2017年6月28日水曜日

【セガサミー会長宅銃撃事件】指定暴力団神戸山口組系の暴力団幹部ら男4人を再逮捕 新たに指示役とみられる元組員も逮捕

セガサミー会長宅銃撃 暴力団幹部ら再逮捕

2017/6/27(火) 21:35配信



大手パチンコ機器メーカー「セガサミー」の会長の自宅が銃撃された事件で、別の日にも会長の自宅に銃弾を撃ち込んだとして指定暴力団神戸山口組系の暴力団幹部ら男4人が再逮捕された。また、指示役とみられる元組員の男も新たに逮捕された。

警視庁によると、銃刀法違反の疑いで再逮捕された神戸山口組系の暴力団幹部、工藤聡こと山本孝博容疑者(54)ら男4人は2015年1月、東京・板橋区のセガサミーの里見治会長の自宅に銃弾1発を撃ち込み、シャッターを壊した疑いがもたれている。4人はこの6日前にも里見会長の自宅に銃弾を撃ち込み、門の照明を壊したとして今月初めに逮捕されていた。

また、山本容疑者に事件を指示したとみられる元組員の山下宏佳容疑者(64)も新たに逮捕されたが、調べに対し「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

参照元 : 日本テレビ系(NNN)
















セガサミー会長 30億円申告漏れ 金融商品売却など、国税指摘

2016/09/15



遊技機事業などを手掛けるセガサミーホールディングスの会長兼社長、里見治氏(74)が東京国税局の税務調査を受け、金融商品の売却などをめぐり、約30億円の所得税の申告漏れを指摘されていたことが14日分かった。追徴税額は過少申告加算税などを含めて十数億円とみられる。

関係者によると、里見氏は2012年分の所得税の申告時、外国為替などに関連した海外の金融商品の売却で生じた損失を所得と合算(損益通算)した。しかし東京国税局は合算はできないと判断し、申告漏れにあたると指摘したとみられる。

税法上、金融商品の損益通算が認められるかは金融商品の種類や利子の利率などで分かれる。複雑な商品もあり、過去には金融商品の損益通算を巡って国税不服審判所で争われたケースがある。

里見氏はパチンコ・パチスロ機の開発、販売などを手掛けるサミーを業界大手に成長させた。04年にゲーム大手のセガと経営統合して誕生したセガサミーホールディングスの会長兼社長となった。競走馬の馬主としても知られる。

日本経済新聞の取材に対して、里見氏側は「コメントは控える」とした。

参照元 : 日本経済新聞


セガサミー会長宅銃撃で元組員を逮捕

2017/7/1(土) 11:58配信



大手パチンコ機器メーカーの会長宅に銃弾が撃ち込まれた事件で、首謀者とみられる男が、警視庁に逮捕された。

指定暴力団山口組系の元組員・福井康二容疑者(69)は、2015年1月、東京・板橋区の、セガサミーホールディングスの会長宅の門についている照明器具に銃弾を撃ち込み、破損させた疑いが持たれている。

警視庁は、福井容疑者が実行犯に指示を出したとみて、くわしい背景を調べている。

参照元 : ホウドウキョク


セガサミー会長はなぜ狙われたのか ~「襲撃犯と指示役」は逮捕されたが…

2017/7/14(金) 15:01配信



3兆円市場と言われるカジノ構想が現実味を帯びてくるなかで、銃撃事件の捜査は新展開を迎えた。利権をめぐる政官財暴のキナ臭いウワサも流れた事件の闇が、少しずつ明らかになろうとしている。

山口組関係者5人が逮捕
「事件から2年半が経って、指示役とされる容疑者が逮捕され、ようやく事態が進展しました。

しかし、事件の背後関係はとても複雑です。里見会長は日本有数の資産家ですから、その成功を妬んで逆恨みしている地下勢力は思った以上に多い」(全国紙社会部記者)

'15年1月14日、日本国内最大のパチンコ機器メーカー「セガサミーホールディングス」代表取締役会長・里見治氏(75歳)の自宅が銃撃される事件が発生。門の照明が破壊され、現場からは薬莢と未使用の銃弾3個が発見された。

しかもこの6日前、1月8日にも「発砲音がした」と付近の公衆電話から匿名で通報があったばかりだった。

あれから2年以上が経ち、事件は迷宮入りするかと思いきや、今年6月に入って山口組関係者が次々と逮捕されている。

警視庁は6月6日、7日に、神戸山口組系暴力団幹部山本孝博容疑者(54歳・恐喝罪で公判中)ら3人を銃刀法違反(発射、加重所持)と器物損壊の容疑で逮捕した。

さらに6月27日までに、自称不動産業の山下宏佳容疑者(64歳)ら2人を新たに逮捕した。山下容疑者は銃撃の「指示役」とみられている。

「山下は元六代目山口組弘道会系暴力団組員で、何年も前に足を洗っています。ですが、現在も暴力団関係者と付き合いがあり、ブローカーのような仕事をしていたと思われます」(前出・記者)

これまで逮捕された5人はいずれも山口組の関係者である。いったいなぜ里見氏は彼らに銃撃されたのか――。

事件の現場となった里見会長の大邸宅は、東武東上線中板橋駅から徒歩5分ほどの静かな住宅街にある。古くからの住民が多い下町にあって、まるで要塞のような里見邸はひと際目立つ。

「高さ約4mの塀に囲まれ、建物は地上3階地下1階、土地は約250坪。土地だけで価格は4億円前後はするでしょう」(地元不動産業者)

事件発生後は、表玄関前に警備員が2人常駐する車が待機していた。後部座席の一人は定期的に周囲を見回り、裏口に立つこともあった。マスコミが玄関前で写真を撮ろうものなら、警備員がすかさず飛んできた。

指示役が逮捕された翌日、本誌はあらためて里見邸を訪ねたが、警備員の姿はなく、ひっそりと静まり返っていた。

娘の結婚式の主賓は安倍首相
「フォーブスジャパン」が発表した「日本長者番付2017」によれば、里見氏の資産額は約1050億円にも上る。馬主としても知られ、所有する「サトノクラウン」は、6月25日に宝塚記念(GI)を制した。

そんな大富豪、里見氏だが、意外なことに板橋の豆腐屋の長男として生まれた。青山学院大学を中退し、事業を起こして、パチスロ・パチンコ業界に進出。紆余曲折を経て一代で莫大な財を築きあげた、まさに立志伝中の人物である。

「豆腐屋だけに1丁(兆円)稼ぎたい」

かつてはそう冗談を飛ばしていた里見氏が、本当に1兆円稼ぐために現在、力を入れているのが、カジノ事業である。

このカジノを巡るビジネスこそが、銃撃の背景にあるのではないかという見方が、事件当初からなされている。

4月20日、韓国・ソウル郊外の仁川国際空港近郊でカジノを含む統合型リゾート(IR)施設「パラダイスシティ」がオープンした。

これはセガサミーが韓国のカジノ運営大手のパラダイスグループと合弁で進めている事業。社運をかけた両社は合わせて事業費約1240億円を投じた。

「世界一のIRを日本で作りたい」

開業式典に参加した里見氏はそう語っている。

「すでに30人以上のスタッフを現地に派遣していますから、セガサミーはカジノ運営に必要なノウハウを手にいれることができるでしょう。日本では秋の臨時国会で、カジノを推進する『IR実施法案』が議論される予定です。

カジノ解禁はすぐそこまで迫っています。最短で5年後にも国内で本格的なカジノがオープンする。そんななかで、セガサミーが運営会社として一歩リードしていることは明らかです」(全国紙経済部記者)

里見氏には心強い味方もいる。

カジノ議連に所属する衆議院議員の鈴木隼人氏は次女の婿。元経済産業省のキャリア官僚であり、里見氏と霞が関、永田町を繋ぐパイプ役だ。

「'13年に行われた里見氏の愛娘と鈴木氏の披露宴では、安倍晋三首相が主賓としてスピーチをしています。

ちなみに安倍首相は'14年までカジノ議連の最高顧問を務めていました。披露宴では他に菅義偉官房長官、甘利明経済再生担当相(当時)といった安倍首相の側近も顔を揃えていましたね」(自民党関係者)

ラスベガスやマカオの例を出すまでもなく、カジノには、周辺施設も含めて巨大なカネが動く。そのキーマンとなる里見氏には表裏いずれからも誘惑や揺さぶりが絶えないのは想像に難くない。

「セガサミーは'12年に宮崎県のシーガイア・リゾートを買収しています。ここもカジノ誘致の候補地の一つ。横浜も候補地にあがっていますが、セガサミーは早い段階でみなとみらいの土地を購入していた。里見会長と菅官房長官、林文子横浜市長がカジノを巡って密会していたという報道もありました。

日本におけるカジノビジネスは3兆円市場と試算されています。その利権にもっとも近い存在であるセガサミーに対して、反対勢力の妨害、あるいはその利権に取り入ろうとする勢力が水面下で暗闘し、それが銃撃事件に結びついたのではないかと見られているんです」(カジノに詳しい業界関係者)

防弾仕様の車で移動
その一方で、パチンコ・パチスロ業界の低迷が事件の背景にあるとする見方もある。かつて30兆円市場と言われた同業界も、ユーザーは年々減る一方で、現在では20兆円を下回る。

「パチンコ関係の中小企業は苦境に立たされ、倒産も相次いでいます。そのなかには、かつて里見会長の事業拡大に貢献した会社もある。最大手の里見会長が左ウチワでカジノ事業に力を入れている現状を快く思っていない人たちがいるんです。

また里見会長のヤクザ嫌いは有名な話です。パチンコ業界のリーダーとして、反社会勢力とは付き合おうとしなかった。その態度がヤクザからは「不義理」と映り、無用の恨みを買った可能性もあります。会長もそれを自覚し、普段は防弾仕様の愛車で移動していました」(パチンコ業界関係者)

セガサミー広報部は、「逮捕された容疑者全員と、里見は面識もなく、関係は一切ございません」と説明し、里見会長も本誌にこうコメントする。

「事件の全容が明らかになるよう、引き続き当局の捜査活動に協力してまいります」

今回の逮捕で事件の真相は明らかになるのか。

「指示役とされる山下も、実行役を斡旋した仲介者にすぎません。さらに言えば、山下に依頼した共犯者もおそらく暴力団関係者で主犯格ではないと思われます。

警視庁が事件に関わっているとリストアップしたのは、暴力団関係者だけで20人前後。主謀者と実行役の間にあまりにも多くの人間が関与している。

山下が取り調べで自供すれば、さらなる逮捕者が出る可能性はありますが、それでも主犯にはまだほど遠いでしょう」(捜査関係者)

捜査は本格化していく。

「週刊現代」2017年7月15日号より

参照元 : 現代ビジネス

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