2019年7月18日木曜日

二度脱獄したメキシコの麻薬王「ホアキン・グスマン被告」に終身刑

メキシコの麻薬王に終身刑 過去2度脱獄、厳重警備へ

2019/7/18(木) 11:30配信



メキシコ最大級の麻薬組織、シナロア・カルテルを束ねた「麻薬王」、ホアキン・グスマン被告(62)に対し、米ニューヨーク・ブルックリンの連邦地裁は17日、仮釈放なしの終身刑を言い渡した。また、126億ドルの支払いも命じた。米メディアが報じた。

スペイン語の「エルチャポ」(ちび)の通称で知られるグスマン被告は2月、米国への麻薬の密売や資金洗浄など10件の罪で有罪の評決が下されていた。

米メディアによると、グスマン被告は17日、判決前に「世界が注視しているのに公正な裁判をしなかった」「正義がない」などと判事に不満を述べたという。

グスマン被告は過去に2度、刑務所からの脱獄に成功している。今回は最も厳重な警備が敷かれ、1日23時間を独房で過ごすコロラド州の刑務所、通称「スーパーマックス」に収監されるとみられる。同刑務所から脱獄した例はこれまでにない。(ニューヨーク=藤原学思)

参照元 : 朝日新聞





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