2016年8月28日日曜日

山口組分裂抗争から一年経過、全国で85件の事件、うち39件で計256人が逮捕、摘発!組長の外出に鉄板入りカバン

山口組分裂1年 全国で衝突85件、256人検挙

2016年8月24日(水)19時57分配信



指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂から27日で1年。対立する神戸山口組(本拠地・淡路市)との間では、兵庫を含め全国で85件(今月17日時点)の事件があり、うち39件で計256人が逮捕、摘発されたことが、警察庁への取材で分かった。

兵庫県公安委員会が4月に神戸側を指定暴力団として以降、事件は減少しているが、両団体の本拠地がある兵庫県警は8月10日、山口組総本部前に監視拠点となる「特別警戒所」を設置。抗争激化時に両団体を厳しい規制が及ぶ「特定抗争指定暴力団」とする準備も進めており、情報収集や警戒を強めている。

警察庁によると、85件のうち、組関連施設への車両突入は18件▽銃器使用は10件▽火炎瓶のような物の使用は6件-など。これまでに死者は2人(6月末時点)出たが、一般人の巻き添えはなかった。山口組側が仕掛けた事件では111人▽神戸側が仕掛けた事件では82人▽双方が絡む事件では63人-が逮捕されるなどした。

兵庫県警によると、県内では5件あり、昨年12月に姫路市で1件、3月に神戸市内で4件発生。県警は組事務所へのダンプカー突入やカーチェイス後に車を壊し合った事件などで、双方の組員ら計31人を逮捕した。

事件の続発を受け、兵庫県公安委は神戸側を暴対法の規制対象とするため指定暴力団とする手続きを急ピッチで進め、4月15日付で指定。抗争激化時の組事務所使用制限命令など厳しい規制が可能となったことで、指定以降は10件にとどまっている。

ただ、5月に岡山市内で神戸側の直系団体幹部が射殺され、山口組系組員が逮捕されるなど、双方の勢力争いは収束していないとみられる。神戸側は直系組長を発足時の13人から24人に増やし、山口組側は分裂前の73人から54人に減らしている。

【山口組の分裂】 昨年8月27日、指定暴力団山口組から「山健組」(神戸市中央区)など直系13団体が離脱し「神戸山口組」を結成した。山口組組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営、高額な上納金負担への反発などが背景とされる。全国で衝突が相次ぎ、警察庁は今年3月、対立抗争状態と認定した。3月1日時点の構成員数は山口組が約5700人、神戸山口組が約2700人。

参照元 : 神戸新聞NEXT


組長、外出に鉄板入りカバン 山口組分裂1年、続く抗争

2016年8月26日(金)5時0分配信

山口組の分裂から27日で1年。抗争状態が続く中、組関係者は緊張といらだちを募らせている。ある神戸山口組系組織の組長が、朝日新聞の取材に答えた。

東日本にある神戸山口組系組織の組長は外出の際、同行の配下組員に鉄板入りのカバンを持たせている。自宅マンションのエレベーターには乗らず、住む階とは異なる階の外階段を使って出入りしているという。取材に「いつ襲われるかわからない。警戒を怠ることはできない」と話した。

抗争事件が起きるたび、上層部から「返し(報復)はするな。9月下旬までは動くな」と指示が来る。組長によると、「9月下旬」は伊勢志摩サミット関連の国内会議が終わる時期を指すという。最後の関連会議は9月24日から2日間、長野県で開催予定のG7サミット交通大臣会合だ。

参照元 : 朝日新聞



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