＜福岡県警＞工藤会系幹部ら逮捕…暴排標章襲撃で初
2016年6月3日(金)11時34分配信
◇殺人未遂などの容疑
北九州市小倉北区で２０１２年９月、暴力団組員の立ち入りを禁じる標章を掲示した飲食店の経営会社役員の男性（５７）を刺し、殺害しようとしたとして、福岡県警は３日、特定危険指定暴力団「工藤会」系組幹部、田口義高被告（５０）＝組織犯罪処罰法違反などで起訴＝ら７人を殺人未遂などの容疑で逮捕したと発表した。標章掲示店の関係者らを襲撃した事件は１２年８月～９月に４件発生しているが、立件は初めて。
県警は、工藤会がみかじめ料（用心棒代）の支払いを拒否されることを危惧し、組織的に飲食店関係者を狙ったとみている。ほかに逮捕されたのは、工藤会系組幹部、中西正雄被告（５０）＝同＝と同会系組員ら５人。
逮捕容疑は田口、中西の両容疑者ら６人は１２年９月２６日、北九州市小倉北区下到津（しもいとうづ）１のマンション敷地内で、帰宅した男性の腰などを３回刺し、殺害しようとしたとしている（殺人未遂）。残る１人は事件で使われた車両を貸した疑い（同ほう助）。男性は全治半年以上の重傷を負った。県警は７人の認否を明らかにしていない。
県警によると、現場では男１人が男性を背後から刺し、もう１人が「殺すぞ」と声をかけて立ち去るのが目撃されていた。１４年９月に工藤会トップの野村悟被告（６９）＝同＝らを逮捕する一斉捜査を始めて以降、関係者の供述を得られるようになり、田口容疑者らの関与が浮上したという。
男性の会社が経営する店は北九州市で有数の老舗クラブで、当時「暴力団員立入禁止」と書かれた標章を掲示していた。標章は、１２年８月に施行された改正福岡県暴力団排除条例に基づいて県公安委員会が発行。掲示した飲食店などに暴力団員が立ち入ると中止命令を出せる。命令に従わなければ５０万円以下の罰金。
標章掲示店を巡っては、制度開始直後から店関係者らに対する襲撃や不審火が発生。このうち、１２年８月に小倉北区で起こった２件の放火事件で、工藤会幹部ら８人が昨年１２月、現住建造物等放火罪などで福岡地検に起訴されている。
参照元 ： 毎日新聞
工藤会系幹部ら、車で被害者追跡か 暴力団排除の店襲撃
2016年6月4日(土)16時56分配信
北九州市で２０１２年、暴力団排除の標章を掲げたクラブの男性役員が刺され、指定暴力団工藤会系組幹部ら７人が殺人未遂などの容疑で逮捕された事件で、事件直前、男性の車の後を追う不審な車が複数の防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。県警は幹部らが男性を追跡し、計画的に襲撃したとみている。
男性は１２年９月２６日未明、勤務先から車で同市小倉北区の自宅マンションに戻り、敷地内を歩いていた際に尻などを刺され、重傷を負った。
捜査関係者によると、男性の帰宅経路の路上や店舗にある複数の防犯カメラの映像を解析した結果、男性の車と一定の距離を置いて追尾する車を確認した。事件現場近くの防犯カメラに映った、実行役が使った車とは別とみられる。２台の車に追跡役と実行役が分乗し、襲撃の機会をうかがっていた可能性があるという。
この事件で県警は、工藤会の２次団体、田中組ナンバー２の田口義高容疑者（５０）＝同市小倉南区＝や同組員ら７人を殺人未遂などの疑いで逮捕した。４日、７人を福岡地検小倉支部に送検した。
参照元 ： 朝日新聞
工藤会系組幹部に懲役５年判決 一部は無罪
2015年11月16日21時24分
法廷で証言しないよう被害者を脅したなどとして、証人威迫などの罪に問われた指定暴力団工藤会系組幹部の無職田口義高被告（５０）＝北九州市小倉南区＝の判決が１６日、福岡地裁小倉支部であった。中牟田博章裁判長は証人威迫については無罪とし、別の恐喝罪などで懲役５年（求刑懲役１０年）を言い渡した。
田口被告は、別の同会系組幹部と共謀、傷害事件の被害男性に証言しないよう脅したなどとして起訴された。だが中牟田裁判長は「田口被告の指示や意向に基づくものではなく、組幹部が自発的に行ったものである具体的可能性を排斥できない」として無罪とした。
一方で判決は、田口被告が２０１１年９月、北九州市で飲食店を営む男性から現金３０万円を脅し取るなどしたと認定した。
福岡地検小倉支部の原島肇支部長は「判決内容を精査し、控訴の要否を検討したい」としている。
田口被告は、福岡市博多区で１３年１月に女性看護師が襲撃された事件や、北九州市小倉南区で１２年４月に県警ＯＢの男性が銃撃された事件でも、組織犯罪処罰法違反（組織的な殺人未遂）などの罪で起訴されている。
参照元 ： 朝日新聞
2016年6月3日(金)11時34分配信
◇殺人未遂などの容疑
北九州市小倉北区で２０１２年９月、暴力団組員の立ち入りを禁じる標章を掲示した飲食店の経営会社役員の男性（５７）を刺し、殺害しようとしたとして、福岡県警は３日、特定危険指定暴力団「工藤会」系組幹部、田口義高被告（５０）＝組織犯罪処罰法違反などで起訴＝ら７人を殺人未遂などの容疑で逮捕したと発表した。標章掲示店の関係者らを襲撃した事件は１２年８月～９月に４件発生しているが、立件は初めて。
県警は、工藤会がみかじめ料（用心棒代）の支払いを拒否されることを危惧し、組織的に飲食店関係者を狙ったとみている。ほかに逮捕されたのは、工藤会系組幹部、中西正雄被告（５０）＝同＝と同会系組員ら５人。
逮捕容疑は田口、中西の両容疑者ら６人は１２年９月２６日、北九州市小倉北区下到津（しもいとうづ）１のマンション敷地内で、帰宅した男性の腰などを３回刺し、殺害しようとしたとしている（殺人未遂）。残る１人は事件で使われた車両を貸した疑い（同ほう助）。男性は全治半年以上の重傷を負った。県警は７人の認否を明らかにしていない。
県警によると、現場では男１人が男性を背後から刺し、もう１人が「殺すぞ」と声をかけて立ち去るのが目撃されていた。１４年９月に工藤会トップの野村悟被告（６９）＝同＝らを逮捕する一斉捜査を始めて以降、関係者の供述を得られるようになり、田口容疑者らの関与が浮上したという。
男性の会社が経営する店は北九州市で有数の老舗クラブで、当時「暴力団員立入禁止」と書かれた標章を掲示していた。標章は、１２年８月に施行された改正福岡県暴力団排除条例に基づいて県公安委員会が発行。掲示した飲食店などに暴力団員が立ち入ると中止命令を出せる。命令に従わなければ５０万円以下の罰金。
標章掲示店を巡っては、制度開始直後から店関係者らに対する襲撃や不審火が発生。このうち、１２年８月に小倉北区で起こった２件の放火事件で、工藤会幹部ら８人が昨年１２月、現住建造物等放火罪などで福岡地検に起訴されている。
参照元 ： 毎日新聞
工藤会系幹部ら、車で被害者追跡か 暴力団排除の店襲撃
2016年6月4日(土)16時56分配信
北九州市で２０１２年、暴力団排除の標章を掲げたクラブの男性役員が刺され、指定暴力団工藤会系組幹部ら７人が殺人未遂などの容疑で逮捕された事件で、事件直前、男性の車の後を追う不審な車が複数の防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。県警は幹部らが男性を追跡し、計画的に襲撃したとみている。
男性は１２年９月２６日未明、勤務先から車で同市小倉北区の自宅マンションに戻り、敷地内を歩いていた際に尻などを刺され、重傷を負った。
捜査関係者によると、男性の帰宅経路の路上や店舗にある複数の防犯カメラの映像を解析した結果、男性の車と一定の距離を置いて追尾する車を確認した。事件現場近くの防犯カメラに映った、実行役が使った車とは別とみられる。２台の車に追跡役と実行役が分乗し、襲撃の機会をうかがっていた可能性があるという。
この事件で県警は、工藤会の２次団体、田中組ナンバー２の田口義高容疑者（５０）＝同市小倉南区＝や同組員ら７人を殺人未遂などの疑いで逮捕した。４日、７人を福岡地検小倉支部に送検した。
参照元 ： 朝日新聞
工藤会系組幹部に懲役５年判決 一部は無罪
2015年11月16日21時24分
法廷で証言しないよう被害者を脅したなどとして、証人威迫などの罪に問われた指定暴力団工藤会系組幹部の無職田口義高被告（５０）＝北九州市小倉南区＝の判決が１６日、福岡地裁小倉支部であった。中牟田博章裁判長は証人威迫については無罪とし、別の恐喝罪などで懲役５年（求刑懲役１０年）を言い渡した。
田口被告は、別の同会系組幹部と共謀、傷害事件の被害男性に証言しないよう脅したなどとして起訴された。だが中牟田裁判長は「田口被告の指示や意向に基づくものではなく、組幹部が自発的に行ったものである具体的可能性を排斥できない」として無罪とした。
一方で判決は、田口被告が２０１１年９月、北九州市で飲食店を営む男性から現金３０万円を脅し取るなどしたと認定した。
福岡地検小倉支部の原島肇支部長は「判決内容を精査し、控訴の要否を検討したい」としている。
田口被告は、福岡市博多区で１３年１月に女性看護師が襲撃された事件や、北九州市小倉南区で１２年４月に県警ＯＢの男性が銃撃された事件でも、組織犯罪処罰法違反（組織的な殺人未遂）などの罪で起訴されている。
参照元 ： 朝日新聞
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