2019年1月5日土曜日

年末年始に指定暴力団、神戸山口組系のX組長自宅に泥棒が入る

神戸山口組の武闘派組長宅に正月、泥棒が入った裏事情 元顧問弁護士が語る

2019/1/4(金) 17:08配信

指定暴力団、神戸山口組系のX組長が、年末年始に兵庫県姫路市の自宅マンションに置いていた、現金数百万円や時計などが入った金庫が盗まれたと兵庫県警に届け出た。窃盗容疑で捜査しているという。

窃盗被害にあったのは、12月31日夜から1月1日にかけてだという。X組長は抗争事件でも名をはせた武闘派でその自宅に窃盗に入るとは前代未聞のことだ。

「年末年始、暴力団は初詣などいろいろ組の行事があって、自宅をあけることが多い。その間に窃盗被害にあったようだ。X組長の動きをよく知る者の犯行だとみられる」(捜査関係者)

被害にあった、X組長は神戸山口組の最大組織、山健組の幹部も兼務する実力者。

警察庁の「暴力団情勢」(平成29年度)によれば、暴力団の組員は、過去最低の34500人とされている。

年々、減少傾向にあるが、X組は組員と準構成員を含むと今でも100人近い勢力を擁するとみられている。

「X組はまだ組員や準構成員の数も多く、上納金と呼ばれる会費も集まる。年末年始は、飲食店などからさまざまな名目で集金する。金庫には、普段よりも多額のカネが入っていたようだ」(前出の捜査関係者)

そんなタイミングを狙ったかのような犯行。そこに、暴力団特有の事情も絡みあっているという。

神戸山口組は、2015年に六代目山口組を離脱して結成された。ある意味、いつ抗争があってもおかしくない状況にある。そこに「義理事」と呼ばれる、年末年始の行事も数多くある。

「とにかく、この時期になるとカネはたくさん入るし、出ていくのも多い。若い子にお年玉や年越しの小遣いも渡さないといけない。それだけでも、ハンパじゃない金額。ヤクザやから、正月の門松、しめ縄もそのへんのスーパーで買うような、チャチなもんでは、メンツがつぶれる。どうしても、特注のものを毎年、作らせて飾る。それだけで、何十万円とかかる。そこに、六代目山口組の対立でいつ抗争になってもおかしくない状況。抗争になってからと、カネを用意しているようでは話にならないので、ある程度の現金は手元に置いておくもんだ。そんな時に、X組長はやられてしまった。武闘派のX組長宅の被害について、業界で『あんな怖い組に、よくも盗みに入るとは』と話題になっている」

X組長を知る神戸山口組の幹部はこう話す。

一方でこんな意見もある。

「組事務所などで窃盗被害というのは、過去にもあった。ただ、それが表に出ることはほとんどなかった」とも言う。

今回、被害届がなぜ出されたのか。元山口組顧問弁護士の山之内幸夫氏はこう解説する。

「これまで泥棒に盗まれたとなっても、ヤクザはメンツを重んじますから、被害届など出さないのが通例でした。逆に自分たちで盗んだ人物を探し出して、取り返すとかいうこともあった。けど、今はそんなことをすると反対に捕まりかねません。昔なら数百万円なら、すぐに取り返せるような“商売”は暴力団周辺にいくらでもあった。しかし法規制で暴力団をとりまく環境は年々、厳しくなるばかりで数百万円は大きな金額。正月早々にこんな話が、ニュースになるのも時代の流れでしょうかね」(取材班)

参照元 : AERA dot.


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