回にわたり合わせて24万円のみかじめ料を脅し取った疑いがもたれています。

同様に神戸市内の飲食店経営者から合わせて8万円のみかじめ料を脅し取った疑いで、別の組員2人も逮捕され、警察はそれぞれの組事務所を一斉捜索しました。警察によりますと、組員らは経営者に対し「場所代を払ってくれ」「今度から金を取りに来るからよろしくな」などと言って現金を徴収していたということです。

警察はみかじめ料や用心棒代などを要求する暴力団の摘発を強化していて、愛知県警は先月、指定暴力団六代目山口組の最高幹部を逮捕しました。兵庫県警も今年5月、「歓楽街特別暴力団対策隊」を発足。三宮などで約150の店が月に1万円から5万円のみかじめ料を支払っている実態が確認されていて、総被害額は少なくとも2億円にのぼるということです。

逮捕された4人は神戸山口組の中核組織山健組系の組員らで、警察は違法に得た金が組織の資金源になっているとみて全容解明を急ぎます。

参照元 : MBS毎日放送









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