緊迫2時間…山口組会合ルポ 出前のカツ丼で結束「裏切り者神戸を潰せ」
2016.3.24 21:15
日本最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)と分裂した暴力団、神戸山口組(本部・兵庫県淡路市)の対立抗争に絡み、都内で活動する山口組系組織が一堂に会する会合が22日、開かれた。各地で抗争事件が相次ぐなかでの決行に、会場周辺には「平時の20倍以上」(捜査関係者)の警察官が集結するなど厳戒態勢。神戸側との衝突も懸念されていただけに、ただならぬ緊張感が漂っていた。緊迫の中で開催を強行した狙いとは。
「ばんざーい、オイッ!」
22日午後、会場となった都内の山口組傘下団体事務所からは野太い掛け声が3度響いた。
堅牢(けんろう)な鉄製のドアと四方に張り巡らされた防犯カメラ。威圧感を漂わせる建物の前には、約50人の警察官と二十数人の報道陣が集まった。関係者によると、会合は「東京親睦食事会」と称して開かれ、都内で活動する山口組傘下の31団体から幹部ら29人が駆けつけ、静岡や神奈川など他地域の団体からも13人が参加したという。
「山口組の分裂が決定的になった昨年から、都内で活動する山口組2次団体が一堂に会して情報共有するために開いてきた会合だ。毎月20日に開催し、これで5回目。今回は20日が祝日だったために22日に延期されたが、衝突が頻発している神戸山口組への対処を協議するためにやってきた意味合いが強い」(在京の暴力団関係者)
約2時間に及んだ会合は、開始前から不穏なムードに包まれていた。
20日未明には東京都足立区竹の塚で山口組側と神戸側の組員二十数人が「飲食店でのトラブルが発端となった」(山口組関係者)とされる乱闘騒ぎが起きたばかり。先月15日には、都内で活動する神戸側の定例会をめぐって、東京・新宿歌舞伎町で双方の組員約60人が衝突する事件が発生。それ以降、神戸側の組幹部の自宅に銃弾が撃ち込まれるなど、首都圏周辺で物騒な事件が相次いでいたからだ。
「先月までは会合の警戒に当たる警視庁の捜査員の数は10人に満たなかったが、今回はその20倍以上の200人を動員した。会場周辺には大型の警察車両のほか機動隊まで配置して不測の事態に備えた」(捜査関係者)
会場に駆けつけた組幹部の中には、配下の組員に「鉄板バッグ」と呼ばれる銃弾除けの護身具を用意させる者もおり、終始ピリピリしたムードに包まれた。会合終了後、会場を後にする幹部の1人が、報道陣からの問いかけに答え、神戸側の姿勢を「裏切り者だ。ヤクザじゃねぇ」などと批判、「抗争はどうなるのか?」と聞かれると、「潰すだけだ!」と声を荒らげる一幕もあった。
厳戒態勢の中で会合を強行した背景について、事情を知る捜査関係者は「警察の監視の目が厳しくなるなか、これほどの規模での会合は今後開きにくくなる。その点も考慮してマスコミが集まるのを織り込み済みで、山口組側の結束力の強さをアピールし、神戸側を牽制する狙いもあったはずだ」と指摘する。
関係者によると、会場では参加者に出前のカツ丼が振る舞われたといい、事務所前には食後のどんぶりが並んだ。対立する神戸側に「勝つ」という意思の表れなのか。
一方、先の捜査関係者が神戸側の出方を危ぶむ。「今月15日に予定されていた神戸側の定例会は20日前後に延期されるという情報もあったが、結局開かれた様子はない。警察当局の取り締り強化によって身動きが取りにくくなっているようだ。今後、神戸側が新たに何らかの会合を開けば、新たな火種となる可能性は否定できない」
参照元 : IZA
2016.3.24 21:15
日本最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)と分裂した暴力団、神戸山口組(本部・兵庫県淡路市)の対立抗争に絡み、都内で活動する山口組系組織が一堂に会する会合が22日、開かれた。各地で抗争事件が相次ぐなかでの決行に、会場周辺には「平時の20倍以上」(捜査関係者)の警察官が集結するなど厳戒態勢。神戸側との衝突も懸念されていただけに、ただならぬ緊張感が漂っていた。緊迫の中で開催を強行した狙いとは。
「ばんざーい、オイッ!」
22日午後、会場となった都内の山口組傘下団体事務所からは野太い掛け声が3度響いた。
堅牢(けんろう)な鉄製のドアと四方に張り巡らされた防犯カメラ。威圧感を漂わせる建物の前には、約50人の警察官と二十数人の報道陣が集まった。関係者によると、会合は「東京親睦食事会」と称して開かれ、都内で活動する山口組傘下の31団体から幹部ら29人が駆けつけ、静岡や神奈川など他地域の団体からも13人が参加したという。
「山口組の分裂が決定的になった昨年から、都内で活動する山口組2次団体が一堂に会して情報共有するために開いてきた会合だ。毎月20日に開催し、これで5回目。今回は20日が祝日だったために22日に延期されたが、衝突が頻発している神戸山口組への対処を協議するためにやってきた意味合いが強い」(在京の暴力団関係者)
約2時間に及んだ会合は、開始前から不穏なムードに包まれていた。
20日未明には東京都足立区竹の塚で山口組側と神戸側の組員二十数人が「飲食店でのトラブルが発端となった」(山口組関係者)とされる乱闘騒ぎが起きたばかり。先月15日には、都内で活動する神戸側の定例会をめぐって、東京・新宿歌舞伎町で双方の組員約60人が衝突する事件が発生。それ以降、神戸側の組幹部の自宅に銃弾が撃ち込まれるなど、首都圏周辺で物騒な事件が相次いでいたからだ。
「先月までは会合の警戒に当たる警視庁の捜査員の数は10人に満たなかったが、今回はその20倍以上の200人を動員した。会場周辺には大型の警察車両のほか機動隊まで配置して不測の事態に備えた」(捜査関係者)
会場に駆けつけた組幹部の中には、配下の組員に「鉄板バッグ」と呼ばれる銃弾除けの護身具を用意させる者もおり、終始ピリピリしたムードに包まれた。会合終了後、会場を後にする幹部の1人が、報道陣からの問いかけに答え、神戸側の姿勢を「裏切り者だ。ヤクザじゃねぇ」などと批判、「抗争はどうなるのか?」と聞かれると、「潰すだけだ!」と声を荒らげる一幕もあった。
厳戒態勢の中で会合を強行した背景について、事情を知る捜査関係者は「警察の監視の目が厳しくなるなか、これほどの規模での会合は今後開きにくくなる。その点も考慮してマスコミが集まるのを織り込み済みで、山口組側の結束力の強さをアピールし、神戸側を牽制する狙いもあったはずだ」と指摘する。
関係者によると、会場では参加者に出前のカツ丼が振る舞われたといい、事務所前には食後のどんぶりが並んだ。対立する神戸側に「勝つ」という意思の表れなのか。
一方、先の捜査関係者が神戸側の出方を危ぶむ。「今月15日に予定されていた神戸側の定例会は20日前後に延期されるという情報もあったが、結局開かれた様子はない。警察当局の取り締り強化によって身動きが取りにくくなっているようだ。今後、神戸側が新たに何らかの会合を開けば、新たな火種となる可能性は否定できない」
参照元 : IZA
こう、大きく報道するとカツ丼を出前した店も、暴力団廃止条例にひっかかて処分されるのかな— 裕 (@321yuu) 2016年4月8日
?
緊迫2時間…山口組会合ルポ 出前のカツ丼で結束「裏切り者神戸を潰せ」」:イザ! https://t.co/vBbDq0YjCX
#暴力団廃止条例#暴力団対策法#カツ丼#出前
山口組会合のニュースを見た— 秋芝田 (@akii_akishibata) 2016年3月27日
母上より
「お前の格好は○暴より
チンピラやらマフィア方面だな」
とのお言葉頂きました。
「神戸山口組」組員らが中央道で通行妨害 「山口組」会合で https://t.co/Cc2H2vKHCB— 衝撃太郎 (@NewsSyougeki) 2016年1月27日
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