2018年10月14日日曜日

【建設会社会長射殺事件】福岡地裁が特定危険指定暴力団「工藤会」系組員に懲役19年の判決

<福岡地裁>工藤会系組員に懲役19年 建設会社会長射殺

2018/10/9(火) 19:43配信

北九州市で2011年に建設会社会長が射殺された事件など特定危険指定暴力団「工藤会」(同市)が関与したとされる4件の一般人襲撃事件で、殺人罪などに問われた工藤会系組員、矢沢(旧姓・松江)慶一被告(31)に対し、福岡地裁は9日、懲役19年(求刑・懲役20年)を言い渡した。

足立勉裁判長は「動機は明らかになっていないが、工藤会の意に沿わない人物を排除する卑劣な目的と推察される」と指摘し、「結果はあまりに悲惨で重大だ」と述べた。建設会社会長射殺事件では8人が起訴されたが、判決が言い渡されるのは初めて。

矢沢被告は事件前、組幹部の指示で被害者の内納(うちのう)敏博さん(死亡当時72歳)を繰り返し尾行したとされる。公判では「目的を知らなかった」と無罪を主張したが、足立裁判長は「襲撃や殺害は当然に想定できた」として殺人罪の成立を認めた。

判決によると、矢沢被告は11年11月26日、北九州市小倉北区で内納さんを拳銃で射殺したほか、12年4月から9月にかけて、いずれも同市内で▽元福岡県警警部▽暴力団組員の立ち入りを禁じる「標章」を掲げたスナックの女性経営者▽同じく飲食店の経営会社役員の男性--を殺害しようとしたり、けがをさせたりした。

参照元 : 毎日新聞

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