2025年10月1日水曜日

警察官を語った特殊詐欺容疑で指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職男(30)を再逮捕

暴力団幹部を逮捕、交通費を工面…スマホも用意し、指示を出して女性をだました疑い 「協力してください」と電話、すでに女性220万円の被害 「黙秘します」と語った無職30歳 

2025/10/1(水) 13:29配信

警察官をかたった特殊詐欺事件で、実行役らに指示を出していたとして、埼玉県警組織犯罪対策(組対)3課特殊詐欺連合捜査室と越谷署は30日、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで、茨城県古河市柳橋、指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職男(30)を再逮捕した。

再逮捕容疑は共犯者や氏名不詳の者と共謀し、4月22日、名古屋市名東区の無職女性(75)方に警察官をかたり、「まだ犯人が捕まっていないので、もう一度捜査に協力してください」などと電話をかけ、同区内のコンビニエンスストアのATMを操作させ、19万7515円を振り込ませ、神奈川県藤沢市内のコンビニエンスストアのATMで19万7千円を引き出した疑い。「黙秘します」と供述しているという。女性は合わせて約220万円の被害に遭っていた。

男は同様の犯行をしたとして、これまでに同容疑で逮捕されていた。この事件を巡っては、被害金を引き出した出し子と、出し子をあっせんしたリクルーターの男2人が逮捕、起訴されている。男はリクルーターの男に出し子を探させたり、出し子の男に犯行に使うスマートフォンや交通費の工面などをしていた。3人は今回の事件を含めて数件の余罪があり、県警は捜査を進めている。

参照元 : 埼玉新聞