2019年9月20日金曜日

暴力団の露店グループ経営への関与を隠し花火大会で露店 指定暴力団山口組良知組幹部の男と妻逮捕

暴力団経営隠し花火露店 詐欺容疑、組幹部ら逮捕 藤枝署

2019/9/19(木) 17:23配信



藤枝市の花火大会に出店するため、暴力団の露店グループ経営への関与を隠した虚偽文書を露天商から主催者に提出させ、不正に出店権利を得たとして、藤枝署と静岡県警捜査4課などは19日、詐欺の疑いで指定暴力団山口組良知組幹部の男と、男の妻を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

花火大会などに暴力団や、暴力団が経営する露天商が出店することは県暴力団排除条例で禁じられていて、主催者や関係組合は出店者に暴力団らと関係が無いことを約束する誓約書などを提出させていた。県警は露店の売り上げが組織の資金源になっていたとみて調べる。

逮捕容疑は共謀して2018年8月上旬、幹部の男が露店グループを経営しているにもかかわらず、花火大会を主催する藤枝市観光協会に対して、従業員の露天商らに暴力団とは関係ない旨を記載した書類を不正に提出させ、5店の出店権利を取得した疑い。関係者によると、露天商は同年8月7日に同市の蓮華寺池公園で開催された藤枝花火大会に出店したという。

捜査関係者によると、暴力団幹部の男が経営していたのは複数ある露店グループの一つ。男は同年5月ごろから経営に携わっていたという。妻は経理などを担当していたとみられる。

県内の露天商組合3団体は花火大会などに出店する際、組合員が暴力団と関わりが無いことを約束する「誓約書」「出店届出書」「本人確認書」の“3点セット”を主催者に提出し、県警と情報を共有している。提出した露天商は組合員だったが、幹部の男は加入していなかったという。

参照元 : @S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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