2016年2月6日土曜日

暴力団による接骨院療養費の不正受給事件に続き、歯科医院でも診療報酬1億円以上をだまし取った疑い 元院長と暴力団組長らら11人逮捕

診療報酬詐欺事件 元院長と暴力団組長ら逮捕 余罪1億円超か

2016/02/06 18:46



タレントなどを巻き込んだ暴力団による接骨院療養費の不正受給事件で、千葉県の歯科医院で診療報酬1億円以上をだまし取っていたとみられる元院長らが逮捕された。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉・船橋市の歯科医院「重松歯科」の元院長・重松 武容疑者(58)と、指定暴力団住吉会系組長・三戸 慶太郎容疑者(50)ら11人。

重松容疑者らは、国民健康保険に加入する患者の診察回数を水増しし、自治体から診療報酬370万円をだまし取った疑いが持たれている。重松歯科を知る人は「変なのが出入りしていたのは知っている。ヤクザっぽい人」と話した。警視庁は、1億円以上の余罪があるとみて調べている。

参照元 : FNNニュース














院長“カルテ偽装” 組長“患者集め”1億円搾取か

2016/02/06 17:48



接骨院の療養費を巡る不正受給事件で、千葉県内の歯科医院でも診療報酬をだまし取っていたとして、暴力団の組長や歯科医師ら11人が逮捕されました。

指定暴力団住吉会系の組長・三戸慶太郎容疑者(50)と歯科医師の重松武容疑者(58)ら11人は、千葉県内の重松容疑者の歯科医院で、患者に治療したように装い、診療報酬約370万円をだまし取った疑いが持たれています。警視庁によりますと、三戸容疑者らが患者役を集め、重松容疑者が何度も治療したようにカルテを偽装していました。

歯科医院が入っていた建物の大家:「他の事業に手を出して失敗して、だいぶ借金があって金がない」

三戸容疑者らは、接骨院でも療養費をだまし取ったとして逮捕・起訴されています。警視庁は、三戸容疑者らが1000人以上の健康保険証などを使って、1億円以上をだまし取っていたとみて調べています。

参照元 : テレ朝ニュース
















暴力団組長や歯科医師ら11人逮捕 診療報酬“詐欺”

2016/02/06 11:52



接骨院の療養費を巡る不正受給事件で、千葉県内の歯科医院でも診療報酬をだまし取っていたとして暴力団組長や歯科医師ら11人が逮捕されました。

指定暴力団住吉会系の組長・三戸慶太郎容疑者(50)と歯科医師・重松武容疑者(58)ら11人は、千葉県船橋市の重松容疑者の歯科医院で患者に治療したように装い、診療報酬370万円をだまし取った疑いが持たれています。警視庁によりますと、三戸容疑者は組員らを重松容疑者の歯科医院に一度行かせた後、何度も治療したように装い、診療報酬をだまし取っていたということです。

三戸容疑者らは去年、接骨院で施術したように装って療養費をだまし取ったとして逮捕・起訴されています。警視庁は、三戸容疑者らが延べ1000人以上の健康保険証などを入手し、複数の医療機関などを使って1億円以上をだまし取っていたとみて調べています。

参照元 : テレ朝ニュース





この歯科医の顏もヤクザっぽい。借金で弱みを握られていたと思う。

まだ他にも余罪がありそうです。気になるのは他の逮捕者の名前。この中にタレントがいるのでは?

なぜ他の逮捕者の名前を伏せるのか?お笑い芸人(タレント)も逮捕されないの?

2016年2月4日木曜日

神奈川県内の銀行に対し、ヤクザであることを隠して口座を開設 山口組系暴力団幹部(48)逮捕

暴力団隠し口座開設の疑い、山口組系幹部逮捕

2016年2月4日(木) 5時31分



山口組系暴力団幹部が、組員であることを隠して銀行に口座を開設し、通帳などをだまし取ったとして、警視庁に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは神奈川県箱根町の山口組系暴力団幹部・後藤昌春容疑者(48)で、2010年5月、神奈川県内の銀行に対し、暴力団組員であることを隠して口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取った疑いが持たれています。

取り調べに対し、後藤容疑者は容疑を認めているということです。

後藤容疑者は他にも複数の銀行口座を開設していたとみられ、警視庁は、これらの口座が暴力団の犯罪収益の管理に使われていた可能性もあるとみて、金の流れなどを詳しく調べています。

参照元 : TBSニュース









複数この口座を開設したのは売る為では?しかし、なぜ逮捕されるのに口座を作るのか?

銀行のチェックも甘いですね。複数開設するまで気付かないとは・・・。それとも警察が泳がせていたのか?

口座を持てないヤクザは現金を金庫や自宅に保管してるのでしょうか?

和歌山市の貴金属店に消火器を噴射しながら押し入り、宝石奪った容疑で住所不定の暴力団組員ら2人逮捕

ダイヤなど100万円相当強盗 暴力団組員2人を逮捕

2016/02/04 05:55



おととし、和歌山市の貴金属店に男らが消火器を噴射しながら押し入って宝石を奪った強盗事件で、暴力団組員2人が逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれも住所不定の暴力団組員・村田徹容疑者(43)と隅田将治容疑者(28)です。警察によりますと、2人はおととし6月、和歌山市の貴金属店に押し入り、店員に向けて消火器を噴射した後にショーケースを割り、ダイヤなど宝石11点、100万円相当を奪った疑いが持たれています。

2人は別の窃盗事件などですでに逮捕・起訴されていて、被害に遭った貴金属店近くの防犯カメラの映像などから事件への関与が浮上しました。取り調べに対し、どちらも容疑を否認しているということです。

参照元 : テレ朝ニュース













随分荒っぽい手口で強盗しますね。最近の暴力団は上納金が払えず、宝石店に強盗ですか・・・

一体、どこの組員でしょう?なぜ組織名を報道しないのか謎。

【宇都宮監禁殺人事件】壮絶な犯罪人生の暴力団組長・後藤良次(死刑済)

宇都宮監禁殺人事件【後藤良次】

平成12年7月30日未明、暴力団組長・後藤良次(当時42歳)は、茨城県常陸太田市の知人で人材斡旋業の斎藤正二さん(当時33歳)に面子を潰されたと激怒して、仲間の元暴力団員・小野寺宣之(当時33歳)と共謀して暴行。その後、両手両足を縛って那珂川に投げ込んで殺害した。

宇都宮監禁殺人事件

-経緯-
平成12年7月30日未明、暴力団組長・後藤良次(当時42歳)は、茨城県常陸太田市の知人で人材斡旋業の斎藤正二さん(当時33歳)に面子を潰されたと激怒して、仲間の元暴力団員・小野寺宣之(当時33歳)と共謀して暴行。その後、両手両足を縛って那珂川に投げ込んで殺害した。

同年8月20日午後10時50分頃、栃木県宇都宮市内のマンションに住む元自動車販売業で知人の小堀展史さん(当時37歳)方に、後藤、小野寺など5人が上がりこみ、不義理を働いたという理由で小堀さんとその仲間4人の両手両足を縛って監禁。4人に高濃度の覚せい剤を注射して飲食店店員の小林潤美さん(当時24歳)を急性薬物中毒で死亡させた。また、他の3人には刃物で胸などを刺した後、灯油をまいて放火。後藤等が現場から逃走した直後に、被害者の男性が消火したため3人の命は助かったが重軽傷を負った。

-死刑確定/上申書-
平成15年2月24日、宇都宮地裁は後藤に死刑を言い渡した。平成16年7月6日、東京高裁は一審判決を支持して後藤の控訴を棄却。平成19年9月28日、最高裁は後藤の控訴を棄却して死刑が確定した。尚、小野寺には無期懲役が確定。

後藤は、東京高裁の死刑判決後、茨城県警に2件の殺人に関与したという内容の上申書を提出した。その内容に県警は驚愕。裏付け捜査を開始した。第一の殺人事件は、平成12年12月8日に茨城県城里町の山林で発見されたカーテン販売会社社長Aさん(当時67歳)の死亡事件。当時、県警は病死と判断し事件としては扱わなかった。

今回の後藤の上申書によって、Aさんの妻(当時74歳)、娘(当時49歳)、その夫(当時51歳)、兄(当時58歳)とその妻(当時54歳)を逮捕して取り調べた結果、Aさんを殺害して保険金を騙し取ろうとAさんの妻が後藤に相談した。そこで後藤は、Aさんにウォッカを飲ませて泥酔状態にして殺害したことを自供。この時、保険金8000万円を騙し取った。

また、平成11年5月に、宇都宮市内で自営業のBさん(当時47歳)が首吊り自殺した件。当時、後藤はBさんに金を貸していたとされ、Bさんには1000万円の保険が掛けられていた。これも、後藤がBさんを絞殺した後、自殺に見せかけたと自供した。これが真実であれば、後藤は4人の殺害を犯したことになる。更には、これらの一連の犯行の首謀者は、茨城県在住の男で、現在娑婆で平然と暮らしているとの告白をしており、目下県警が捜査中である。

参照元 : 事件史探求

後藤良次の経歴



後藤良次



宇都宮監禁殺人事件【後藤良次】

14歳:窃盗、暴力行為、初等少年院1年

16歳:稲川会系幹部と付き合いができ暴力団の組に入る。

17歳:窃盗、器物損壊、中等少年院

19歳:器物損壊、特別少年院

20歳:公務執行妨害と傷害で逮捕。久里浜特別少年院で職員とトラブル・乱暴で懲役1年4ヶ月水戸少年刑務所

22歳:窃盗・器物損壊・住居侵入で逮捕。懲役10ヶ月、水戸少年刑務所

22歳:組解散

23歳:恐喝で逮捕。起訴猶予

23歳:稲川会上州田中一家小田組(後の大前田一家)の組員になる。

28歳:組の支部を水戸に作り、組支部長。

31歳:対立する住吉会系諏訪組組長射殺。出頭、逮捕。処分保留、不起訴。

33歳:前橋に戻り、総長の直参になる。

35歳:「後良組」を構え、組長になる。

35歳:暴力行為、銃刀法、火薬類取締法、覚せい剤取締法違反、懲役4年福島刑務所

39歳:仮出所。郷里の宇都宮に戻って「後良組」あらため「後藤組」とするが再興できず。

駐車違反、女性交通巡査員二人を脅し、違反キップを無理やり奪い取り、破って捨てたp176。公務執行妨害で逮捕状が出た。それで、宇都宮を離れ内縁の妻の実家や旧友で大前田一家の元組員がいる水戸へ流れた。

40歳:知人の自営業者(47歳)を絞殺。首吊り自殺に見せかけたと2007年に自供。

大前田一家の元組員の不動産ブローカーの紹介で堅気になるために“先生”と知り合う。

羽振り急によくなる。内縁の妻に生活費と貯金分として80~100万円/月。

41歳:“先生”が殺害した死体の焼却処理を手伝う。

41歳:“先生”の土地売却計画の土地所有者倉浪の生き埋め手伝う。

42歳:①ムショ仲間の佐々木を、嘘に騙されたという理由で、紐やガムテープでスマキ状態にして生きたまま川に投げ捨て殺害。

②4人が不義理をしたという理由で、5人で押しかけ、4人を縛り上げ、高濃度の覚せい剤を大量に注射1人死亡、3人はハサミでメッタ刺し。体や居間に灯油をまいて、火を放った。乗用車奪い逃走。

③“先生”の保険金殺人計画のカーテン屋殺害の手伝い。

④逮捕。

44歳:死刑判決

46歳:“先生”のところにいた藤田幸夫が自殺。

47歳:新潮記者と面談開始:逮捕から5年が立っている。

参照元 : 映画『凶悪』残虐性は「人間が持つ普遍的な暗部」と描く。だが最新科学は先天的障害であるとする(その6)

一審
2003年2月24日 宇都宮地裁 飯渕進裁判長 死刑判決

控訴審
2004年7月6日 東京高裁 山田利夫裁判長 控訴棄却 死刑判決支持

上告審
2007年9月28日 最高裁第二小法廷 津野修裁判長 上告棄却 死刑確定

裁判焦点
弁護側は、女性が死亡した事件について「強盗致死罪ではなく、傷害致死罪を適用すべきだ」と主張。しかし、飯渕裁判長は判決で「関係証拠を総合すれば、女性に対する強盗の故意が認められ、強盗致死罪が成立する」と退けた。判決では、宇都宮事件について「事件に巻き込まれて非業の死を遂げており、尊い命を永遠に閉ざされた苦痛や無念さは察するにあまりある」と述べた。また水戸事件については「深夜の大河に投げ落とされ、太平洋の沖合まで流されて1週間近く漂流し、魚に一部をかまれた変わり果てた姿で発見された。男性の苦痛や無念は、いかばかりかと思われる」と指摘した。そして「わずか3週間に連続して死者1人ずつを出し、被告の罪は余りに重大。極刑をもって臨むのはやむを得ない」

被告側は「個別の証拠を分析すると強盗致死と認定するのは困難であり、判決は事実誤認。量刑も不当」と控訴した。判決理由で山田裁判長は「非情の限りを尽くした悪らつな犯行で、被告の冷酷さは常人の理解を超えている。被害者への凶悪な行為を主導的に重ねており、首謀者として刑事責任は重大だ」と指摘した。「当時、覚せい剤の影響で心神耗弱状態だった」とする弁護側の主張は「動機などの被告の供述は理解可能で、責任能力に問題はなかった」として退け、「凶悪な犯行を重ねた被告を極刑とするのはやむを得ない」と結論づけた。

上告審の弁論で、弁護側は「被告は反省と後悔の念から、余罪をすべて捜査機関に告白した」と主張。「新たに起訴された事件には上告事件の共犯者がかかわっている。一、二審判決はこれを考慮しておらず、新たな証拠調べの必要がある」と指摘。「死刑が確定すれば、いつ執行されるか分からず、他の事件が闇に葬られる」と述べ、一審への審理差し戻しを求めた。また弁護側は「覚せい剤の影響による心神耗弱状態だった」として死刑回避を求めた。検察側は「自己中心的で短絡的な暴力団特有の犯行」と上告棄却を求めた。

判決で津野裁判長は「5人の被害者のうち2人の生命を奪い、3人に重傷を負わせたという結果は重大」「犯行は冷酷、非情。遺族の処罰感情は厳しく、社会に与えた影響も大きい」と述べた。その上で、「1人の死亡は確定的殺意に基づくものではないことなど、被告人のために酌むべき事情を十分に考慮しても、被告人の罪責は重大で、死刑を是認せざるを得ない」とした。

死刑確定囚(2007年)後藤良次

その後
後藤被告は、1999年11月から2000年にかけて殺人2件と死体遺棄1件に関与したという内容の上申書を、2005年10月17日に茨城県警へ提出した。日立市に住む元不動産ブローカーが主犯と主張。いずれも殺人・死体遺棄事件として把握されていなかった。

2006年11月25日、茨城県警組織犯罪対策課は詐欺の疑いで、殺人事件の被害者とされたカーテン販売会社社長男性(当時67)の妻で無職KS容疑者(74)、KS容疑者の娘のKK容疑者(49)、その夫のKM容疑者(51)、KM容疑者の兄で建築業NK容疑者(58)と妻のNS容疑者(54)を逮捕した。5人は共謀の上、2000年10月19日、県内の金融機関で、名義を偽って普通預金口座を開設し、通帳2通をだまし取った疑い。

同課はこの口座が男性の生命保険金の受け取りに使われたとみている。上申書で、KS容疑者らは殺害計画に関与したと指摘されており、同課は男性が死亡した経緯などについて捜査を進める。KS容疑者は容疑を否認しているが、他の4人は大筋で認めている。

男性は2000年8月、同県城里町の山林で遺体で発見され、病死と判断された。上申書によると、後藤被告らは男性に約8000万円の生命保険をかけて大量の酒を飲ませ殺害し、遺体を山中に遺棄するなどした。当時、男性の会社に多額の負債があり、KS容疑者らが保険金殺人を持ちかけたという。

2006年12月9日、茨城県警は日立市内の飲食店で店員にいいがかりをつけ謝らせたとして同市の元不動産ブローカー、三上静男容疑者(57)を強要容疑で逮捕した。容疑を否認している。三上容疑者は2005年9月23日午前1時20分ごろ、同市内の飲食店でアルバイト店員(当時21)に「(出されたものが)注文したものと違う」といいがかりをつけ、胸ぐらをつかむなどして謝罪させた疑い。

後藤被告は上申書の中で、新たに逮捕された男、男性の妻らと共謀し、同市の民家で男性にアルコール度の高いウオツカを無理やり飲ませ、保険金目的で殺害したと記した。男性は2000年8月15日朝、同県城里町の山林わきの路上で倒れていたのが発見された。県警は病死として処理し、家族に生命保険金約8100万円が支払われた。

2007年1月26日、カーテン販売会社社長殺人容疑で、後藤被告、三上被告、KS被告、KK被告、KM被告と、元暴力団組員ON受刑囚、無職UM受刑囚、元土木作業員SK受刑囚が逮捕された。後にON受刑囚、UM受刑囚、SK受刑囚は不起訴処分となった。

7月5日、水戸地裁で開かれたKS被告とKK被告、KM被告の初公判で、3被告は起訴事実を認めた。

7月26日、水戸地裁の河村潤治裁判長は、KS被告とKK被告に懲役13年(求刑懲役16年)、KM被告に懲役15年(求刑懲役18年)を言い渡した。3被告は控訴したが、KS被告は8月28日、KM被告が30日、KK被告が31日に控訴を取り下げ、確定した。

12月19日、後藤死刑囚が栃木県警の調べに対し宇都宮市で1999年に男性を殺害したと供述していることが判明。後藤被告が供述した知人男性は、宇都宮市内の自営業者の男性(当時47)。共犯の存在も明らかにしたという。後藤死刑囚が茨城県警にこの事件を自供し、同県警から栃木県警に連絡があった。男性は1999年5月、宇都宮市内の自宅近くで、木にかけたロープで首をつった状態で見つかった。

検視の結果、男性の死因は窒息死で、男性が書いたとみられる遺書も残されていたという。遺書の内容やくらしぶりから、県警は金銭トラブルが原因の「首つり自殺」と判断し、司法解剖はしなかった。後藤被告は男性に金を貸していたとされ、男性には1000万円の保険金が掛けられていた。しかし後藤被告の供述と遺体の状況は一致しなかったとされる。

三上静男被告はカーテン販売会社社長殺人容疑で起訴。2009年2月26日、水戸地裁で求刑通り一審無期懲役判決。8月24日、東京高裁で被告側控訴棄却。2010年3月3日、被告側上告棄却、確定。

後藤良次被告もカーテン販売会社社長殺人容疑で起訴。2009年6月30日、水戸地裁で懲役20年(求刑無期懲役)判決。2010年3月17日、東京高裁で被告側控訴棄却。2012年2月20日、被告側上告棄却、確定。

死刑確定囚(2007年)後藤良次

参照元 : naverまとめ


後藤良次・三上静男



2005年に発覚した上申書殺人事件の主犯。後藤良次は元ヤクザで別件により逮捕され死刑判決を受けていたが、自らの関わった三件の殺人事件を告白し、主犯として三上静男を告発した。三件のうち一件が立件され、後藤・三上を含む8人が逮捕された。2010年、三上の無期懲役が確定した。

<概要>
後藤良次は群馬県を本拠地とする暴力団の幹部で、自らも後良組(後に宇都宮後藤組へと改名)を構えていた。

1990年、後藤は敵対する暴力団組長を射殺して逮捕されるが、証拠不十分により不起訴処分。

1994年には暴力行為や銃刀法、覚せい剤取締法違反などで群馬県警に逮捕され、懲役四年の実刑判決を受けた。

1998年に出所後、茨城県へと移動した後藤は不動産ブローカーの三上静男と出会う。三上の指導の下、後藤は不動産関連の仕事で成功を収める。このため、後藤は三上を「先生」と呼んでいる。そして三上と後藤は共謀して、いくつもの事件を起こした。

2000年7月、後藤は舎弟と共に刑務所時代の知り合いだった暴力団関係者を殺害(水戸事件)。被害者は生きたまま簀巻き状態にされ、橋の上から那珂川に投げ捨てられた。翌月の22日、後藤は舎弟ら4人と共に宇都宮市のマンションで男女4人を縛り上げ監禁。女性一人に多量の覚醒剤を打ち、残る3人をめった刺しにした挙げ句、灯油をまいて放火した。

この事件では覚醒剤を打たれた女性が死亡、残る三人も重軽傷を負った(宇都宮事件)。8月30日、後藤は水戸事件・宇都宮事件の共犯者らと共に逮捕された。なお、この時逮捕された後藤の舎弟らも後述の事件に関わっている。その後、2007年、後藤は最高裁で死刑判決を受けた。同時に逮捕された舎弟らも無期懲役などの実刑判決を受けた。

さて、後藤が三上との犯罪を告発したのは2005年のことだった。当時、彼は一審・二審で死刑判決を受け上告中の身であり、東京拘置所に収監されていた。告発のきっかけは三上に世話を頼んだ舎弟が自殺したことだった。

なおこの舎弟は没落した資産家の生まれで、その財産は三上の手により処分されている。彼の母親も保険金殺人のターゲットにされていたようだ。この一件に後藤は激怒、三上の関わった事件について上申書を提出し、新潮45にも告発の手紙を送った。

告発された事件は以下の三件。

(1)1999年11月、金銭トラブルにより三上が60代男性を殺害。後藤は遺体を燃やして処分した。

(2)1999年11月、茨城県の資産家男性を共謀の上で生き埋めにして殺害。被害者の土地は三上名義に変更され、売却された。

(3)2000年8月、茨城県の内装店経営の60代男性を自殺に見せかけて殺害。この事件は被害者の家族や取引先社長の依頼による保険金殺人で、警察も自殺として処理していた。

捜査中、依頼者である被害者家族と三上との仲介役を果たした男性が交通事故で死亡した。この男性は一つ目の事件にも関わっていたとされる。捜査は更に難航し、結局、三件のうち立件されたのは2000年の保険金殺人のみである。

2005年、殺害を依頼した被害者の妻、長女夫妻と後藤を含む実行犯4人、そして三上が逮捕された。

2007年、被害者家族らには懲役13〜15年の判決が確定。

2010年には三上の無期懲役が確定した。

なお、後藤は既に水戸事件と宇都宮事件で死刑が確定している(2007年)が、この事件でも懲役20年が確定している。

<ノンフィクション>



凶悪―ある死刑囚の告発 「新潮45」編集部 新潮文庫

後藤の告発の手紙を受け、取材を開始した新潮45の連載や後日談をまとめた一冊。記者らの取材により事件の衝撃的な全容が明らかになっていく過程は、時間を忘れる面白さ。



上記の本を原作に映画化(2013年)もされている。

余談だが、三上静男というのはよく分からない男だ。人格的には北九州監禁殺人の松永太や埼玉愛犬家殺人の関根元なども近いような気がするが、三上は彼ら以上に底が見えない感じを受ける。えげつないことを散々やっているが、実際に手を汚していたのは後藤などのヤクザ。

手口は巧妙で、共犯者も自殺したり事故死したりしたため、警察の追求でも事件の多くは立件出来なかった。後藤による告発がなければ逮捕されることすらもなかっただろう。 その一方で、三上は家族思いであり、人望もあった。

後藤だって三上に任せた舎弟が死ななければ告発には踏み切らなかっただろうと思われる。本件を扱った書籍は今のところ上に挙げた『凶悪』しかないのだが、三上を改めて掘り下げても絶対面白いと思う。

参照元 : 犯罪・私的メモ

【大阪府警】自治会集会所の駐車場を貸し出すよう不当要求 大阪府茨木市内の山口組幹部に全国初の中止命令

「駐車場貸せ」自治会に要求…山口組系幹部に全国初の中止命令 大阪府警

2016年2月2日(火)22時45分配信



自治会集会所の駐車場を貸し出すよう不当に要求したとして、大阪府警茨木署は2日、暴力団対策法に基づき、大阪府茨木市内の指定暴力団山口組傘下団体会長の60代の男に対し、貸し出し要求や自治会関係者との面会などを禁じる中止命令を出した。

同署によると、土地の賃借をみだりに要求することを禁止した同法の条項の適用は全国初。男は「よく分かりました」と従う意向を示しているという。

同署によると、男は昨年9月下旬以降、地元自治会長の70代男性に対し、車庫証明取得のため集会所の駐車場を使わせるよう要求。10月中旬、難色を示した自治会長に対し、「ヤクザには駐車場なんか貸されへん言うとったらしいやん」と迫ったことから、自治会長が同署に相談していた。

参照元 : 産経新聞


大阪府茨木市内の指定暴力団・山口組傘下団体会長とは誰なんだろう?

ついにヤクザは軽自動車しか所有できなくなった模様。そもそも暴力団は自分名義で車は所有出来ません。

原付はどうなんだろう?自転車ヤクザが増えるの?

2016年2月2日火曜日

暴力団員であることを隠して口座開設の疑い 福岡市の指定暴力団「福博会」幹部ら2人逮捕

暴力団員隠して口座開設の疑い 犯罪収益で使用か

2016/02/01 18:53



犯罪収益に関連して銀行口座が使用された疑いがあります。福岡市の指定暴力団福博会幹部の許斐良治容疑者(54)ら2人は2010年、暴力団員であることを隠してインターネット銀行の口座を開設するなどした疑いが持たれています。

許斐容疑者は容疑を一部否認しています。この口座には、1回あたり1000万円前後の出入金が複数回、確認されているということです。

参照元 : テレ朝ニュース








福博会



三代目福博会(ふくはくかい)は福岡県福岡市博多区千代5-18-15に総本部を置く指定暴力団。構成員は約180人。

福博会系譜
初 代 - 梅津 明(二代目梅津会会長)
二代目 - 和田将志郎(初代太住会会長)
三代目 - 長岡寅夫(二代目羽衣会会長)

組織図
会 長 - 長岡寅夫
会長代行 - 武井三郎(四代目梅津会会長)
理事長 - 金城國泰(三代目双葉会会長)
総本部長 -大河内孝(四代目羽衣会会長)
幹事長 - 光田 孝(四代目三宅一家総長)
組織委員長 - 坂元常雄(二代目坂元組組長)
事務局長 - 伊崎将之(四代目強友会会長)
組織運営委員 - 倉元良治(四代目太住会会長)
風紀委員長 - 野瀬誠治(二代目三真組組長)
会長秘書室長 - 藤木博志(藤木組組長)
会長秘書 - 岸本重一(四代目永尾一家総長)
直 参 - 板谷 仁(板谷組組長)

参照元 : wiki/福博会

2016年2月1日月曜日

指名手配され地下の隠れ家に長年潜伏していたイタリアのマフィア組織「ヌドランゲタ」の幹部2人逮捕

地下の隠れ家に長年潜伏、伊マフィアの幹部2人逮捕

2016.01.31 Sun posted at 15:17 JST



(CNN) イタリアの警察は31日までに、指名手配され同国南部カラブリア州の地下の隠れ家に長年潜んでいた同州などを根城にする集団犯罪組織「ヌドランゲタ」の幹部2人を逮捕したと発表した。

同国のANSA通信によると、捕まったのはジュゼッペ・フェラーロ容疑者(47)とジュゼッペ・クレア容疑者(37)。フェラーロ容疑者は数十年前に殺人とマフィア組織への関与の罪で有罪判決を受けていたが、1998年以降、逃亡していた。クレア容疑者はマフィアとの付き合いで有罪となったが、追跡をかわす生活を9年間続けていた。

隠れ家の捜索でライフル、短銃や機関銃など多数の武器を押収した。イタリア警察が公開した映像では隠れ家は山中にあったとみられる。同国のアンジェリーノ・アルファーノ内相は「国家と国民にとって正義が勝利する新たな偉大な1日となった」と歓迎した。

マフィアの中でもその凶悪ぶりで悪名高いヌドランゲタの勢力は世界各地に及ぶとされ、イタリア当局は2年前に中南米諸国やカナダ、米国で麻薬密輸に加担していると報告していた。米連邦捜査局(FBI)によると、同組織は1860年代に発足し、誘拐、汚職、麻薬密輸、賭博や殺人などの犯罪に手を染めている。米国内での構成員数はニューヨークやフロリダ州中心に100~200人とされる。

参照元 : CNN.CO.JP



マフィア幹部2人を山中で逮捕、イタリア 10年以上逃亡

2016年1月30日(土)15時49分配信



【AFP=時事】イタリア捜査当局のマフィア対策班は29日、10年以上にわたって逃亡生活を続けていたマフィアの幹部2人を逮捕したと明らかにした。南部の山中にある隠れ家で「獣のように暮らしている」ところを発見したという。

逮捕されたのは、ジュゼッペ・フェラーロ(Giuseppe Ferraro)容疑者(47)とジュゼッペ・クレア(Giuseppe Crea)容疑者(37)。最大規模の勢力と極めて高い資金力を持つ犯罪組織「ヌドランゲタ(Ndrangheta)」の幹部で、警察当局がAFPに語ったところによると、共にイタリアの最重要指名手配犯のリストに含まれていたという。

フェラーロ容疑者は、数件の残虐な殺人罪で本人不在のまま有罪判決を受けたが、18年にわたって逃亡。一方のクレア容疑者は、マフィアとの交際と恐喝容疑で指名手配を受けたが、10年前に姿を消していた。敵対する相手の10代の息子を2009年に射殺した疑いもあるという。

担当検事は記者会見で、南部のレッジョ・カラブリア(Reggio Calabria)県マローパティ(Maropati)付近の山中にあった隠れ家について、「うっそうとした茂みや木々に隠れたコンクリートの倉庫」と説明。2人は「社会から隔絶された、獣のような生活を送っていた」が、必要に応じてマフィア絡みの問題を裁けるよう裏組織との接触を続けていたと述べた。

警察は1年前から付近で張り込みを続け、2人が就寝中に隠れ家を急襲。自動小銃1丁をはじめ、壁に掛けられていたライフルや拳銃を押収したという。【翻訳編集】AFPBB News

参照元 : AFPBB News




ンドランゲタ ('Ndrangheta) は、イタリアの犯罪組織マフィアのうちカラブリア州(特にレッジョ・ディ・カラブリア)を拠点にしているものである。 約150団体(約5,200人)を擁する[1]、コーサ・ノストラ、カモッラ、サクラ・コローナ・ウニータ(イタリア語版)と並ぶイタリア4大マフィアの一つ。

恐喝や麻薬取引、武器密輸だけでなく、放射性廃棄物や有害廃棄物の不法投棄にも関与しており、シチリアのコーサ・ノストラより閉鎖的で暴力的だといわれている。アメリカの億万長者ジャン・ゲティの孫のジョン・ポール・ゲティ三世や、チューザレ・カセルラの息子はかつてンドランゲタの誘拐被害にあったことがある。イタリアのGDPの3%を稼ぎ出す(2007年、当局の発表)など、コーサ・ノストラの衰退に伴い、2009年現在においてイタリアマフィアの最大勢力と目されている。

語源
ギリシャ語の「男らしさ」や「勇気」を意味する「andragathía」(ανδραγαθια) を元にしているという説や、近代にカラブリアとバジリカータに広がる地域を指していた語Andragathia Regioからという説がある。

起源
この組織がいつ生まれたのかははっきりしないが、両シチリア王国(スペイン・ブルボン朝から分かれたシチリア・ブルボン朝が統治していた)が存在した19世紀の初め頃だとされている。当時のカラブリアには大土地所有制が敷かれており、ほとんどの住民は貴族や教会等の支配の下に置かれていた。僻地であり交通の便も悪かったカラブリアに土地を所有する地主たちは、農地の管理を「農地管理人」に委任し、当時の首都であったナポリに居住していた。農地管理人たちは農村地帯の治安維持のため武装自警団を組織し、勢力を拡大させるとともに農村地帯を支配するようになっていった。この農地管理人と彼らの率いる武装自警団がンドランゲタの起源だとされている。

1960年代後半に、ンドランゲタは農村から都市部に進出し、大型公共事業への介入や、誘拐、麻薬取引で利益を増やしていった。麻薬取引に関しては、1980年代にシチリアでヘロイン精製所が摘発を受けたので、シチリアのマフィアはカラブリアにヘロイン精製所を移した。そのためマフィアとンドランゲタは提携関係が強くなった。麻薬取引で得た利益で、ホテル、レストランなど観光事業にも進出した。

ンドランゲタが世界的に有名になったのはポール・ゲティ三世誘拐事件である。彼はアメリカの石油王のジャン・ゲティの孫で、ローマでヒッピー的な生活を楽しんでいた。彼は1973年7月10日にローマのナイトクラブを出たところ誘拐され、誘拐団は16億リラという高額な身代金を要求した。交渉が難航したため誘拐団は、彼の耳を切りローマの新聞社に送りつけた。母親はこれを見て驚き、ポール・ゲティを説きふせ身代金を用意し払った。12月14日にポール・ゲティ三世は解放された。

1970年代後半からは麻薬取引などで、ファミリー間の抗争が激化した。警察も、構成員を逮捕した際に刑務所では、所属するファミリーによって別の房にするなどしている。

組織構成
ンドランゲタにおいて、シチリアマフィアのファミリーに相当するものは "ンドリーナ" (’ndrina) と呼ばれている。組織の頂点に立つボスは "カポ・バストーネ" または "カポ・ソチエタ" と呼ばれる。そしてその下に副ボスとして "ヴィーチェ・カポ"、そして相談役として "コンタービレ" がいる。その下には "カモッリスタ" (camorrista) というキャプテンに相当する役割があり、彼らが組織内での中核的役割を果たし、兵隊にあたる "ピッチョッティ" (picciotti d’onore) を監督している。また、ンドランゲタには目付け役に相当する "マストロ・ディ・ジョルナータ" という役職があり、これはカモッリスタが交代で行い、縄張りの監視を行っている。

またンドランゲタには、シチリアやアメリカのマフィアにあるような各ンドリーナ間の問題等を取りまとめるコミッションの存在は現在まで確認されておらず、存在しないとされている。2009年5月10日、イタリアの警察当局は、組織のボスとされ2005年から逃亡していたと見られるサルバトーレ・コルッチョ容疑者を逮捕した。

批判
2014年1月にはカラブリア州で、3月にはプーリア州で、マフィアによる報復殺人事件が発生。それぞれ3歳の幼児が巻き込まれた。同年6月、フランシスコ法王は、ンドランゲタの拠点であるカラブリア州を訪問、遺族と面会した上で、「マフィアは悪魔を崇拝し、公益をさげすむ者。神に属すことはない。彼らは破門される」と述べ、宗教上(カトリック)の見地に立った批判を行った。

参照元 : wiki/ンドランゲタ