2014年5月28日水曜日

時代に対応出来ない年寄りヤクザは「シノギ」がないのでナマポで上納 裏社会で拡大する貧困層

生活保護搾取で暴力団員逮捕 「シノギがない」裏社会で拡大する貧困層

2014年04月23日



「兄弟分が逮捕されちゃったんだよ。俺の事も言われちゃうんじゃないかって心配で......」

開口一番、その男はこう言った。

「全国ニュースになってるみたいなんだよ。俺、もうカタギになろうと思ってるんだよね。もう疲れたよ」

この男が焦っているのは、こんな事件が起きたからだ。



"生活保護費詐欺 松戸市の暴力団組員逮捕"

暴力団組員であることを隠して生活保護費を不正に受給したとして、駒込署は十二日、詐欺の疑いで、千葉県松戸市栄町八、指定暴力団山口組系組員猪敏昭容疑者(67)を逮捕したと発表した。

逮捕容疑は、暴力団員であることを隠して松戸市福祉事務所に生活保護を申請。二〇一一年二月ごろから一四年一月ごろにわたり、九十四回にわたり生活保護費計約四百六十三万円をだまし取ったとされる。「組長が大阪の事務所に行く際の交通費として生活保護費の一部を上納していた」と容疑を認めているという。(2014年4月13日/東京新聞TOKYO WEBより)



この男、現役の暴力団員Aは、以前に配信した記事『裏社会に広がる格差...生活保護でしのぐ貧困ヤクザ「うつ病扱いで6年病院通ってる」で取材協力してくれた人物である。今回の事件の容疑者と年代的に変わらない。

「俺の方が学年で一つ下だよ。年は同じだけどな。俺、もう疲れちゃってさ......。生活保護もらってビクビクしてんのヤダよ。いつ俺までパクられるかと思うと、夜も寝れねえんだよ」

ーーしかし、容疑者もヤクザなら、他人の事はうたわないのではないか。

「そう願いたいんだけど、多分差し入れとかも無いし、金も無いだろうから苦労して、刑事に情を掛けられたら言っちゃうような気がしてさ......。俺も面会に行けなければせめて差し入れでもしないと兄弟分の名が泣くだろ? だから兄弟の事務所にどこに拘留されているのかを聞いたら、『うちとは一切関係ないから二度と電話してくるな』って冷たく言われたんだよ。それはないだろうと思ったけどな。でも、俺も逮捕されたら同じような事になるんだろうと思って。名刺持つ事も許されてないし、義理場とかも出入り禁止だし。自分でも生活保護を上納してるだけで何のためのヤクザなんだと思ってさ」

商才もなく、シノギの能力を持たないヤクザの老後は悲惨だ。周囲の目に怯えながら生活保護を不正受給し、その上前を組織に吸い上げられる。もし、不正受給が発覚したとしても組織は知らんぷりだ。懲役を食らって務めを終えても、そんなケチな罪状では出所しても相手にされるはずがない。

「また、色々考えて電話するわ。今度飯でも食おうよ」

男はそう言うのがやっとで電話を切った。裏社会にも確実に貧困層のすそ野が広がっている。そんなことを感じさせる一件だっだ。

Written by 西郷正興

参照元 : 東京BREAKING NEWS


以前、生活保護不正受給で逮捕されたヤクザの顏に注目!かなり年老いてます。

身分隠し生活保護“詐取” 暴力団組員の男を逮捕

2014/04/12 11:54



暴力団組員であることを隠して千葉県の松戸市役所から生活保護費約460万円をだまし取ったとして、67歳の組員の男が逮捕されました。

指定暴力団山口組系の組員・猪敏昭容疑者は2011年から3年間、松戸市役所から生活保護費約463万円をだまし取った疑いが持たれています。暴力団組員は生活保護を受給出来ませんが、警視庁によりますと、猪容疑者は組員の身分を隠して申請を続けていました。

猪容疑者は「組長が大阪の事務所に行く際の交通費として上納した」などと話し、容疑を認めています。警視庁は11日に大阪の組事務所を捜索し、金の一部が暴力団の活動資金になっていたとみて余罪を調べています。(テレ朝ニュース)

ITなどで金を稼ぐことが出来ない年老いたヤクザはナマポ不正受給しか生きる術がないのだろうか?不正がばれて逮捕された後、ムショから出てきても収入がないので、また犯罪を繰り返し、刑務所暮らし。このループが死ぬまで続く・・・ いっそのこと堅気になり、ナマポ申請しても、おそらく許可されないだろう・・・

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