2015年10月12日月曜日

【山口組分裂騒動】新組織に移ろうとした暴力団員射殺で拳銃・ヒットマン調達か?事情通「血の抗争に発展することはない」

山口組分裂、抗争の足音 拳銃・ヒットマン…調達始まる

2015年10月11日(日)11時8分配信



国内最大の指定暴力団「6代目山口組」(本拠・神戸市)が分裂した。現執行部に反発するグループが離脱して「神戸山口組」を設立した。警察当局が両派による抗争を警戒するなか、長野県飯田市では6日に暴力団関係者の男性が撃たれ、死亡した。

容疑者として6代目山口組系の組幹部が逮捕された。男性は6代目山口組系から神戸山口組系組織に移ろうとしていたという。群馬県内外で、拳銃の調達や襲撃要員の確保など抗争に向けた準備ともとれる動きが出ている。

「ギョクつきで手に入らないか」

関東在住の元暴力団幹部の携帯電話に8月下旬から、そんな依頼が相次いでいるという。元幹部は取材に「拳銃を欲しがっている。ギョクは実弾だ」と答えた。依頼は9月に入ってもあり、これまでに8件を数えた。

山口組が2グループに割れた時期と重なる。元幹部は依頼主を明かさないが、「複数の仲介者をはさんでいるが、おそらくどちらもだ」と、両グループが拳銃調達を進めているとみる。平時には実弾付きで1丁30万円の拳銃が、100万円でも売れるという。

暴力団関係者によると、県内でも「ヒットマン」を募る声かけが始まっているという。実際に襲撃を担う要員だ。募集する対象は山口組の組員ではない。山口組と近い関係の外国人犯罪組織や、山口組にあこがれを持つ若い人たちだ。

20歳代の知り合いが勧誘されたという関係者の話では「高額な報酬をちらつかせ、『だれが先に手柄を挙げられるか』とあおる」のだという。



■全国の捜査幹部集め緊急会議

警察当局によると、山口組は数百の暴力団組織の集合体だ。このうち2次団体と位置づけられる72組織の組長が運営を担ってきた。彼らは「直参(じきさん)」と呼ばれる。

今回の分裂では、その直参のうち関西の組織を中心に13人が離脱し、「神戸山口組」を設立した。トップは山口組の前任組長の出身組織「山健組」(神戸市)の井上邦雄組長(67)だ。残った59人の多数派は、山口組の現在のトップ、篠田建市(通称・司忍)・6代目組長(73)の出身組織「弘道会」(名古屋市)を中心とする。捜査幹部によると、山健組派が弘道会派の運営に反発したのだという。

山口組の分裂は初めてではない。大規模なのは4代目の組長人事をめぐるもので、この組長が射殺されたのをきっかけに1985年~87年、山口組と一和会による「山一抗争」が起きた。25人が死亡、70人が負傷した。警察庁は今回の分裂でも抗争が起きかねないと、9月2日に全国の暴力団捜査幹部を東京に集めて緊急会議を開いた。

翌日には警察庁の金高雅仁長官が、定例会見で「市民生活の安全に万全を期す」と述べた。

群馬県警によると、県内に山口組組員は約170人いる。2次団体はなく、その傘下団体の組織に所属している。内訳は山健組系が約100人、弘道会系は約70人だ。

県警の小田部耕治本部長は9月17日の県議会で、分裂の影響について「上位組織の意向に従うかわからず、動向は流動的。抗争に関する情報は把握していないが、過去、分裂に端を発した抗争で一般人が巻き込まれたこともある」と答え、取り締まりの強化を約束した。

〈山口組〉 警察当局の資料などによると、兵庫県淡路島出身の山口春吉・初代組長が1915年に神戸で約50人を集めて設立。46年就任の田岡一雄・3代目組長時代に兵庫県以外の暴力団を傘下に収め、現在の山口組の原形をつくったとされる。

警察庁によると、分裂前の6代目山口組の勢力(昨年末現在)は、群馬を含む44都道府県に約2万3400人(組員ではないが周辺から組織を助ける「準構成員」の約1万3千人を含む)。21の指定暴力団中最多で、全国の暴力団約5万3500人の43・7%を占める。2位の住吉会(東京)は約8500人、3位の稲川会(同)は約6600人。



■過去には市民巻き添えも

実際、群馬県内では過去に暴力団同士の抗争で、一般市民が殺された。前橋市三俣町のスナックで03年1月25日深夜にあった乱射事件だ。指定暴力団住吉会系の組員2人が、当時対立していた指定暴力団稲川会系組員を殺すために拳銃十数発を発射し、たまたま店内にいた市民3人が巻き添えになり、死亡した。

佐賀県武雄市では、やはり指定暴力団道仁会(本拠・福岡県久留米市)の分裂に伴う抗争で07年11月、入院中の一般市民が組員と間違われて射殺された。

暴力団関係者は取材に「抗争になると、暴力団とは無関係の人が巻き添えになる危険は高まる」と話す。襲う対象者を決めるのは通常上部組織で、襲撃を担う末端組織に対象者の氏名や住所を伝える。「襲う対象者は組員に限らず、交際中の女性や知人も含まれる。そこに住んでいるかの調査がいい加減だから、誤ることが少なくない」という。

参照元 : 朝日新聞






新組織に移った暴力団員の銃殺した事件をきっかけに本格的な抗争に発展?

一般市民が巻き込まれる事だけは避けたい。

事情通が語る、山口組分裂の動向

司忍組長の方針は、武力ではなく経済力を含めたマンパワーで相手を圧倒するという考えらしい。マスコミの報道は、今にも抗争勃発かのような、大げさな取り上げ方をしている。

血の抗争に発展することはない。マスコミはドンパチが始まるかのように書かれてるけど、とんでもない。この組長は、人格的に優れている事と合わせ、昔の様な大抗争にはならないというか、今はこういうことが出来ない状況にあるということ。

▼続きは動画をご覧ください。



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