2016年1月26日火曜日

山口組トップに君臨する篠田建市組長の誕生日会合 分裂騒動を受け、例年とは異なる緊張感に

山口組トップの誕生日 分裂騒動を受け例年と異なる緊張感に

2016年1月25日(月)18時59分配信



対立抗争の火種がくすぶる中、山口組トップに君臨する篠田建市組長の誕生日会合が開かれた。分裂騒動を受け、例年とは異なる緊張感に包まれていた。赤いタートルネックに白いマフラーを身に着け、黒いコートを着た、日本最大の指定暴力団・山口組のトップ、司 忍こと篠田建市組長。 1月25日は、篠田組長74歳の誕生日。

篠田組長の誕生会を行うため、兵庫・神戸市灘区にある山口組総本部には、全国各地から直系組長たちが集結した。総本部前では、不測の事態に備え、1人ひとりの身分を確認。 山口組のエンブレムである山菱の代紋入りのプレートをかざす車が見られた。

総本部で行われる今回の行事とは、どのようなものなのか。 暴力団にくわしいジャーナリストの鈴木智彦氏は「(篠田組長の)誕生日を祝うということで、簡単な宴席があったり、プレゼントがあったり。(プレゼントは)現金のところや、ランや、物を贈ったりする」と話した。

毎年、盛大に行われるという祝いごと。 しかし、2016年は、ある変化が見られた。 毎年、この日に訪れている稲川会など、山口組と親戚関係にある団体が、2016年は参加していなかった。鈴木氏は「いつ抗争になってもおかしくない緊張状態のまま継続しているので、こんな時に祝いごとをやってはいられない」と話した。

2015年8月、篠田組長に反発した有力団体・山健組など、13人の組長たちが新組織・神戸山口組を結成したことで起きた分裂騒動。 神戸山口組は、全国各地で挑発行為や威嚇行動を繰り返し、山口組を刺激した。

さらに篠田組長によって、暴力団社会から追放された組長たちを続々と取り込み、山口組との対決姿勢を強めている。2015年11月と12月には、山口組の直系組長2人が、神戸山口組に移籍し、山口組の直系団体は、分裂前の72団体から55団体ほどに減少している。

騒動勃発から、まもなく半年。 分裂した2つの山口組は、どうなっていくのか。 鈴木氏は「神戸山口組は、このままなし崩しに存在すれば、彼らの目的は達成するので何もしなくていい。山口組は威信を傷つけられているので、それなりの報復をしなければいけないが、それがいつになるか、どの場所になるかわからない。

6代目の報復待ちですよ。(報復に動く可能性が高いのは弘道会?)そうです」と話した。 篠田組長の出身母体であり、山口組の中核団体である愛知・名古屋の弘道会。 現在のトップは、山口組の最高幹部の1人で、将来は次期7代目、または8代目とも目されている人物。

今後に向けては、その人物の動きが鍵を握っているという。 鈴木氏は「弘道会の力が試されているので、周りがみんな、弘道会の動きを見ているし、功績がないと、後の人事で弘道会の人間(竹内会長など)を上げにくいので、何らかの行動を示さないといけない」と話した。

不気味にくすぶり続ける抗争勃発への火種。 両者による抗争を警戒する警察は、取り締まりを今後さらに強化する方針。

参照元 : フジテレビ系(FNN)





































篠田組長の誕生日会では、ハッピー、バースデー、トゥーユーは、歌うのだろうか?






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