2017年5月27日土曜日

福岡・金塊強奪事件の主犯格は根っからのワル 弘道会を後ろ盾にした半グレ集団のリーダー格で

「根っからのワル」福岡・金塊強奪犯、主犯格の悪事と豪遊ぶり 山口組直系組織「後ろ盾」に

2017.05.27



福岡市で昨年7月、警察官を装った男らに約7億5000万円相当の金塊が盗まれた事件で、福岡、愛知両県警に主犯格として逮捕された野口和樹容疑者(42)は、少年時代から犯罪を繰り返してきた根っからのワルだった。数度にわたる服役後も名古屋市を拠点に活動する半グレ集団のリーダー格となり、指定暴力団山口組の直系組織を後ろ盾に悪事と豪遊を繰り返していたという。

海上のクルーザーやパーティー会場で、仲間たちとポーズを決める入れ墨の男。野口容疑者のものとみられるフェイスブックに公開されている画像はその豪遊ぶりをうかがわせている。

捜査関係者によると、野口容疑者は名古屋市を拠点にする半グレ集団のリーダー格。山口組の直系組織で、篠田建市6代目組長の出身母体である弘道会に出入りしていたこともあり、昨年7月の事件以降は東京都内などで高級外車を乗り回し、豪遊する姿が目撃されていたという。

「根っからのワルで、少年時代から事件を起こし、少年刑務所に服役していた。職業訓練所でもリーダー的な存在になり、他の服役囚に声をかけて仲間を増やしていた。制約を受けて動きづらくなるので、組には入らずに後ろ盾にして利用していた。言うことを何でも聞く仲間が数十人はいるのではないか」(暴力団関係者)

出所後には今回の事件で指名手配されている実兄の直樹容疑者(43)ら6人と名古屋を拠点に高級自動車窃盗団を結成。盗んだ車を暴力団関係者や麻薬密売のイラン人らに売りさばいていた。

「高級車を解錠する特殊な技術を使い、車両窃盗や車上荒らしで荒稼ぎしていた。23歳だった1997年には愛知県警などに逮捕されたが、取り調べ中に県警守山署で、差し入れを装った妻が捜査員に催涙スプレーを噴射し、夫婦で脱走する騒ぎも起こし、愛知県警に大恥をかかせていた」(捜査関係者)

懲役5年の判決を受けて服役後の2005年にも愛知や大阪など5府県の家電量販店などで約300件(被害総額約3億8000万円相当)の盗みを繰り返したとして、再び愛知県警に窃盗容疑で逮捕されている。

「野口容疑者はいわば愛知県警にとっては因縁の相手。今回の事件で犯人グループが犯行に着ていたとみられる『POLICE』と書かれた偽のジャンパーなどが山口県で見つかり、付着物のDNA鑑定などによって野口容疑者が浮上した際には県警が色めき立った」(報道関係者)という。

今回の事件で被害に遭った男性らは犯行グループについて「面識がある人はいなかった」としているが、福岡で金塊ビジネスが盛んなことは半グレの間でも広まっていたとされる。そんな情報が野口容疑者の耳にも入った可能性が高い。

別の捜査関係者は「とにかく金目のものに目がない。あると分かればどんどん名古屋から出て行く。情報屋に金を払い、情報を得たのではないか。全国のワルがワルを呼んだ事件だ」と話している。

参照元 : ZAKZAK


「やつらはギャングスター」 金塊窃盗容疑者の知人語る

2017年5月27日05時10分



福岡市博多区で昨年7月、7億5千万円相当の金塊が盗まれた事件を主導したとされる男が事件後、頻繁に海外旅行に行っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。福岡、愛知両県警は金塊の売却で得た現金が原資だった可能性があるとみて調べている。

両県警はこれまでに窃盗などの容疑で8人を逮捕。2人を指名手配している。捜査関係者によると、このうち、名古屋市の土木関連会社役員野口和樹容疑者(42)=窃盗容疑で逮捕=と、兄の職業不詳、直樹容疑者(43)=同容疑で指名手配=が事件を主導した疑いが強い。

弟の和樹容疑者は事件後、頻繁に旅行のため出国。逮捕直前も家族でハワイに滞在していたという。一方、野口兄弟ら実行犯グループが事件後、分け前を巡ってもめていたとの情報も両県警は把握している。 盗まれた金塊160キロのうち…

参照元 : 朝日新聞


金塊強奪犯「野口兄弟」 愛知県警が引きずる20年前の因縁

2017年05月25日 09時26分



福岡7・5億円金塊強奪事件を主導したとされる「野口兄弟」は、名古屋では知られた半グレ集団のリーダー格で、地元の暴力団とも付き合いがあったという。そして、事件を捜査している愛知県警にとっては「因縁の相手」だった。

事件を整理しておこう。犯行グループは、昨年7月に警察官を装って金塊を盗んだ「実行犯」と、その後、東京で金塊を売却した「換金犯」の2つに分かれる。

「実行犯の中心は野口直樹容疑者(43=窃盗容疑で指名手配)と弟・和樹容疑者(42=同逮捕)の2人とされ、名古屋の半グレ仲間などを従えて犯行に及んだ」(捜査事情通)

その野口兄弟から換金を頼まれたのが、日刊ゲンダイが報じた通り、小松崎太郎容疑者(40=盗品等処分あっせん容疑で逮捕)で、東京・上野にある永原憲一容疑者(70=同逮捕)の貴金属店に4・3億円相当の金塊を持ち込んだ――ざっとこんな感じだ。

「実は、弟の和樹容疑者は1997年11月、20代前半の頃に高級車窃盗団のメンバーとして逮捕されています。愛知県警守山署に拘置されていた和樹容疑者は、妻(当時)に“脱走計画”を事細かく指示。逃走用の車などを準備させた。1998年1月、妻は同署の取調室にいきなり押し入り、和樹容疑者を調べていた捜査員に催涙スプレーを吹きかけ、その隙にまんまと逃げおおせてしまったのです。用意周到、大胆不敵な“脱走劇”は当時デカデカと報じられ、県警は『ずさん』『大失態』などと散々バッシングされました。和樹容疑者と妻は逃走から6日目に捕まり、事なきを得ましたが、県警にとって“因縁の相手”である和樹容疑者の逮捕に燃えるのは当然でしょう」(県警OB)

兄の直樹容疑者も、20代の頃から窃盗などで捕まっている。根っからの悪としか言いようがない。

参照元 : 日刊ゲンダイ


福岡の金塊強盗 入手先、接点…謎だらけ 被害側も訳あり?

2016.12.25 18:51

福岡市博多区のJR博多駅近くで7月、貴金属買い取り店に運搬中の金塊が盗まれる事件が起きた。アタッシェケース数個に詰められた金塊の総額は約6億円相当。金塊の入手先や犯人グループとの接点に関する被害者側の説明に「うのみにできない部分がある」(捜査関係者)ことから、福岡県警は慎重に捜査を進めている。

被害者の男性らが県警に説明した事件時の状況はこうだ。歩いて買い取り店に向かう途中、警察官の制服を着た複数の男に「警察だ。(アタッシェケースの中身は)密輸品か」と呼び止められた。ケースを手渡すと、男たちは点検するふりをして車で逃走した-。

周辺の防犯カメラ映像の解析を進める県警は、ケースの受け渡しは実際にあったとみるが、男らは制帽を身につけておらず、捜査関係者は「本物の警察官となぜ信じたのか」と首をかしげる。

被害者側は金塊を「前日に転売目的で購入した」と説明。しかし、県警幹部は百数十キロの金塊の管理を警備会社に依頼せず運んでいる点から「訳あり」とみる。その日のうちに警察へ通報したが、被害の直後ではなかった。県警は金塊が密輸品の可能性もあるとみる。

福岡市にある質屋の店員は「1千万円相当の買い取りでさえ、1年に1回あるかないかだ。6億円分の金塊を持ち込まれても、すぐに金を用意できない」と困惑気味に話す。男性らが事前に店側に売却を連絡し、その情報が犯人グループに漏れたと県警はみる。

県警は事件について正式な公表をしていない。

参照元 : 産経新聞

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