2021年11月12日金曜日

キャバクラ店の用心棒代で初公判 組長は認めるも、幹部は「金を受け取ったのは間違いないが、親分からの指示はなかった」

「用心棒代」受け取った罪で初公判 暴力団組長は認めるも、幹部は「親分から指示なかった」

2021/11/12(金) 15:47配信

名古屋市にあるキャバクラ店の実質的経営者から、「用心棒代」として現金128万円を受け取った罪に問われた、暴力団組長の男ら2人の初公判が、名古屋地裁で開かれました。

愛知県暴力団排除条例違反の罪に問われているのは、指定暴力団山口組弘道会傘下高山組の組長、篠田正樹被告(48)と、幹部の六車武士被告(37)です。

起訴状などによりますと、2人は去年2月から3月にかけて、中区にあるキャバクラ店の実質的経営者の男性から、「用心棒代」として、合わせて現金128万円を受け取ったとされています。

12日の初公判で、篠田被告は起訴内容について認めましたが、六車被告は「金を受け取ったのは間違いないが、親分からの指示はなかった」と、一部否認しました。

検察側は「2010年ごろ、篠田被告と男性との間で『用心棒代』を払うことで合意し、去年1月ごろ、篠田被告の指示で六車被告が回収役となった」と指摘しました。

一方、弁護側は「篠田被告と男性との間に合意はなかった」と主張しました。 次の公判は11月16日に開かれます。

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