2015年8月29日土曜日

【山口組分裂騒動】組織名「神戸山口組」などを検討 弘道会への不満が背景、弘道会と山健組の勢力争い

山口組分裂騒動 離脱派の山健組が緊急会合 県警警戒

2015/8/28 19:37



国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂騒動で、離脱するとみられる有力組織「山健組」の直系組長らが28日、神戸市中央区の同組本部事務所に集まり、緊急会合を開いた。捜査関係者への取材で分かった。新組織の結成を含め、今後の対応などが協議されたとみられる。

対立抗争への警戒を強める兵庫県警は、防弾チョッキを身に付けた警察官数十人を事務所周辺に配置。周囲は物々しい雰囲気に包まれた。

緊急会合では傘下組織の引き締めを図ったほか、離脱に動いた経緯や今後の組織運営について説明があったと県警はみており、情報収集を進めている。

山健組は先代の5代目山口組組長(故人)の出身母体。6代目山口組の篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を中心とする組織運営に不満を募らせ、離脱に動いたとみられる。山口組執行部側は、既に山健組など離脱派の組長十数人への制裁処分を決めたとされる。

一方、兵庫県議会の警察常任委員会が28日あり、委員は「県民の不安は大きい。総力を挙げて対応を」と要望。県警の田口英雄・組織犯罪対策局長は「警戒の強化を図り、動向把握に努めている」とし「違法な事案が発生すれば速やかに検挙し、暴力団壊滅に結びつけたい」と述べた。

参照元 : 神戸新聞NEXT


山口組が分裂状態に…弘道会への不満が背景 「大きな音をさせずに済ますのは難しい」

2015年8月28日(金)7時55分配信



事実上の内部分裂状態となった指定暴力団山口組。背景には有力2次団体弘道会による支配への、内部の鬱積した不満があるとみられる。巨大組織の分裂で山口組執行部と離脱した新組織の双方が全国の他の暴力団組織と連絡を取るなど、外部に向けての多数派工作も始まっている。今後、国内の暴力団情勢が一気に流動化する恐れもあり、警察当局は警戒を強めている。

「もうこのような状態になったら、大きな音(銃弾の発射音)をさせずに済ますのは難しいかもしれない」。山口組系のある組幹部は、対立抗争事件が起きる可能性を指摘する。

警察当局によると、分裂の背景にあるのは山口組2次団体の2大派閥の弘道会と山健組の勢力争いだ。

弘道会は篠田建市組長や、ナンバー2の高山清司若頭の出身母体で、山健組は5代目組長(故人)の出身母体。平成17年7月に篠田組長による6代目体制が発足して以降、主要ポストはそれまで最大勢力だった山健組から弘道会へと徐々にシフトしていった。

別の山口組系幹部は「6代目体制になり、上納金の取り立ては厳しいうえ、事務所にミネラルウオーターや米などを送りつけてきて、『買い取れ』という。個別のシノギ(資金源獲得活動)にも口を挟んでくる」と不満を漏らす。

これまでにも、6代目体制に不満を持った最高幹部らが体制変革を画策したが、実現には至らなかった。警察庁幹部は「6代目体制以来くすぶっていたものが一気に噴出した」と解説する。

組内を事実上、取り仕切ってきた最大の実力者とされる高山若頭は昨年、恐喝事件で実刑が確定して収監されており、権力者不在の隙を突いたとの見方もあるが、「このタイミングでの離脱の意味は不明」(警察庁幹部)という。

一方、山口組が分裂状態に入ったことは、内部だけの問題にはとどまらない。山口組はこれまで、全国の他の暴力団組織とも積極的に交友関係を築いてきたため、山口組執行部と新組織の双方が他団体と連絡を取り合い、「事実上の多数派工作が外部でも進められている状態」(指定暴力団幹部)になっているという。

警察当局が最も警戒するのは、対立抗争事件が発生し、白昼の街中で拳銃が発砲されるなどして一般市民が巻き込まれるケースだ。

過去には市民が犠牲になる事件もあったため、警察庁は警戒警備や情報収集、違法行為の取り締まり強化を指示するだけでなく、一般市民に危害が及ばないよう重点的に対策を進める方針。

参照元 : 産経新聞


山口組分裂 30年前にあった惨劇「山一抗争」とは? 2年で25人死亡 警察当局、衝突を警戒

2015年8月28日(金)10時48分配信



分裂することがわかった国内最大の指定暴力団山口組。警察が警戒するのが、分裂した組同士による衝突です。30年前、山口組と一和会が衝突した「山一抗争」では暴力団関係者25人が死亡し、約70人が負傷しました。

構成員「2万3400人」
警察庁によると、2014年末時点の山口組の組員は44都道府県に計1万300人。準構成員らを含めると2万3400人います。警察当局への取材では、篠田建市(通称・司忍)組長(73)の出身母体である弘道会(名古屋市)に近い組織は残り、前の5代目組長(故人)の出身母体の山健組(神戸市)に近い組織が離脱します。

捜査関係者によると、離脱するのは山健組、宅見組(大阪市)など関西の組織が中心で、10団体を超える見通し。山健組は山口組内の最大組織で、2千人の組員がいます。離脱する組は「山口組」の名前をつけた新組織を結成する方針です。

30年前に起きた最悪の抗争
「山一抗争」は、1985年1月、山口組の竹中正久・4代目組長が、対立する一和会系組員に射殺されたことで起きました。竹中組長は事件当日、京都市内の病院に昨年暮れから入院中の故田岡一雄・三代目組長のフミ子未亡人を見舞っての帰りで、犯人グループは、こうした竹中組長の動きを監視、犯行の機会を狙っていた、とされています。

対立は、山口組の跡目相続をめぐって起きました。三代目の田岡組長は1981年に死亡、組は幹部会で、竹中組長を四代目と決めましたが、それを不満とする一派が、決定を拒否して分離し、一和会を名乗りました。抗争は計317回に及び、死者25人、負傷者70人を出す事態になりました。2年にわたる抗争で山口組は一和会を解散させました。

警察は衝突の危険を注視
「山一抗争」によって、暴力団員の武装化が一気に進んだと言われています。また、抗争に勝利した山口組は、広域暴力団として拡大に拍車がかかります。2014年末時点で、山口組の組員は全国の暴力団関係者の43.7%を占めるまでになっています。

8月27日に神戸市灘区の山口組総本部で開かれた緊急の執行部会では、山健組や宅見組など複数の組が欠席しました。山口組側は欠席したり、離脱の意向を示したりしている計13団体をこの日、絶縁や破門の処分としました。

組ごとの雑貨の購入義務や、総本部と名古屋市の組長宅に詰める制度の負担など、古株の直系組長らの間では現体制の組織運営に不満が募っていたと見られています。最近、総本部を名古屋市に移す動きがあり、この方針への反発が分裂につながったと警察当局はみています。

警察当局は双方が衝突する恐れがないか、動向を注視しています。


参照元 : withnews


離脱組長ら警察当局に新組織設立を伝達 組織名「神戸山口組」などを検討

2015.8.29 05:00



指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の運営に携わる複数の直系組織(2次団体)が離脱し、事実上の分裂状態となった問題で、離脱する直系組織の組長らが、警察当局に対し、新組織を設立する意向を伝えていたことが28日、関係者らへの取材で分かった。分裂の経緯などを説明したとみられる。警察当局は、山口組側と離脱組双方の抗争に発展する可能性もあるとみて、警戒を強めている。

関係者によると、離脱する直系組織の組長らが、警察当局側に経緯を説明したのは27日。山口組5代目、渡辺芳則組長(故人)の出身母体の山健組(神戸市)など3組織の組長らが離脱の経緯などを説明し、新組織について「神戸山口組」など、「山口組」を含む名称を検討していることを述べたとされる。

一方、山口組は、離脱の意向を示すなどしている13団体の絶縁・破門処分を決めたとみられている。

神戸市中央区の山健組事務所では28日午前、緊急の会合があり、山健組系組長らが集まった。組織の引き締めを図ったとみられる。防弾チョッキを装着した兵庫県警の警察官ら数十人が周囲を警戒した。

参照元 : 産経新聞


ドンパチが始まるのか?山一抗争の時のように、また死人が出るのか・・・

住民が巻き添えにならなければいいが。







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