2024年3月4日月曜日

山口組6代目・高山清司若頭の秘書的な立場だった山下会長が若頭補佐に昇格

6代目山口組・高山若頭の「秘書役」がいよいよ若頭補佐に昇格

2024/3/4(月) 6:00配信


6代目山口組で人事があり、2月21日付で極粋会の山下昇会長が若頭補佐に昇格することが決まった。これまで高山清司若頭の秘書的な立場だった山下会長の昇格人事にはどういった背景があったのだろうか。

極粋会の山下昇会長の名前が世間に知られるようになったきっかけは、2011年の島田紳助氏の芸能界引退をめぐってのタイミングだった。この時主に取り沙汰されたのは極心連合会の橋本弘文会長(2012年から統括委員長、19年に引退して組織も解散)との「密接な関係」である。これによって引退に追いこまれた格好だったのだが、一方で、当時、極心連合会の若頭だった山下会長とも深い間柄だったとされる。

山下会長は今回の人事があるまでは高山若頭の秘書的な役割を担ってきた。なお、山口組では4代目、5代目の時代には「秘書」が存在したものの、6代目となってそのポストは消え、単に「若頭付」という役職があてがわれているという。

司組長のボディガードは 秘書であれ、若頭付であれ、幹部とはその息づかいをリアルに感じられるような極めて近い距離で長い時間を共有することになる。そもそも評価されていなければそういったポストに任命されないだろうし、長く務めていればそれだけ評価されていることの表れということになるだろう。つまり、高山若頭からの絶大な信頼のもと、山下会長はその役割を担ってきたわけだ。

ちなみにヤクザのトップにとって重要なセキュリティやボディガードは、若頭付が直接的に担当する業務ではないようだ。司忍組長が移動する際には直参の司興業が、高山若頭の場合には3代目弘道会傘下の3代目高山組がセキュリティを担っているとされる。

6代目山口組は若頭、舎弟頭、本部長、そして7人の若頭補佐で執行部を構成してきた。

降格人事の後を受けて このうち、最近になって11代目平井一家の薄葉政嘉総裁が若頭補佐から幹部に降格されたことはすでにお伝えした通りである(関連記事:「司忍組長」82回目の誕生日会の模様と「薄葉若頭補佐」降格人事)。つまりこのポジションが空位になっていたわけだ。

「山口組の場合、一度降格すると再昇格の機会が与えられることはほぼないとされています」 と、竹垣悟氏(NPO法人主宰、元山口組系暴力団組長)。

「今回、薄葉総裁が降格して生まれた空白を山下会長が埋めたというふうに考えるのが自然でしょうね」(同) ちょうど28日付で、6代目豪友会の加藤徹次会長が高山若頭付に就いた。今回の人事は7代目体制への移行を見据えた動きとも見られている。さらに大きな人事が行われる前兆なのだろうか。

参照元 : デイリー新潮

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