2014年2月12日水曜日

暴力団排除条例で追い詰められたヤクザが考えたシノギが凄い 「迷惑メール業者」を食い物にする手口とは

暴排条例で追い詰められた裏社会の最新シノギ「迷惑メール業者狩り」の実態

2014年02月06日



裏社会に生息する人間は暴力的と思われているが、実際にはそんな事はない。暴力に依存する人間はヤクネタ(暴れん坊の意味)と言われ、組織から疎んじられる時代である。また、暴対法、暴排条例の施行のよって、最近はさらにその傾向が顕著になり、逆に裏社会の人間は地下に潜ってしまい、取り締まりにくくなっているのが現状だ。ある広域指定暴力団三次団体組長はこのように話す。

「ヤクザやっていると車も買えない、携帯も新規の契約は出来ない、部屋も借りられないとかの締め付けがあまりに多い。今は非合法なシノギの方が食う事は難しい。それにヤクザだと他の組織の人間とバッティングする、そうすると必ず代紋を出した話しになる。そうなると金が飛んでくだけなんだよ」

しかし、彼らも生活していくためには食い扶持を探さなければならない。そんな状況の中で、裏社会の一部の人間が意外な方法で稼いでいることを聞かされた。それは「迷惑メール業者狩り」である。

「俺たちは色んな制限を受けているけど、裁判を起こす権利だけは失われてない。俺たちには人権などないようなものだけど、これは憲法の誰でも平等だからな。誰にでも『1000万当たりました』とか『1億円入金します』といった迷惑メールが届くだろ? ああいったスパムの送信者がターゲットにして訴訟を起こすんだよ」(前出・三次団体組長)

その聞きなれない錬金術のカラクリはこうだ。まずはスパムメールが届いたら、送信者の業者にはこれ以上は送らないでくれといった依頼メールを返信する。しかし、これで諦めるような業者は少ない。そこで次に「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」で規定する「不同意広告宣伝メール」である事を伝えて再度、警告のメールを送るのだという。

その後に「一般財団法人日本産業協会」と「一般財団法人日本データ通信」に報告。今まで送られてきた迷惑メール、相談メールも全て保存しておく。だが、これだけでは終わらない。食えなくなった裏社会の人間のしつこさを見せるのはこの後の行動だ。その後は、裁判を起こすために送信先の会社を調べあげる。ちなみに送信元は東京都内、大阪府内、福岡県内が多いという。ここまでかかる費用は1000円にも満たない。

次にその迷惑メールの会社に対し訴えを起こす。この金額は簡易裁判所で訴える事の出来る金額、つまり140万円以下の訴訟である。簡易裁判所にする理由は「面倒な手続きがいらないから」だという。訴訟内容は迷惑メールの文面を逆手にとった「当選金請求事件」で、この場合の印紙代は1万2000円のみ。請求の原因として別紙に今までの迷惑メール、相談メールなどを添付することで証拠も完璧。それからはほとんどが和解になるそうだ。

和解額はほとんどが100万円以上になったという。この人物によると、これまでこの方法で数千万円のアガリを得ているとのこと。

「コツはしつこく続けること。胡散臭いサイトには自分から求めてアクセスして、アドレス喜んで入力している」(前出・三次団体組長)

忌々しい迷惑メールもこのような形で撃退するのだとすれば朗報だが、こんな手の込んだ真似は誰でもができるわけではない。追い詰められた「裏社会」はシノギの形態も日々進化している。彼らにはどのように立ち向かえばいいのか。新しい都知事にはぜひ、このあたりを真剣に考えてもらいたい。

Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)

参照元 : 東京BREAKINGNEWS


この発想はさすがに思いつきませんでした。ヤクザの金に対する執着心は凄い。これは迷惑メール業者もたまったもんじゃない(笑)しかも恐喝ではなく合法という点が味噌。

ヤクザはある意味、金儲けのプロかもしれない。誰も思いつかないところに目を付けるアイデアと行動力の早さは見習わなければいけない。

大半が和解で終わるので、裁判所に行く必要も無し。例え業者が示談ではなく裁判で戦う姿勢を見せたとしても、裁判所で顔を合わせる相手はヤクザの組長。ビックリして顔が青ざめるでしょう。

まあ、迷惑メール業者というのは詐欺師なので、表に顏を出すことはありません。必ず示談で済ませようとしてくるでしょう。そこに目を付けたのが裏社会の人間。詐欺師を食い物にし、撃退するヤクザって・・・

この組長は、迷惑メール業者を撃退してるのだから、ある意味、社会貢献に役立ってるのかもしれない。

他にも実際、迷惑メール業者を訴えた人がこのような記事を書いていたので参考にどうぞ

出会い系業者を訴えてみた

2010/06/23

とある日。ある出会い系業者から「500万円当選しました」との迷惑メールが。んじゃ、500万円ちょーだいとのことで、業者を訴えてみました。その記録をブログ形式にて綴ります。

弁護士は使わず、本人訴訟でいくことにしました。まず訴状を書かないといけない。どうしよう?

ググって見たらこんなサイトが見つかった。これで訴状が書ける。( ̄ー ̄)ニヤリ
貸金請求の訴状の書き方

必死に書いてみた訴状はこんな感じになった。印紙代3万円程度と切手代(予納郵券のこと)数千円は額がいくらか定かでないから空欄にしてみた。

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訴状

[ 収入印紙貼付 ]


平成22年3月24日
〇〇地方裁判所   民事部  御中

〒709-0802 〇〇県****************
原告          **** 
電話 090-****-****

〒250-0011 神奈川県小田原市栄町1丁目4番4号       
被告    株式会社Bマックス    
上記代表者代表取締役 山浦洋司 


当選金請求事件
訴訟物の価格   金500万円
貼用印紙額    金     円
予納郵券     金     円 

第1 請求の趣旨
1    被告は原告に対し、金140万円およびこれに対する訴状送達の日の翌日から支払済まで年5パーセントの割合による金員を支払え。 
2    訴訟費用は被告の負担とする。     
との判決ならびに仮執行宣言を求める。 

第2 請求の原因 
1 平成22年3月16日、被告は原告に対して、完全無料で金500万円が当選したとの書面(メール)を送付してきた。(甲第1号証)
2 平成22年3月16日、被告は当該当選メール内において「合言葉(【優良ご当選】)」を記載したメールの返信を原告に求め、原告は被告に対して当該合言葉を記載したメールを返信した。(甲第2号証)
3 平成22年3月16日、被告は「合言葉(【500万円受取希望】)」の記載メールの返信を原告にさらに求め(甲第3号証)、原告は被告に対して当該合言葉を記載したメールを返信した。(甲第4号証)
4 平成22年3月16日、甲第1号証において「※完全無料にてお受け取りいただけます※」との条件であったが、被告は原告の金1000円の先払いが必要として当該条件を破り(甲第5号証)、原告が被告に対して金500万円の請求の意思表示をした(甲第6号証)にも関わらず、被告はいまだに金500万円を支払っていない。
5 よって、当選金としての金500万円と訴状送達の日の翌日から支払済みまで法定利率年5パーセントの支払いを求め本訴に及ぶ。 

証拠方法
1 甲第1号証(当選書面の写し)                 1通 
2 甲第2号証(合言葉を記載して送った書面の写し)        1通 
3 甲第3号証(合言葉を要求した書面の写し)           1通
4 甲第4号証(合言葉を記載して送った書面の写し)        1通 
5 甲第5号証(先払いを要求する書面の写し)           1通 
6 甲第6号証(金500万円請求の意思表示をした書面の写し)    1通 

添付書類
1 甲号証写                          各1通 
2 商業登記簿謄本                        1通

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訴えたサイト名は「アクアデイズ」。運営会社は株式会社Bマックス。神奈川にある会社です。

まず、法務局に行って株式会社Bマックスの商 業登記簿を取ってみた。実在しない会社なら訴えようがないし、当事者に法人が含まれる場合、商業登記簿の謄本が必要だからだ。

商業登記簿謄本を申請して(1000円かかった)、待つこと数分。出来上がった謄本を見てみると、ちゃんと実在した会社だった。代表者は「山浦洋司」という人。ん?資本金200万円の会社らしい。資本金200万円か。これだと500万円の訴訟は訴額が大きすぎるかもしれない。

( ̄~ ̄;)ウーン・・・

参照元 : 出会い系サイト運営業者を訴えてみた(出会い系訴訟の巻)


迷惑メール業者にむかついている人は、この手口で訴えてみては?悪質業者も減るし、お金も貰えて一石二鳥です。私も一度やってみようと思います。

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