2017年9月16日土曜日

【神戸射殺事件】兵庫県警が目撃情報やカメラ映像などで特定 神戸山口組「山建組」傘下組員を指名手配

<神戸射殺>「山健組」傘下組員を指名手配し、顔写真公開

2017/9/16(土) 18:30配信



◇兵庫県警、殺人容疑で 目撃情報やカメラ映像などで特定

神戸市長田区で指定暴力団・神戸山口組から離脱した新組織「任侠(にんきょう)山口組」の関係者が射殺された事件で、兵庫県警は16日、神戸山口組の中核組織「山健組」(神戸市)傘下の暴力団組員、菱川龍己容疑者(41)を殺人の疑いで指名手配し顔写真を公開した。また同市北区で拳銃2丁が発見され、県警は事件に使われた可能性があるとみて関係を調べる。

容疑は、数人と共謀し、12日午前10時5分ごろ、同市長田区五番町3の路上で任侠山口組の織田絆誠(よしのり)代表(50)の警護役、楠本勇浩(ゆうひろ)さん(44)を射殺したとしている。県警によると、菱川容疑者は身長158センチで短髪。事件当時は灰色のTシャツ姿だったという。残留物に残されていた指紋や目撃情報、防犯カメラ映像などから特定した。

これまでの調べでは、襲撃グループは少なくとも2人おり、そのうち菱川容疑者は実行犯とみられる。見張り役とみられるもう1人の男は、拳銃のようなものを持ってバイクで逃走したとみられる。

また16日午前6時10分ごろ、同市北区山田町東下の県道の歩道で、拳銃2丁が入ったかばんを通行人が発見、110番した。県警によると拳銃は2丁とも回転式で、小さなかばんに入っていた。銃弾が弾倉に入っていたのかなど詳細は明らかにしていない。

発見現場は射殺事件の現場から北西約12キロにあり、周囲は田畑の中に民家が点在している。かばんはバス停に近い歩道に置いてあった。近くに住む女性は「黒っぽい色の小さなかばんだった。数日前から置いてあったようで、まさか拳銃だとは思わなかった」と驚いていた。

楠本さんの体内からは銃弾1発が見つかっており、県警は銃弾の線条痕などを鑑定し、発見された拳銃との関係を調べる。

参照元 : 毎日新聞


ボディガード白昼射殺の一部始終「撃ってみんかい」と叫んだ

2017/9/16(土) 7:00配信



山口組から神戸山口組が分裂してから3年、神戸山口組から任侠山口組が再分裂して半年が経とうとし、“3つの山口組”は均衡状態に入ったかと思われた。が、突如として音は鳴り、血が流れた。任侠山口組のトップが白昼堂々、狙われる事件が起き、1人が死亡したのだ。フリーライターの鈴木智彦氏が事件直後に現地入りした。

9月12日午前10時5分、神戸市長田区の路上に銃声が響いた。今年4月、神戸山口組から離脱して発足、山口組分裂の第三勢力となった任侠山口組の織田絆誠代表が、複数のヒットマンに襲撃されたのだ。

犯行現場は地下鉄西神・山手線長田駅から北側に約200メートル、片側三車線の幹線道路で、徒歩1分の路地には、織田代表の自宅がある。自宅を出た車は、狭い路地を通り、表通りに走り出す寸前だったという。その瞬間、待ち伏せていた黒いクラウンが正面から突っ込み進路を塞いだ。背後にボディガードたちが乗った2台の車がいたため、一瞬、織田代表が乗った先頭車両は、前にも後ろにも進めず立ち往生してしまった。

白昼、人通りの多い往来での襲撃だったため、その一部始終が多くの人に目撃されている。信号待ちの車から犯行を目撃した男性が言う。

「白のアルファードが出てきて、黒いセダンとぶつかって衝突音がした。双方の側から男性が降車してきて、組んずほぐれつの取っ組み合いがはじまった。接触したくらいでなぜこんな喧嘩になるんやろと思ってたら発砲音が聞こえた。お互いの体が離れ、被害者の方が歩道寄りに立ち『撃ってみんかい』と叫んだんです。えらいことだと思って110番したけど、全然繋がらなかった」

挑発を受けたヒットマンはためらうことなく、再び発砲した。弾丸が体に吸い込まれ、任侠山口組のボディガード・楠本勇浩組員の体が静かに崩れ落ちた。正面からの被弾はヤクザにとって“最高の勲章”だ。暴力団社会では、“若い衆の鑑”とも表現される。

一方、その迫力に気圧されたヒットマンは完全に逃げ腰だった。衝突・発砲音を聞いて近隣住人たちが飛び出してきた頃には、西に向かって逃走しており、現場には黒いフルフェイスのヘルメットが残されていた。

「すごい音が立て続けにしたので確認に行くと、歩道に男性が倒れていた。鼻の脇を撃たれてて、血がぴゅーっと吹き出しているのが見えました。織田さんの家にはずっと警察が張り付いていたのに、なかなか来なかった。到着してもあたふたしてたんで、『なにかかけてやれ』と言ったら、白いシャツをかぶせた。そのシャツにも真っ赤な血が染みだしていた」(犯行現場の近くに住む近隣住民)

顔面を撃たれた楠本組員はほぼ即死状態で、搬送された病院で死亡が確認された。

殺害現場のすぐ後ろには、防犯カメラが設置されており、任侠山口組の車列を克明に記録していた。3台編成の先頭を走るワンボックスカーには、前述したように織田代表が乗っており、楠本組員は直後を走っていた黒い乗用車に乗車していた。その後ろにもう1台、白いワンボックスカーがいる。

「カメラは4か所を撮影してて、視点を切り替えられる。襲撃を受けてバックしてぶつかる車の様子の他、ヒットマンの一味と思われる黄緑色の服を着た不審な男も映ってる。この男は団地の階段を上り、様子を確認した後、ダッシュで任侠側の車に近づいていったのに何もせず逃げた。手には拳銃らしいモノを持っており、マシンガンを持っていたという見方もある」(警察関係者)

翌日、所轄の刑事が、映像をマスコミに流さないよう要請した。遅すぎる。いったんマスコミに渡った映像はどうやっても止められない。不用意な拡散を防ぎたいなら、極めて初期の段階で対処すべきだった。

織田代表はほぼ毎日、午前10時の定時に自宅を出発していたという。その事実を知ったヒットマンたちは、入念に殺害計画を練り上げ、この日、実行したのである。

※週刊ポスト2017年9月29日号

参照元 : NEWSポストセブン


拳銃入ったかばんから容疑者身分証 神戸の射殺事件

2017/9/17(日) 19:34配信

神戸市長田区で12日、暴力団任俠(にんきょう)山口組の関係者が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配された指定暴力団神戸山口組系組員、菱川龍己(たつみ)容疑者(41)の身分証が、16日に神戸市北区で見つかった回転式拳銃2丁と一緒に同じかばんに入っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。兵庫県警は襲撃グループの関係者がかばんを置いたとみて捜査している。

県警によると、かばんは小型のもので、16日午前6時10分ごろ、神戸市北区山田町東下の丹生(たんじょう)神社前バス停付近の歩道上で通行人が見つけた。中に拳銃のようなものが入っていたため、相談を受けた知人が110番通報したという。

発見現場は、任俠山口組関係者の男性が射殺された神戸市長田区の路上から北へ約11キロ。射殺事件で使われた拳銃も回転式とみられ、同一のものか鑑定している。

指名手配された菱川容疑者は神戸山口組の中核組織「山健組」傘下組織の組員。県警は、射殺現場での目撃証言や遺留物から菱川容疑者の指名手配に踏み切ったとしている。

参照元 : 朝日新聞




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