ナマコを密漁した疑い 福山市の指定暴力団浅野組・中岡組の組員（44）を逮捕

売り上げの一部“暴力団の資金源”か　ナマコ密漁の疑い　組員の男を逮捕

2020/5/28(木) 12:03配信

広島・福山市沖でナマコを密漁したとして、暴力団組員の男が逮捕されました。警察は、密漁の売上の一部が暴力団の資金源になったとみて捜査を進めています。

「福山市内の組事務所に捜査員が入っていきます。」（記者） 漁業法違反などの疑いで逮捕されたのは、福山市の指定暴力団浅野組・中岡組の組員、真鍋吉郎容疑者（４４）です。

海上保安庁と警察の合同捜査本部によりますと、真鍋容疑者は、ことし１月１６日、福山市鋼管町沖で漁業者ら４人と共謀し、船舶や潜水器具を使ってナマコを密漁した疑いが持たれています。

調べに対し真鍋容疑者は、「関与していません」と容疑を否認しています。 ナマコの密漁をめぐっては、２月から３月にかけて福山市の漁業者ら８人が逮捕されていて、その捜査の過程で密漁グループのリーダーとして真鍋容疑者が浮上しました。

警察によりますと、真鍋容疑者らは県内の買い取り業者に加工したナマコを売却し、これまでに合わせておよそ２２００万円の売り上げを得たということです。その一部が暴力団の資金源になったとみて、捜査本部は調べを進めています。

参照元 ： 中国放送