2014年1月31日金曜日

路上刺傷事件で重傷を負った“元アウトローのカリスマ”瓜田純士氏と生死の境をさまよった“人刺し裕”こと内藤裕氏が事件を語る

路上刺傷事件から2カ月──“元アウトローのカリスマ”瓜田純士と“人刺し裕”内藤裕が怪気炎!

2013.12.10

瓜田純士(左)と内藤裕(右)▼ 



10月14日の夜、千葉県千葉市美浜区内の駐車場で腹部などを刺されて重傷を負った“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(34)が先ごろ、同じ現場で首を刺されて生死の境をさまよった“人刺し裕”こと内藤裕(36)とともに日刊サイゾーの独占取材に応じ、事件を振り返った。

「瓜田が千葉で刺されたらしい」という噂がネット上を駆け巡ったのは、10月中旬のこと。現場周辺での聞き込み調査や捜査関係者への取材などから、噂が真実であることはすぐに確認できたのだが、肝心要の瓜田本人とは連絡が取れない状態が続いていた。

しかし、事件から2カ月過ぎたころ、瓜田からようやく折り返し電話があり、「ほとぼりが冷めたので、事件について語れる範囲で語ってもいい。当事者の一人でもある兄貴分の内藤裕と共に取材に応じる」という言葉をもらった。

指定された都内某所に駆けつけると、瓜田、内藤ともすでに酔っぱらっており、かなりご機嫌な様子であった。

内藤は開口一番、挨拶代わりにこんな暴露話を始める。

「純士の野郎、さっきAV女優とディープキスしてやがった。それも客席のド真ん中でだぜ」

つい先ほどまで、瓜田と内藤は後楽園で格闘技の興行を観戦していたらしく、その会場で声をかけてきた瓜田ファンのAV女優に対し、瓜田が速攻で手を出したエピソードを笑いながら話す内藤。しかしその首には、痛々しい傷跡が……。

内藤の首に残る傷跡▼


一方の瓜田もシャツをめくると、新しい傷跡があちこちに。

今は両者とも元気そのものだが、2カ月前には相当な修羅場があったのだろう。居酒屋へ場所を移し、さっそくインタビューを開始した。

──10月14日の夜、誰との間で、いったい何があったのでしょう?
瓜田 「階段から転げ落ちた、ということにしてもらえるとありがたいんですが(笑)」

──一部報道では「目が合ったためトラブルに」とありましたが、本当ですか?
瓜田 「酔ってたから細かいことは覚えてませんが、天の声によると、この事件は突発的に起きたんじゃなく、計画的に起きたみたいですね。相手はたぶん殺す気で来ていた。といっても我々を殺しに来たわけじゃなく、我々と一緒にいた別の人間を殺しに来た。僕と内藤の兄貴は、その刃物を持った男を止めようとしてケガをしたと、天の声が言ってます」

──当日、現場にいたメンバーは誰ですか?
内藤 「僕と、僕の舎弟と、純士と、純士の舎弟と……」

瓜田 「(遮るように)あとは記憶にないですよね?」

内藤 「うん、記憶にない」

──刺された記憶はありますか?
内藤 「ありますね。僕が相手をパンチでぶっ倒して、倒れた相手にのしかかろうとしたときに、刺されたって感じですね」

瓜田 「僕は駐車場の隅っこにいて、パッと見たら、どう見ても不良とわかる人間がいきなり兄貴に向かって光りモノを抜いたから、止めなくちゃと思って本能的に飛びかかった。で、グチャグチャに揉み合ってる間に何回か刺されたという流れですね。その間、こっちも何発かパンチを入れましたが」

瓜田の腹の傷跡▼


肩口▼


腕の傷は貫通した▼


──相手の正体は?
瓜田 「忘れました」

──相手の凶器は?
瓜田 「ナイフじゃなく、ドスですね」

──どこを刺されたのでしょう?
瓜田 「僕はよくオマ×コに刺すんですけど……あ、違うか(笑)。僕はたかだか知れてますけど、腹2カ所と、左手首を貫通したのと、肩2カ所の、計5カ所。全部で30針縫った程度ですね。ま、階段から落ちた程度のケガなんで、たいしたことないです」

内藤 「僕は首を刺されて3日ほど意識不明になりました。もう痛みはほとんどないけど、まだちょっと声が出しづらいかな」

──逃走した犯人は捕まったのでしょうか?
瓜田 「さぁ。こっちも相手を痛めつけてるから、痛み分けってことで、もうどうでもいいです」

内藤 「意識が回復したあと、刑事から『相手を訴えろ』と言われたけど、僕はこう言い返しましたね。『お前バカか? 俺が誰だかわかってんの? 俺は内藤裕だぞ。携帯を刑事に没収されて事件のことを右も左もわかんない状態で、なんで相手を訴えなきゃいけねえんだ? お前、頭イカレてんな』って。まあ、僕がイカレてるんですが。ぶはははは」

ここで瓜田の携帯が鳴る。先ほどのAV女優から「会いたい」という電話が入ったようだ。瓜田が長電話を始めたため、引き続き内藤に話を聞く。



──かつてKGBというギャングに所属し“人刺し裕”の異名を取った内藤さんが、皮肉にも刺されて死にかけたわけですが、今回の一件をどのようにとらえていますか?
内藤 「よくあるケンカの一つ。刺したり刺されたりは、ガキのころからしょっちゅうあること。全然特別なことじゃないし、これしきのことで僕の心は折れませんよ。普通は、刺されたり、さらわれたりすると心が折れるもんですけど、僕は一切折れないですね。心さえ折れなきゃ、誰にも負けない。そういう考えで、KGBのときから命かけて戦ってきました。やられたらやり返せばいいし、徹底的な暴力で相手に何も言わせなくすればいい。それが僕のケンカです。きっと関東連合のメンバーは関東連合が一番と思ってるだろうけど、自分は自分らが一番と思って生きてます」

ここで電話を切った瓜田が会話に加わってくる。

瓜田 「そんな男っぽい話をしてる最中にあれですけど、さっきのAV女優、最初のうちは『どこにいるんですか? 会いたいから今すぐ行きます』とか言ってたくせに、途中から急に『ごめんなさい、××××のスポンサーに呼ばれちゃったのでそっちに顔を出します』だって……」

内藤 「ぶはははははは!」

瓜田 「今でこそ、こうして元気に笑ってる兄貴だけど、ぶっちゃけ、あのときは死んだかと思いましたよ。出血量がハンパじゃなかったから」

内藤 「俺、23人分の輸血をもらったんですよ。普通は血液が3分の1なくなったら死ぬって言われてるけど、俺は半分以上、3分2なくなったけど生きている!」

瓜田 「僕は打たれ強いせいか、3分の1で済みました」

内藤 「はははは」





──内藤さんは「よくあるケンカの一つ」と言いましたが、瓜田さんは今回の一件をどうとらえていますか?
瓜田 「『喧噪』ですね。修羅場とか危ないやりとりとか殺し合いとかをすべて含めて『喧噪』と僕は言うんですけど、ちょっと最近、喧噪から離れてたから、言い訳はできないけど、思うように動けなかった。思うように動けてたら兄貴にこんな傷を負わすことなく終わらせる自信があったんですけど……。やっぱ人間って、場面から離れてる時間が長いと、鈍りますね。僕もなんやかんやで、最近はぬるま湯につかってたんですね」

内藤 「それはわかる。俺もそうだもん。現役時代はチャカや日本刀でバチバチやってたけど、そこから長く離れちゃうと、どうしても感覚が鈍るよな」

瓜田 「でも、どれだけ場数を踏んでいようが、秋葉原の加藤の事件じゃないけど、本気で命を取る気の人間が急に襲いかかって来たら、5~6人でどうこうできる問題じゃないですよ」
内藤 「相手は殺されると思って来てるからね」

瓜田 「と同時に殺してやろうって気持ちで、覚悟を決めて来てますから。人間、死ぬ気になったらなんでもできるっていうけど、僕はそれって嘘だと思う。死ぬ気になったら自殺するだけ。殺す気になった奴がなんでもできる」

内藤 「ちなみに俺はいつでもその覚悟があるよ。俺は“勝ち負け”に100パーだから。勝つまでやる。死ぬときは死ぬけどね」

瓜田 「兄貴は『負けるんだったら自分も死ぬ、気絶するまで殴り合う、勝つためなら手段を選ばない』という考えで生きていて、とにかく勝ちに徹底している人間ですね。僕は、どれだけ根性を見せるかに徹底している人間です。でも今回は、自分だけが的になれば良かったのに、たかだが5~6カ所刺されたぐらいで足がヒヨっちゃって、兄貴の首にまでドスをいかせちゃった。そのことをものすごく反省しています。『人間、骨は折れても心は折れない。精神は肉体を超越する』僕はそういう根性論だけで生きてきたんですけど、今回だけは本当に、生き死にの場面になってしまった。だからやっぱ、日頃の鍛錬も大事かなって思いましたね。生きるか死ぬかって場面は、いつ訪れるかわかならない。大事なのは、いかにそのときに『思いと行動が一致するか』だと思うんですよ。思いだけ強くて足が動かないんじゃ意味がない。その点、今回の僕は、ほとんど何もできなかった。相手のほうがすごかったって話。もっと一万倍、強くならないと」

──瓜田さんが事件現場で、内藤さんを介抱しながら泣いていたという目撃談もあったのですが、それは本当ですか?
瓜田 「血まみれになりながら、抱きついて介抱したのは本当です。『兄貴!』つって。でも、兄貴の出血量があまりもひどかったから、“あ、この人死んじゃうんだ。嘘でしょ? これだけ好きな人が目の前で死んじゃうんだ”っていう気がしちゃったんですよ。当然、そのときは感情的になってましたから、泣いたかもしれません。それにしても兄貴とは、不良格闘技の『THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)』で知り合ったご縁で、僕の引退試合の対戦相手まで務めて頂いた間柄ですが(記事参照)、その二人がお互い血まみれになって同時に死にかけるとは、まさに血を分けた兄弟だなって思いましたよ」

内藤 「俺は気を失ったあと、ずっと夢を見てたんだよ。暗い場所をずっと歩いてる夢。わけわかんないまま暗闇をずっと歩いてたら、ふと光が見えて。暗いところはイヤだから、ふら~っと光に向かって歩いて行ったら意識が戻った。で、だんだんいろいろと思い出してきて、ああ、そういえば俺は刺されたんだな、ああ、俺は生きてんだな、って」

瓜田 「生意気言いますけど、兄貴は生かされてるのかもしれませんね。僕はもう痛い目に遭うのが趣味ですから(笑)、今回の切った張ったも全部笑い話にして、終わりにしたいですね。まあなんにせよ、酒飲んでこういう話をできるっていうのは、お互い生きてるからこそですよ」



内藤 「人間、生きてりゃ、なんでもできるもんな」

瓜田 「兄貴、格闘技はもうやらないんですか?」

内藤 「36歳だし、目が飛蚊症だからなぁ……」

瓜田 「そんなこと言わずに、もういっぺんリングに上がってくださいよ」

内藤 「俺はさておき、純士はまだいけるだろ」

瓜田 「生きてりゃ、なんでもできますからね。ってことで、さっきから僕、あのAV女優のことが気になって気になって仕方がないんですけど、どうにかなりませんかね?」

内藤 「それはもう諦めたほうがいいよ(笑)」

女性関係はさておいて、今後は4冊目の著書の出版のほか、格闘技復活も視野に入れつつ、表現活動を本格化させていく予定だという瓜田。とりわけ来春発売予定の新著は「関東連合にも言及した命がけの作品」になるとのことだ。

一方の内藤は「当面はカタギとして生きていくつもり」と語ったが、「最近の地下格闘技界は偽物ばかりでつまらない」という不満を抱えているため、自身が格闘家として再始動する可能性もゼロではなさそうだ。修羅場から生還した両雄の、次なる“戦い”に期待しよう。
(取材・文=岡林敬太)

参照元 : 日刊サイゾー


ドスで刺された傷跡が生々しい。普通の人間なら死んでてもおかしくない重傷なのに、元気に酒を飲みながら笑い話にしてしまうところが凄い!彼らは不死身なのか?さすが数々の修羅場をくぐってきただけのことはあります。根性がすわってるというか、2人とも度胸あるなぁ~。 

かなりの重傷を負いながら、被害届を出さないとこがさらに凄い。「こちらも殴ったのだから痛み分け」とか中々言えるもんじゃないですよ。それとも、相手が何者なのかお互い把握していて、裏で話がついてるのかもしれない。だから被害届は出さないのかも・・・ 何かしらのしがらみがあるのかもしれません。

警察は被害届がないのでドスで刺した相手を殺人未遂で逮捕出来ません。なので、今回ケンカした相手からすれば、”ラッキー”という感じでしょう。

しかしドスを持ち歩いてる時点で普通の一般市民とは思えません。やはり相手が何者なのか気になります。相手のことを二人が話そうとしないとこをみると、大体予想がつきます。おそらく相手はヤクザでしょう。

千葉市の駐車場でケンカ 男性3人がナイフで刺された事件 元アウトローのカリスマ”瓜田純士氏”が腹を刺されて重傷

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