2017年6月8日木曜日

神戸山口組のトップ井上邦雄組長が詐欺容疑で逮捕される前に出していた御通知

神戸山口組の井上組長が逮捕前に出していた御通知とは?

2017/6/7(水) 20:26配信



指定暴力団、神戸山口組の井上邦雄組長が兵庫県警に詐欺容疑で6月6日、逮捕されたことが、波紋を広げている。

容疑は他人名義で携帯電話を契約したというもので、大物相手に「微罪」での逮捕劇だった。

逮捕劇の少し前、神戸山口組は兵庫県淡路市にある本部とは別に、神戸市内に新事務所を開き、通知を出した(写真)。現在は実質的にそこを本拠地として、頻繁に会合をもっていたという。

神戸山口組の関係者がこう漏らす。

「神戸山口組は先月、任●団体山口組(注=●は「侠」の右が「夾」)と分裂したが、当初の予想より抜けた数は少なかった。新事務所の設置を含めて、再度、結束を固めていた時に組長の逮捕は痛かった。今後のダメージが心配されます」

井上組長の逮捕は当初、京都府警が動くのではないのかという情報が飛び交っていた。

「うちには井上組長絡みで2つの大きな山がある」(捜査関係者)

1つ目の「山」は、数年前に起こった金融会社の社長失踪をめぐるトラブルだ。

「この失踪をめぐる案件に神戸山口組関係者が関与していたのではないかと、京都府警は2014年に井上組長に近い神戸山口組関係者らを別件で逮捕したが、決定打が出ずに頓挫。ここにきて、捜査が大きく展開しはじめ、井上組長逮捕で大きな動きがあるかもしれない」(捜査関係者)

そしてもう一つの「山」は今年1月に発覚した京都に本拠地がある指定暴力団・会津小鉄会の分裂だった。

一度は6代目山口組に支援を受けた幹部が、会津小鉄会の本部を「制圧」。だが、神戸山口組に支援を受けた幹部が「奪還」とめまぐるしい展開となった。その際、会津小鉄会の本部で大乱闘が起こり、けが人も出る騒ぎもあったという。

「会津小鉄会幹部から、神戸山口組の井上組長に援軍の要請があり、駆け付けたようだ。そうであれば、井上組長も関与している可能性が高い」(前出の査関係者)

元山口組顧問弁護士の山之内幸夫氏はこう話す。

「内輪揉め、分裂するから井上組長もこんな微罪で逮捕されてしまった。早く一本化しないと京都府警にも狙われる。神戸山口組も存亡の危機となりかねない」

大きな「山」はいつ動くのか? (ジャーナリスト・今西憲之)

参照元 : dot.


神戸山口組の井上邦雄組長を逮捕、元検事「組長がいないうちに徹底捜査を行うのでは」

2017/6/7(水) 21:50配信



指定暴力団神戸山口組・組長の井上邦雄容疑者が、4年前、神戸市灘区の携帯電話販売店で、自分で使うことを隠して他人名義で携帯電話を機種変更契約したとして、詐欺容疑で逮捕された。調べに対して、知人が契約した携帯電話を使ったとして容疑を認めている。

神戸山口組は、2015年8月に指定暴力団山口組から分裂し結成。抗争事件が相次いでいた。2017年4月には神戸山口組から離脱した幹部らが新たに任侠団体山口組を結成し、警察は3つの山口組の動向を警戒していた。山口組系の内紛が続くなか、神戸山口組の組長が比較的軽い詐欺の疑いで逮捕された。

これにはどのような狙いがあるのだろうか。元検事で弁護士の大澤孝征氏は「警察の真の狙いは神戸山口組を壊滅させること。内紛が続き、組織が弱体化しているなか、司令塔である組長がいないうちに、徹底的に捜査を行うのではないか」と分析した。

(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

参照元 : AbemaTV




「山口組や仁侠団体山口組も例外ではない」警察当局、神戸山口組・井上組長逮捕で始まった頂上作戦

2017/6/8(木) 16:56配信



国内最大の指定暴力団山口組から2015年8月に分裂した神戸山口組の組長、井上邦雄容疑者(68)が兵庫県警に詐欺容疑で逮捕された。分裂から間もなく2年。暴力団のトップが他人名義で携帯電話を機種変更したという形式的な事件で逮捕されるのは極めて異例だ。この逮捕劇の背景には4月末に神戸山口組を離脱した幹部らが新組織「任侠団体山口組」を結成し、山口組を名乗る組織が3つ併存する混乱に乗じて一気に弱体化をめざそうとする警察当局の思惑が見え隠れする。

井上容疑者の逮捕容疑となったのは、山口組分裂前の13年11月、自身が使う携帯電話を知人女性の名義で機種変更したという詐欺容疑。詐欺といっても経済的な損害がなく、過激派を除き、一般人が同じようなことをしてもまずは逮捕されることはない形式犯だ。

暴力団排除の機運の高まりで近年、企業が顧客との契約時に暴力団などの反社会的勢力に属していないことを確認するようになり、組員の身分を隠して契約すれば詐欺罪などに問われる。携帯電話のほかに乗用車の購入や銀行口座の開設などでも同様だ。

暴力団関係者は「指定暴力団のトップをこのような形式犯で逮捕するケースは異例だが、警察当局の暴力団捜査では神戸山口組に限らず幹部らを形式犯で逮捕することが多く、ほとんどが不起訴処分になり、釈放されている」と楽観視する。

ただ、井上容疑者のケースは事情が少し違うようだ。井上容疑者が率いる神戸山口組は山口組の篠田建市(通称・司忍)6代目組長の組織運営や人事に反発し、離脱した直系組長らによって結成されたが、今年4月末、幹部が井上容疑者に反旗を翻し、任侠団体山口組(織田絆誠代表)の結成を表明。山口組を名乗る組織が3つとなり、勢力争いの行方は混沌としている。

警察庁の坂口正芳長官も今月5日、全国の警察本部長を東京都内に集めた会議で、「山口組と神戸山口組は情勢は複雑化、流動化している。組員の大量検挙、突き上げ捜査の徹底による幹部の長期的な社会からの隔離で組織の壊滅を図られたい」と指示した。警察当局は任侠団体山口組の出現で再び揺れ始めた山口組と神戸山口組を弱体化させるチャンスとみて、勝負をかけたわけだ。

実際、捜査の動きも進んでいる。捜査関係者は「井上容疑者をめぐっては京都府警も今年1月に配下の組員らが指定暴力団会津小鉄会の内紛に絡み、同会本部事務所前で山口組傘下の組員らと乱闘した事件で関与の有無を調べていた。結果的に兵庫が京都を出し抜いた格好になった」と指摘し、こう続ける。

「全国の警察が井上容疑者に第2、第3の事件で再逮捕を仕掛けてくるだろう。山口組や仁侠団体山口組も例外ではない。頂上作戦の始まりにすぎない」

しばらく警察当局の動きに目が離せない。

参照元 : 夕刊フジ


神戸山口組が組長不在で定例会、直参らの車次々…逮捕への対応協議か 兵庫県警が警戒

2017/6/8(木) 15:20配信

兵庫県淡路市の指定暴力団神戸山口組の本部事務所で8日、全国の直系組長(直参)が集まる毎月の「定例会」が行われた。知人名義で携帯電話1台を購入したとする詐欺容疑で組長の井上邦雄容疑者(68)=神戸市北区鈴蘭台東町=が6日に兵庫県警に逮捕されており、組長不在の定例会となった。

この日は、午前から直参らを乗せた車が次々と本部事務所に到着し、午後0時半ごろまでに全ての直参が集合。周辺では県警の捜査員らが警戒と情報収集にあたったが、目立った混乱はなかった。

県警は6日に井上容疑者を逮捕し、7日には本部事務所や、井上容疑者が組長を兼任する中核組織「山健組」事務所(神戸市中央区)など関係先4カ所を捜索。定例会では今後の対応が話し合われたとみられる。

関係者によると、山健組内では「親分がパクられた(逮捕された)けど、一致団結して頑張ろう」という内容の通達が出されているという。

参照元 : 産経新聞

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