2017年3月17日金曜日

全国で暴力団の構成員の数が過去最少を更新!初めて2万人を下回る

暴力団構成員が過去最少 初めて2万人下回る

2017/03/16 15:52



去年、全国で暴力団の構成員の数が過去最少を更新し、初めて2万人を下回りました。

警察庁によりますと、去年、暴力団の構成員の数は1万8100人で、ピーク時だった1963年の2割ほどに減少しました。一方で、覚醒剤を密売するために所持したなどとして逮捕された構成員の割合は、この10年ほどでほぼ倍増しました。

また、密輸入された覚醒剤の押収量は1.4トンで、前年の4倍近くまで急増していることから、警察庁は、暴力団がみかじめ料を得ることができなくなり、覚醒剤を資金源とする傾向が強まっていると分析しています。また、拳銃などの発砲事件は27件で、山口組の分裂に伴う抗争によって前年の3倍以上になりました。

参照元 : テレ朝ニュース


1 平成27年における主な暴力団情勢とその対策

27年は、8月末に指定暴力団六代目山口組傘下の直系組長13人が離脱し、神戸山口組を結成したことを受け、組織分裂に伴う対立抗争事件の防遏と組織の弱体化を図るため、両団体に対する取締りや警戒の強あつ化、関連情報の収集等を推進した。

分裂を受け、相互の切り崩しが活発に行われ、全国各地で両団体間における事件やトラブルが散見されていることから、警察では、引き続き両団体の動きを最大限の注意をもって把握し、火種となるような事件の検挙を徹底するなどして、抗争を防遏するとともに、この機会に両団体に対する取締り等を徹底し、あつその弱体化を図ることとしている。

さらに、近年、特に暴力団情勢が緊迫している福岡県においては、工藤會に対する集中的な取締りにより、団体役員親族に対する組織的殺人未遂事件や上納金をめぐる所得税法違反事件等で工藤會総裁等の幹部を立て続けに検挙するなどした。今後も、取締りや資金源対策を更に強化するとともに、離脱支援や離脱者の社会復帰対策を更に推進していくこととしている。

このほか、暴力団排除の取組を一層進展させるため、暴力団排除に取り組む事業者に対する暴力団情報の提供と保護対策の強化等に取り組んでいる。

2 暴力団その他反社会的勢力の情勢

(1) 暴力団構成員等の状況
暴力団構成員及び準構成員等(以下、この項において「暴力団構成員等」という。)の数は、17年以降減少し、27年末現在で46,900人 (前年比-6,600人)と、6年連続で暴力団対策法施行後の最少人数を更新した。

うち、暴力団構成員の数は20,100人(前年比-2,200人)、準構成員等の数は26,800人(前年比-4,400人)で、いずれも暴力団対策法施行後最少となっている(図表1-1)。 また、主要団体 (六代目山口組、神戸山口組、住吉会及び稲川会。以下同じ。)の暴力団構成員等の数は33,200人(全暴力団構成員等の70.8%)、うち暴力団構成員の数は14,700人(全暴力団構成員の73.1%)となっている。

しかしながら、全暴力団構成員等の半数弱を占めていた六代目山口組の分裂に伴い、一極集中の状態に変化が生じている(図表1-2)。

注1: 本項における暴力団構成員等の数は概数であり、増減数、増減率及び構成比は概数上のものであるため、図表1-2中の各項目の和が「計」又は「主要団体合計」と必ずしも一致しない。

注2: 26年末までは山口組、住吉会及び稲川会を「主要3団体」と表記していたが、27年末は神戸山口組を含む4団体を「主要団体」として表記した。

参照元 : h27_jousei.pdf

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