2017年6月23日金曜日

会津小鉄会の分裂に絡む乱闘事件で、新たに神戸山口組の組員ら7人逮捕

“会津小鉄会分裂”神戸山口組 新たに7人逮捕

2017/6/23(金) 1:15配信



指定暴力団・神戸山口組の組長らが別の暴力団の分裂に絡む乱闘事件に関与したとして逮捕された事件で、新たに7人が逮捕されました。

新たに逮捕されたのは、神戸山口組の組員・藤岡宏文容疑者(40)ら7人で、今年1月、京都市の指定暴力団・会津小鉄会の分裂に絡む乱闘事件で、対立する組員に暴行を加えけがをさせたなどの疑いが持たれています。

また同じ容疑で神戸山口組傘下組織の組長・中田浩司容疑者(58)が全国に指名手配されました。事件をめぐっては神戸山口組の組長・井上邦雄容疑者(68)が組員らに指示をした疑いで逮捕されていて、逮捕者は計13人に上り、警察は他にも数十人が関わったとみて捜査を続けています。

参照元 : 朝日放送










会津小鉄会壊滅目指す 京都府警「7代目」逮捕

2017/6/22(木) 8:37配信



指定暴力団会津小鉄会の本部事務所(京都市下京区)で1月に起きた乱闘事件は、同会の分裂を招き、京都府警が同会や山口組、神戸山口組などの幹部ら10人以上を逮捕する事態に発展した。衝突の背景には、会津小鉄会の弱体化と、祇園など京都の利権を狙って対立する山口、神戸山口双方の思惑が透けて見える。

1992年の暴対法施行以降、みかじめ料など「しのぎ」と呼ばれる資金確保が難しくなった山口組の傘下組織が徐々に京都を「浸食」し、京都や滋賀を地盤とする会津小鉄会との対立が激化。95年、警戒中の警察官が同会系組員と間違われて山口組系の組員に射殺されるなど、発砲事件が30件を超えた。翌年には八幡市内の理髪店で、会津系と中野会(のちに山口組から絶縁)の組員同士が撃ち合い、2人が死亡した。

一連の抗争を90年代後半に「手打ち」にする過程で、会津側は当時の山口組主流派への依存を深めた。馬場美次容疑者(76)=傷害容疑などで逮捕=が6代目会長に就任する際は、現在の山口組組長の出身母体である弘道会(名古屋市)幹部が後見人となった。会津小鉄会4代目会長の息子が山口組傘下で大津市に「淡海一家」を構えるなど、山口組は京滋での勢力を拡大。一方、会津小鉄会は縮小の一途をたどり、府内の組員数は2010年に山口組を下回り、勢力が逆転した。

そんな中、15年に山口組が分裂した。神戸山口組組長の井上邦雄容疑者(68)=同=と「兄弟関係」にあった馬場容疑者は昨年秋、弘道会に後見返上を打診し、怒りを買った、と府警はみている。以降、弘道会幹部が京都をたびたび訪れ、威嚇するなど「抗争の緊張感が一気に高まった」と捜査員は振り返る。

府警によると、今年1月には、会津小鉄会の定例会に山口組系組員が割って入り、その場にいた馬場容疑者に引退を迫ったという。

さらに、7代目が決まったとする馬場容疑者名義の書状が住吉会や稲川会など各地の指定暴力団に出回った。馬場容疑者は書状について「関わっていない」と内容を否定し、訂正。神戸山口組系組員が会津小鉄会の本部事務所に押しかけた11日の乱闘は、この書状の報復だったとみて、府警は捜査している。

暴力団情勢に詳しい作家の溝口敦さん(74)は「しのぎが厳しくなっている以上、山口組も神戸山口組も京都で独立している会津小鉄会との関係を維持しようとし、衝突した」と分析。「会津小鉄会は、後ろ盾となる組織との関係が悪化し、存続が困難になる」と話す。府警幹部は「今回の事件をきっかけに会津小鉄会壊滅に向け、取り締まりを強化する」としている。

■「7代目就任」の書状に私文書偽造疑い

府警は21日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、会津小鉄会系「心誠会」会長原田昇容疑者(64)や山口組系組長森健次容疑者(67)ら計4人を逮捕した。認否は明らかにしていない。

逮捕容疑は共謀し、乱闘前日の1月10日、同会本部事務所で、原田容疑者が7代目会長に就任した、とする馬場容疑者名義の書状を偽造し、23の暴力団組織にファクスで送った疑い。馬場容疑者は「関知していない」として、別の書状で内容を否定。原田容疑者は「絶縁」とされたが、会津小鉄会の「7代目」を名乗り、別の幹部も「7代目」を主張する分裂状態となっている。

参照元 : 京都新聞


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