2019年10月19日土曜日

指定暴力団「六代目山口組」のナンバー2で、若頭の高山清司元受刑者が出所 抗争が拡大する可能性もあるとみて警戒強める

山口組ナンバー2出所 抗争激化で切り札の特定抗争指定も 警察当局

2019/10/18(金) 12:51配信



指定暴力団山口組ナンバー2の高山清司若頭が18日に出所し、警察当局は「山口組」を掲げる3団体の封じ込めに向けて正念場を迎えた。警察はすでに主要組事務所の使用を制限しているが、対立抗争が激化した場合には、取り締まりの切り札とされ、さらに厳しい制限をかける「特定抗争指定暴力団」の適用を検討するとみられる。

山口組は平成27年8月に分裂し、離脱グループが神戸山口組を結成。29年4月には神戸山口組を離脱した勢力が現在の任侠山口組を立ち上げ、正統性を主張する3団体の覇権争いが続いている。各団体の衝突は分裂直後と比べると減少し、山口組による切り崩し工作などが行われているが、依然として死者を伴う発砲事件も起きている。

高山若頭が出所する直前の10日には、神戸市中央区の住宅街で山口組系組員が神戸山口組系組員2人を射殺。銃器使用は過去の暴力団抗争の主流攻撃手段だ。約100人の死傷者が出た「山一抗争」(昭和59年~平成元年)では、関連事件300件超の8割以上で銃器が使われたとされる。

各地の警察は10日の銃撃事件を受けて山口組総本部(神戸市)を含む4府県の主要組事務所約20カ所の使用制限に踏み切ったが、今後も報復が連鎖し、市民に危険が及ぶ場合には「特定抗争指定暴力団」への指定が現実味を帯びることになる。

特定抗争指定は平成24年の改正暴力団対策法に盛り込まれた規制強化策だ。指定されると、組員らは警察当局が設定した警戒区域内で、5人以上の集合▽対立暴力団組員へのつきまとい▽対立組事務所付近での徘徊▽使用禁止の事務所への出入り-などをした場合、即座に逮捕され得る。

過去に指定されたのは、平成24年12月に道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(当時、同大牟田市)の抗争をめぐり、双方が特定抗争指定暴力団に指定された例があるのみだが、九州の4県で多数の市町が警戒区域に設定され、抗争沈静化のきっかけになった。

警察関係者は「特定抗争指定暴力団の指定で事務所で定例会合も開けなくなり、組の活動を大きく制約できる切り札だ」と指摘し、「『山口組』の名称を掲げる団体が1つになるまで争いは続く」との見方を示した。警察庁の栗生俊一長官は事態の推移に応じ、暴対法を効果的に活用する意向を示している。

参照元 : 産経新聞


抗争拡大も…六代目山口組ナンバー2が出所

2019/10/18(金) 15:53配信



恐喝の罪で服役していた指定暴力団「六代目山口組」のナンバー2で、若頭の高山清司元受刑者が18日朝、出所した。

「六代目山口組」のナンバー2で、若頭の高山清司元受刑者は、恐喝の罪で懲役6年の実刑判決が確定し、服役していたが、18日朝、東京の府中刑務所から出所した。その後、新幹線で、出身組織の「弘道会」がある名古屋市へと向かった。

「山口組」は高山元受刑者への反発などから、4年前に分裂し、対立抗争とみられる事件が相次いでいて、今月には、神戸山口組系の組員2人が六代目山口組系の組員に銃撃され、死亡した。

警察は、組織内で影響力を持つ高山元受刑者の出所後、抗争がさらに拡大する可能性もあるとみて、警戒を強めている。

参照元 : 日本テレビ系(NNN)










ついに暴力団「最終局面」へ…山口組・髙山若頭の出所と厳しい現実

2019/10/17(木) 7:01配信

正統派のヤクザ
京都の建設会社オーナーを恐喝したとして6年の実刑判決を受け、服役していた髙山清司・六代目山口組若頭が、18日午前6時、府中刑務所を出所する。

その直前、髙山若頭の出身母体である名古屋の弘道会に所属する丸山俊夫容疑者が、対立する神戸山口組系山健組の本部前で2人の組員を射殺。両山口組には緊張が走っており、他の刑務所への移送、時間の変更などは考えられるが、出所に変わりはない。

髙山若頭は、筋を通す正統派のヤクザである。筋とは、「親子」「兄弟」の盃の重さを大事にすることであり、組の「代紋」のためには体を投げ出す覚悟であり、襲撃されたら「返し(反撃)」を行なう強さであり、「絶縁」した者が稼業を続けていれば、許さず潰してしまう非情さである。

髙山若頭が恐喝事件で逮捕されたのは10年11月だが、その後、山口組は司忍六代目のもとを井上邦雄・山健組組長が去って神戸山口組を設立。その井上組長の側近だった織田絆誠・神戸山口組若頭代行が、組を割って任侠山口組を立ち上げた。

六代目山口組二次団体の幹部はいう。

「カシラ(若頭)の情報収集力とそれを生かした危機管理能力はたいしたもの。三分裂はカシラ不在ゆえに起きたこと。出てきたら、時期を見て綱紀を粛正、組織を立て直し、分裂の解消に乗り出すだろう」

その変化を見越した動きが始まっている。

警察当局は本気だ
4月に、神戸山口組の中核組織・山健組の與則和若頭が路上で刺された。4ヵ月後、神戸市内の弘道会拠点が銃撃され組員が重傷を負ったのは、その報復と見られる。

以降も襲撃事件や発砲事件は絶えず、多くは、髙山若頭保釈を前にケジメをつけようとする六代目山口組と、それに反発する神戸山口組や任侠山口組との抗争で、その最たるものが10月11日の丸山事件だった。

山健組の定例会で兵庫県警の捜査員が、雑誌の取材記者を装った丸山容疑者を職務質問中、近寄ってきた山健組組員に発砲。メンツを潰された警察当局は、兵庫県警、愛知県警、大阪府警などが、相次いで組事務所などの使用制限に踏み切った。

それは山口組総本部、神戸山口組本拠、山健組や弘道会の施設など20ヵ所以上に及ぶもので、組員などは立ち入れない。従って、18日、出所したとしても髙山若頭は挨拶に行く場所がない。

しかも、今回は27日までの「使用制限仮命令」だが、以降、「本命令」となって3ヵ月間の使用制限となるだけでなく、六代目山口組と神戸山口組が、「特定抗争指定暴力団」に指定される可能性がある。

これは改正暴対法によって14年に施行された措置で、指定されると傘下の暴力団構成員は、5名以上の多数で集まったり、組事務所への立ち入りが禁止され、組織として機能しなくなる。

警察当局の本気度を示すものだ。出所後、早いうちに司忍六代目が総長となり、髙山若頭が七代目を継承するという説があるが、それを嫌う当局は、「指定を続けることで組織を弱体化させ、司と髙山を追い込んで引退させるか、最悪でも三派を和解させ、抗争状態を終わらせたい」(暴力団担当捜査員)という狙いを持つ。

髙山若頭の人生
髙山若頭は、47年、愛知県津島に生まれ、高校を中退すると無頼の道に入り、20歳の時、弘道会の前身の弘田組系組員となる。前回の東京五輪の3年後だった。

高度経済成長期の稼業入りであり、興行、港湾荷役、土建、地上げ、人材派遣、債権回収、表裏の金融と、暴力団が経済成長の“余力”を得て潤った時代の構成員である。

「菱(山口組)の代紋」のために体を張った司六代目が、13年の長期刑を終え出所、84年、弘道会を設立すると若頭補佐として参画。やがてナンバー2の若頭となって司六代目を支える。

「司会長を日本一の親分にする、というのが口癖。家も車も親分のために『最高のもの』を用意。司会長が博打に負けると、それが何千万円でもきれいに返した。『十仁会』という秘密攻撃組織を作ったのも、徹底的な情報管理で組織を締めつける『弘道会方式』を確立したのも髙山さん」(弘道会元幹部)

それに最も反発したのが神戸山口組の井上組長だった。48年生まれで髙山若頭のひとつ下。高校中退後の稼業入りも同じで、渡辺芳則五代目のもとで修行を積み、78年、「大阪戦争」と呼ばれる抗争事件で逮捕され、懲役17年の実刑判決を受ける。00年に出所、山健組系健竜会長となった。

暴力団構成員が代紋を大切にするのは、その力の背景を持つことにより、メシが食えるからである。だから「菱の代紋」は、全国の暴力団の半数を占めるほど大きくなり、なかでも当代の出身母体は肥え太る。

五代目時代は山健組であり、六代目時代は弘道会。結局、山口組の分裂と抗争は、旧勢力と新勢力のケンカである。

ただ、かつてとの違いは代紋が意味を成さなくなったこと。度重なる暴対法の改正と10年の暴排条例の施行によって、暴力団構成員は職業と人権を奪われた。三派の山口組を合わせても1万人を割ったのは、「食えない職業」となったからだ。

去るも地獄、残るも地獄
高齢化は進み、先行きがないから人は集まらない。

司六代目や井上組長のように、体をかけて長期刑を終えれば幹部の座が用意されているわけではなく、丸山容疑者の68歳という年齢が示すように、「鉄砲玉」となるのは、刑務所で人生を終える覚悟の老人である。

筋を通す原則主義者の髙山若頭は、絶縁したものが組を起こすのは認められないと、神戸山口組との和解交渉、任侠山口組の取り込み工作などに反対の立場を取り、府中刑務所から配下の竹内照明若頭補佐(弘道会会長)に指示、合流を認めなかったという。

それを承知の井上組長は、「髙山がいる限り合流はあり得ない。やるかやられるかだ」と、抗争の覚悟を固めているという。

髙山若頭は、封鎖のなかを出所するという厳しい現実にさらされて、今後、どう舵を切っていくのか。

もし、現実を見ずに本気の粛正に取り組めば、その結果としての最終戦争は、三派の抗争に加えて警察の激しい弾圧を受け、去るも地獄、残るも地獄の凄惨なものになるのだけは避けられない。

参照元 : 現代ビジネス


0 件のコメント:

コメントを投稿